なぜ? 500匹以上のアユの死骸見つかる 漁解禁したばかりの高尾野川
鹿児島県出水市高尾野町大久保の高尾野川で3日、小型のアユが大量に死んでいるのが見つかった。地元の高尾野内水面漁協によると、死骸は少なくとも500~600匹とみられる。原因は不明で、県水産技術開発センターに調査を依頼する方針。 漁協の高崎正風組合長(82)が同日午後3時ごろ、川の見回り中に気付いた。中流の御岳橋から千間山橋付近の約2キロにかけ、10センチ前後のアユが水面に浮いたり、沈んだりしていた。水に特段の濁りなどは見られず、コイなどほかの魚種の死骸はなかったという。 漁協によると、高尾野川は1日にアユ漁が解禁。2日は雨で漁はしていない。両日とも異常はなかったという。 高崎組合長は「目視だけで130匹は死んでいた。中学生の頃から川に入っているが、こんなことは初めてだ」と話す。出水市の溝口雄二市民部長(58)は「県の調査結果をみて対応する」とした。