Tuesday, June 6, 2023

阪神・浜地「責任を感じているし、批判されるべき投球だったと思う」七回に逆転3ラン被弾 落胆隠せず

 「阪神7-7ロッテ」(5日、甲子園球場)  阪神は5時間7分の死闘の末、ロッテと引き分けた。  2度のリードを守り切れず。七回には3番手・浜地真澄投手(25)が誤算で、山口に逆転3ランを浴びた。ショックを隠せずしゃがみこんだ右腕の瞳にはうっすら涙もにじんだが、延長ではベンチの最前列で声を張り上げ、祈るように両手を組んだ。  浜地は救援で3試合連続無失点と結果を残していたが、痛恨の1球となった。試合後は「すごく責任を感じているし、批判されるべき投球だったと思う。明日以降はまだ何も言われてないです」と落胆した。

阪神・岡田監督 5時間7分の死闘ドローに「勝てなかったやろ」「展開的にはそりゃ勝ちゲームやろ」一問一答

 「阪神7-7ロッテ」(5日、甲子園球場)  阪神は5時間7分の死闘の末、ロッテと引き分け。今カードを2勝1分けで終えた。  四回までに3点リードも桐敷が五回に4失点。大山の3ランで再びリードを奪ったが、七回に浜地が逆転3ランを浴びた。八回に追いつき、九回以降は両軍のリリーフ陣が踏ん張った。  試合後、岡田監督の一問一答は以下。 -終盤は両チームとも中継ぎが踏ん張った 「そうなんかなあ。まあピッチャーはそうやろなあ」 -勝てなかったと、負けなかったのどちらですか 「勝てなかったやろ」 -投手が珍しく四球が多かった(9四球) 「多いなあ。ほとんど点になっとるやんな。フォアボールな。結局、ビッグイニングになるからの。そういうことやん」 -疲れがどうこうではない 「そんな投げてないやろ。え?何試合投げてる?」 -浜地も足に当たったのが影響 「いや、そんなことないやろ。影響したら投げられへんやろ」 -前回はいいボールだったが 「だから、あそこで一番あかんことをやるわけやからな、結局は。フォアボールからなんかな、あれも」 -大山がよく打った 「そらあそこでなあ、逆転したわけやからなあ」 -9連戦続く中、投手陣に頑張ってもらわないと 「まあ、そら頑張らなしゃあないやろ。そんなの。頑張ってもらうって仕事やから、そら投げるのが仕事やから、お前。オレが頑張ってくれとは言えへんけど。そんなん仕事やん。しゃあないやんかそんなもん。チームとしてはそうなってもうたわけやからさ」 -ノイジーは右の方に打って復調してる感じ 「いや、そうでもないんちゃう。1本右打ったら復調やないよ。うーん。そういう風には見えへんけどなぁ」 -勝てたゲーム 「そりゃゲーム展開的にはそりゃ勝ちゲーム、勝ちパターンやろ。そりゃ」 -浜地は投げながら 「そりゃ分からんて。今終わったばっかりで。その前に桐敷のこと聞けよ。なぁ」

「あっという間に食べ尽くされた」アジサイやシャガの名所、見るも無残に 姫路北部のシカ食害深刻

 兵庫県姫路市北部の安富町や夢前町で、花の名所がシカの食害に遭っている。梅雨の季節に見頃を迎えるアジサイや、山裾にひっそりと咲くシャガ。かつては地域を代表した花が増加するシカに食べられ、その数を減らし続けている。それぞれの地域では、地元有志らによって美しい景観を取り戻す動きがある。(森下陽介)  同市安富町安志の安志加茂神社に隣接する「あじさいの里」。以前は約2万平方メートルに大輪が咲き誇っていたが、2015年ごろから数が減り、今は10分の1の約2千平方メートルでまばらに咲くのみだ。  かつては同神社境内にも多くの花が咲いていたといい、近くの男性は「シカの生息域が南下するにつれ安富でも頭数が増え、アジサイの葉があっという間に食べ尽くされた」と話す。  管理する姫路市の担当者は「インターネットで検索すると最盛期の写真が出てくるので、訪れた人はがっかりする。何とか景観をよみがえらせたいという地元の声は根強い」とする。  シカの侵入を防ぐため、ポリエステル製の網を設けていたが効果は薄く、21年度に金属製の柵に替えた。今年は地元住民らが200本以上の苗を植え付け、同神社の真田慶樹宮司は「今年のシーズンには間に合わないが、花が開く数年後を楽しみにしてほしい」と呼びかける。  食害に悩む地域はほかにもある。同市夢前町山之内地域ではかつて、県道沿いにシャガの花が連なっていた。紫や黄色の繊細な模様が入る白い花を地域の活性化に生かそうと、住民らで一帯を「シャガの里」として打ち出したこともあった。だが、今ではシカにほとんどを食べられ、小さな群生地が数カ所に点在するのみだ。  近くにそびえる名峰・雪彦山に登る登山愛好家らは昨年、景観の復活に向けて山の麓の2カ所に計1200本の苗を植えたが、数日でシカにより全滅。参加した同市香寺町の男性(73)は「シカの被害に遭わなさそうな場所を選んだつもりだったが…。無事に苗を残す方法を模索したい」と声を落とした。

