潮汐の力で巨大空母がくるり…350倍速で見える『自然の力の大きさ』
潮の満ち引き “潮汐の力” を感じられる映像です。 5月19日、長崎県佐世保に入港したアメリカ海軍の原子力空母ニミッツです。 空母「ニミッツ」は9万7千トン。 画面の右側が港の外です。 映像を早送りで見ると、ぐーっと時計回りに動き始め、くるりと半回転しました。 この時は 潮位が満潮から干潮に向かう途中──つまり引き潮です。 船を固定しているのは空母の船首部分の錨だけ。 潮の流れに引っ張られるように巨大な航空母艦がくるりと向きを変えます。 船は潮の流れとは反対側に向くので、佐世保の漁師さんたちは “船の向き” を見て、『今、潮が満ちているか引いているか』を判断しているんだそうです。 6時間立つと今度は満ち潮に変わり、それに伴い空母の向きが変わります。 巨大な船の向きを簡単に動かす自然の力の大きさを感じます。 満潮と干潮は24時間で2回ずつ来るので、停泊している空母は一日で2周するそうです。