Tuesday, June 6, 2023

さくらまつり期間中の予約でほぼ満室だったが…青森の老舗ホテルが破産

 青森県弘前市上鞘師町の老舗ホテル「ホテルニューキャッスル」は3日、青森地裁弘前支部から3月31日付で破産手続き開始決定を受けたと発表した。  負債総額は約7億8000万円の見込み。同社は9日に宿泊客を送り出すのを最後に全ての営業を停止し、パートを含め従業員約80人は10日付で解雇する。既に弘前さくらまつり期間中の予約が入り、ほぼ満室状態だったが、予約客には断りの連絡をしているという。  同社や民間信用調査会社によると、ホテルニューキャッスルは1978年設立。弘前城に近く、宿泊や宴会、結婚披露宴などで利用され、1996年12月期には約15億円の売上高があった。その後経営が低迷し、2007年からは市内の住宅建設・リフォーム業「アルク」の100%出資を受けて営業を続けてきた。だが18年頃から宴会部門などの業績がさらに悪化、コロナ禍も追い打ちをかけて22年12月期まで5期連続で赤字を計上していた。  3日、市内で記者会見した土田剛社長は「長年愛していただいたお客様や市民に申し訳ない。従業員には他のホテルなどに再就職をあっせんしたい」と述べた。

9日閉館、80人全員解雇 ニューキャッスル破綻

 経営破綻したホテルニューキャッスル(青森県弘前市)の土田剛社長が3日、同ホテルで記者会見を開き、今月9日まで営業した後、閉館する方針を示した。正社員56人を含む従業員80人は10日付で全員解雇し、再雇用先を探す。負債額は約7億8千万円に上る見込み。  会見では、3月30日、青森地裁弘前支部に破産を申請し、31日に破産手続き開始決定を受けたことを明らかにした。会見に同席した破産管財人の三上和秀弁護士(弘前市)は、ホテルの土地と建物の譲渡先を探し、見つからない場合は競売にかかると説明。土田社長は「地域に愛していただいたホテル。願わくば、どなたかが引き継いでいただければ」と語った。  土田社長によると、ホテルニューキャッスルは2018年12月期から22年12月期まで5期連続赤字。特に20年以降は、新型コロナウイルス禍で主力の宴会・ブライダル部門が収益を大きく落とした。コロナ支援貸し付けの金融機関への返済が1月に本格化して経営を圧迫、3月末で運転資金が不足する恐れとなった。破産申請を決めたのは3月に入ってから。「民事再生を進める時間的な猶予も資金もなかった」と説明した。  弘前さくらまつりが21日に始まるなど、地元経済がコロナ禍からの再生に向けて大きく動き出したタイミングでの閉館。三上弁護士は「大型連休明けまでは営業したかった」とした上で、債権を抱える取引先から閉館時期を延ばさないよう要請があったと述べた。  宿泊は5月まで予約が入っていたが、代理店を通じキャンセルする。さくらまつり期間中は、稼働中の52室がほぼ満室だったという。宴会やブライダルは、市内の同業者に同じ内容と条件で引き受けられないか打診中だ。  債権は、破産手続き開始決定後の3月31日から4月9日分までを優先して支払う。債権者集会は7月25日に開催予定。  ホテルニューキャッスルは1978年、経営破綻した弘前キャッスルホテルを弘南バスが継承して設立。ピーク時の96年には15億円強の売上高があったが、経営不振を受け2007年に民事再生手続きを行い、同市のリフォーム業・アルク(小山内和寿社長)が100%出資株主となり、営業してきた。同社の担当者は取材に対し「土田社長が会見で話したことが全て」と答えた。

青森県警が女性警察官を「本部長注意」処分 傷害事件の被害にあったタクシー運転手の意向に反して事件として処理せず

青森県警察本部は、1月に発生した傷害事件の被害者対応と事件の処理が不適切だったとして、女性警察官を本部長注意の処分にしたと発表しました。 処分を受けたのは、津軽地方の警察署に勤務する30代の女性巡査部長です。 県警によりますと、女性巡査部長は1月16日、青森市内でタクシー運転手が男に頭を殴られるなどした事件に現場で対応しました。しかし、被害者がすぐに被害届を出したいという意向があったにもかかわらず巡査部長は迅速に対応せず事件として処理しませんでした。 県警は、この対応が不適切であったとして、2月21日付で本部長注意の処分にしたと発表しました。事件については、その後被害届が提出され、傷害の疑いで1月27日に男が逮捕されています。 処分について、県警は、「今回の事案を重く受け止め、今後このような事案が再発することがないよう職員の指導教養に務めていきます」とコメントしています。 また、被害を受けたタクシー運転手が勤務する会社は、青森朝日放送の取材に対し「事件の対応について女性警察官からの謝罪はあったが、県警から処分に関する連絡はなかった」と話しています。

青森県内 大雪による交通障害に注意・警戒

青森県内では冬型の気圧配置や上空の強い寒気の影響により、20日夕方から21日にかけて大雪となる所がある見込みです。大雪による交通障害に注意・警戒してください。 21日午前6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、津軽、下北、三八上北の山沿いで60センチ、津軽、下北、三八上北の平地で40センチです。 22日午前6時までに予想される24時間降雪量はいずれも多い所で、津軽、下北、三八上北の山沿いで40センチから60センチ、津軽の平地で30センチから50センチ、下北、三八上北の平地で20センチから40センチです。 大雪による交通障害に注意・警戒。屋根からの落雪、電線や樹木への着雪、雪崩に注意してください。

青森県知事選 自民党県連は青森市長・小野寺氏を推薦へ むつ市長・宮下氏「気持ちが揺らぐことはありません」

6月に投開票が行われる青森県知事選について、自民党県連は選考委員会を開き、青森市長の小野寺さんを推薦候補とする方針を決めました。 【自民党青森県連選考委員会 江渡聡徳委員長】 「総合的な観点からお二人のうちということで、今回は小野寺さんという決定になったということ」 次の知事選を巡っては1月、青森市長の小野寺さんとむつ市長の宮下さんが立候補することを表明し、ともに自民党県連へ推薦願を提出していました。 自民党県連は11日の選考委員会で対応を協議し、青森市長の小野寺さんを知事選の推薦候補とする方針を決めました。自民党県連は19日にも開かれる役員会と総務会で正式に決定することにしています。 これを受けて、青森市長の小野寺さんは次のように決意を述べました。 【青森市長 小野寺氏】 「私としては謙虚な姿勢で、選考への私自身の思いはしっかりと選考委員会の中でお話ししたつもりではありますけれど、それをご評価いただけるよう願って自分の政策を磨いている、そういう状況でございますので、ご理解いただければと思います」 一方、むつ市長の宮下さんは、次のように述べました。 【むつ市長 宮下氏】 「私自身は県民の皆様の暮らし、県民の皆様の未来のために青雲の志を抱いて立ち上がりました。その気持ちが揺らぐことはありません」 知事選は5月18日に告示、6月4日に投開票が行われます。

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