阪神投手3人が防御率上位独占も…一日で3人ともランキングから消滅へ なぜ?

 「阪神2-0ロッテ」(4日、甲子園球場)  阪神の才木浩人投手が、プロ入り後初めて9イニングを投げての完封勝利を飾った。この快投で今季の投球回が51イニング2/3となり、規定投球回に到達。「1・74」で防御率ランキング3位に登場した。  4日終了時点でのセ・リーグ防御率は1位が「0・71」の大竹、2位が「1・41」の村上。才木がこれに続く形で、阪神の投手3人が上位を独占する形となった。  しかし、大竹、村上ともに投球回は51イニング。5日のロッテ戦で阪神が52試合目を消化すると同時に、才木も含めて規定から外れる。  2日に雨天中止となったロッテ戦が行われる、5日の甲子園は晴れの天気予報。予定通り試合が消化されれば、3人全員が防御率ランキングから消えるという“一日だけ”の上位独占となる。  それでもシーズン開始前には、先発投手陣の中で中心とは言えなかった3人の躍進が、目下の岡田阪神の好調ぶりを示しているのは間違いない。

阪神戦開始直後から「完全試合」トレンド 佐々木朗希に虎党悲鳴「誰が打てんねん」「梅野とバッテリー組めば最強」

 「阪神-ロッテ」(4日、甲子園球場)  試合開始直後からツイッターでは「完全試合」がトレンド入り。令和の怪物ことロッテ・佐々木朗希投手のピッチングに、虎党から悲鳴が集まった。  初回から163キロで中野を見逃し三振に仕留めると、甲子園は騒然となった。ロッテファンの歓声を阪神ファンのどよめきがかき消す形となり、聖地は異様な雰囲気に。ツイッターでも「早よメジャー行ってくれ 誰が打てんねんあのスライダー」という嘆きに加え、「フォークがエグすぎてキャッチャー捕れない。梅野とバッテリー組ませると実は最強な気がするんだが」と虎党ならではの見立てもあった。  四回に2四球で好機を演出したことには「阪神タイガースさんノーヒットの猛攻で佐々木朗希さんに冷や汗をかかせることに成功!!やったぜ!」とポジティブなつぶやきも。なお佐々木朗希は五回まで無安打無失点、9奪三振のピッチングを見せている。

国宝の寺に土砂が流れ込む…撤去作業は“国との調整後” 完全復旧には時間かかるか

 6月2日の大雨では、和歌山県海南市にある国宝・長保寺でも裏山の土砂が境内に流れ込む被害が出ました。  海南市の山あいに位置する長保寺。本堂の裏山が土砂崩れを起こし、境内一面は流れ込んだ泥で黄土色になりました。西暦1000年に創建されたとされる長保寺。2日の大雨で泥の流入だけではなく本堂の屋根瓦が割れるなどの被害もあったといいます。  (長保寺 住職・瑞樹正哲さん)  「長い歴史のあるお寺ですから災害にかなり強いんですよ。前代未聞だと思います」  ただ、寺は国宝に指定されているため、土砂の撤去作業などは国と調整してからでないと始められません。  (長保寺 住職・瑞樹正哲さん)  「(文化庁の)許可がいるんですよ、なにをするにも。許可がでるのに大変な時間がかかるので、それまでなにもできない」  長保寺は3日現在、境内を立ち入り禁止にしていますが、完全復旧までにはしばらく時間がかかりそうです。

豪雨避難の乗客に賞味期限切れ「五目ごはん」 JR西、非常食で配布

JR西日本は3日、大雨の影響で特急が長時間停車し、和歌山市内のホテルに一時避難させた乗客47人に賞味期限切れの非常用食品を配ったと発表した。配布後、乗客からの指摘で昨年11月に期限が切れていたと気付いたが、47人中17人分を回収できなかった。健康被害の報告はないという。 非常用食品は災害時などに配るアルファ米の「五目ごはん」。新大阪発白浜行きの特急「くろしお5号」が2日、豪雨のため加茂郷駅(和歌山県海南市)で停車し、乗客はバスで和歌山市内のホテルへ移動。非常食の五目ごはんが配られたが、客から3日になって賞味期限切れを指摘されたという。 JR西の担当者は「在庫管理の徹底を図り、再発防止に取り組む」としている。

