青森知事に宮下氏初当選=20年ぶり交代、保守分裂制す
任期満了に伴う青森県知事選は4日投開票され、無所属新人で前青森県むつ市長の宮下宗一郎氏(44)が、無所属新人で前青森市長の小野寺晃彦氏(47)ら3人を破り、初当選を確実にした。 5期務めた三村申吾知事(67)の退任に伴い、20年ぶりに知事が交代。自民党は推薦候補を一本化できず、党所属県議らの支持が宮下、小野寺両氏に割れる保守分裂選挙となった。 立憲民主、公明両党も自主投票となり、政党色が弱まる中、宮下氏は「青森新時代」を掲げて三村県政からの転換を主張。子ども医療費や保育料の無償化などの少子化対策を訴え支持を広げた。 三村氏が支援を表明した小野寺氏は、自民の一部の国会議員や県議らの応援を受けたが及ばなかった。