阪神・湯浅が帽子を投げつけて怒り表す 勝利目前の九回に3点を奪われる大乱調

 「阪神-ロッテ」(3日、甲子園球場)  阪神が勝利目前で同点に追いつかれた。  3点リードで迎えた九回から守護神・湯浅が登板したが、先頭・山口の打球を木浪がファンブル。佐藤都が右前打で続き、代打・池田は右飛に仕留めたが、岡に左翼線適時二塁打を許すと、さらに藤岡にも2点右前適時打を浴びて同点とされ、大竹の7勝目が消えた。2死後にはポランコの二ゴロを今度は中野がファンブル。ここは湯浅が茶谷を三ゴロに仕留めたが、ベンチに戻る右腕は帽子をグラウンドに投げつけて怒りを表していた。  湯浅は昨年7月1日の中日戦で2失点して以降、29イニング連続無失点でシーズンを終了。今季もここまで10イニング連続無失点だったが、40の大台間近でまさかの3失点となった。

大学1年で未婚の母に 児童館でぽつん…だから作った場所が人気

 佳山奈央さん(31)は、神戸・三宮で子育て支援施設「PORTO(ポルト)」を営む。ガラス張りの開放的な室内。保育士と遊んでいる子どもの傍らで、大人が読書やテレワークをしている。利用者の4割は男性で、映画鑑賞や買い物の間の預かりもしている。 ママ友の輪に入れず…苦手だった児童館  自身は小学6年の長男(12)がいるシングルマザーだ。大学1年の時に未婚で出産。「子どもがいるから諦めたと言いたくない」と覚悟を決め、母や妹のサポートを受けて、ビジネスコンテストを運営するなど学生生活も全力投球した。  卒業後、リクルートで3年間、新築マンションの広告戦略などを担当。2019年に起業を志して退社し、保育園経営などを模索したが、思い通りに進まず、1年間、自分を見つめ直した。  実は児童館など子育て施設が苦手だった。ママ友同士が固まり、輪に入れないと、ぽつんと我が子を見ているしかなかった。「それぞれの親も居心地がよく、知識や趣味など新たな世界を広げられるような施設が必要とされている」。構想が固まった。 利用世帯4万突破、夜もにぎわい  ポルトは20年12月にオープン。新型コロナウイルス禍まっただ中で、児童館は閉じており、「行き場が見つかった」と喜びの声が上がった。口コミで利用者が広がり、23年5月には会員は4100世帯を突破した。  夜はバータイムを設け、スパイスカレー作りやアート鑑賞など大人向けのイベントも開き、子育てを終えた世代や大学生らも出入りする。貸し切りで子ども同伴の飲み会を開く会社もある。「子どもと大人の世界を分けず、それぞれが自分らしく子育てを楽しめる場所にしたい」と思っている。【山本真也】 佳山奈央さん  大阪府出身で姫路市育ち。神戸市外大卒業。趣味は読書と旅行。ポルトは神戸市中央区八幡通4の1の11、電話078・891・3839。定休日なし。

社員旅行中の旅客機内で少女のスカート内を盗撮疑い 大阪空港で48歳男を逮捕 一緒の友人が気付く

 新千歳空港(北海道)を出発する前の旅客機内で歩いていた少女のスカート内を盗撮したとして、兵庫県警生活安全特別捜査隊と伊丹署は2日、道迷惑防止条例違反の疑いで北海道当別町の会社員の男(48)を逮捕した。  逮捕容疑は1日午後0時35分ごろ、新千歳発大阪(伊丹)空港行きの旅客機内で、前方から歩いて来た少女(17)のスカート内にスマートフォンを差し入れて盗撮した疑い。「間違いない」と容疑を認めている。  伊丹署によると、男は社員旅行で旅客機に搭乗しており、通路側に着席。少女と一緒に歩いていた友人が振り向いた際、右手でスマホを差し入れる男の行動を確認し、「盗撮されたみたい」と少女と会話しているのを客室乗務員が聞きつけたという。  離陸後、客室乗務員を通じて同署へ通報。大阪空港に到着後、乗客が全て降りた後に待機していた捜査員が機内に入り、男に任意同行を求めた。男のスマホ内からは少女のスカート内を撮影した画像や動画が確認された。

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