Tuesday, June 6, 2023

担任がタブレットに配慮欠く表現、ショックで泣き出す児童も 山口・柳井市の小学校

 山口県柳井市の市立小学校で男性教諭が児童や家庭の事情について配慮の欠けた表現でメモを作り、保存していたタブレット端末を児童に見られていたことが5日、分かった。ショックを受けて泣き出す児童もいたという。同校は「個人情報の管理が不適切で、表現で不快な思いをさせた」として保護者たちに謝罪した。  同校によると、高学年の学級担任の教諭が指導を目的に私物の端末を使い、児童や家庭について手書きで記したメモを撮影して保存していた。2日朝、教室に端末を持ち込み席を離れた数分の間に、ロック機能が働かずメモの画像が児童の目に触れる状態になり、教室は騒然としたという。同校や市教委は、具体的な表現については明らかにしていない。

ストリートピアノに「うるさい」の声、同じ曲を繰り返し大音量 演奏はマナー守って 広島

 駅や商業施設で自由に演奏できる「ストリートピアノ」が増える中、近年は「演奏がうるさい」と迷惑がる声も目立つようになってきた。編集局にも広島市内のピアノを巡り「同じ曲を繰り返し大音量で弾く人がいて参っている」との声が届いた。ストリートピアノが街の文化として定着するためには何がポイントなのか、探ってみた。  広島市中区の紙屋町地下街シャレオ。市が2020年7月に設置したピアノは時間帯を問わず、弾く人が絶えない。昨年度は1日平均で約40人に上る。ショパンを奏でていた女性(62)は「家で電子ピアノを弾くより伸び伸びできる」とにっこり。毎日通りがかる男性(72)は「BGMより生の音楽の方が楽しい」と好意的だ。  一方で苦痛と感じている人もいた。「暗い曲を弾かれると気持ちがなえる」「独り占めはやめて」。地下街店舗のスタッフ女性によると、同じ曲が延々と2時間繰り返されることもあるという。  市が定めるルールは午前6時~翌午前0時の「利用時間」だけ。演奏時間や曲数に制限はない。練習目的で長時間引き続ける人もおり、場合によっては「マナー違反」と捉えられかねない。  管理する中区役所には、通行人や近隣の店から「うるさい」「下手な人は弾かないで」などの苦情がこれまでに20~30件ほど届いているという。区の担当者は「迷惑がる人は他にも多くいる可能性がある」と案じる。  各地の自治体もさまざまな対策を試みている。岡山市はJR岡山駅地下広場に設置したピアノに昨年11月、「強過ぎる音を出したり、でたらめに音を出したりするのは迷惑」などと注意を促す張り紙を掲示した。「うるさい」「上手な人ばかりでなく不快」との苦情が少なくとも12件あったという。  中には撤去や使用中止に至ったケースも。兵庫県加古川市は今月1日、JR加古川駅のピアノを設置後わずか半年で撤去した。新型コロナウイルス禍で演奏会中止が相次ぐ中で「音楽に触れる機会を」と設置したが、長時間の独占など迷惑行為がなくならなかった。市スポーツ・文化課は「監視員を置くわけにもいかず、苦渋の選択だった」と嘆く。名古屋市も3月下旬からJR名古屋駅近くの商業ビル内に設置したピアノの使用を中止にしている。  いっそ人通りのない場所に置けば…とも考える。ただ、それではストリートピアノならではの弾き手と聴衆の交流は生まれない。  シャレオのピアノも「独占することなく節度を守った演奏をしましょう」と掲示で呼びかけている。月2回訪れる50代アルバイト女性は10分以内、2曲までと決めている。選曲も「かつて発表会で弾いて褒められた曲や、癒やしになる曲を選んでいる」。  広島市内をはじめ、全国各地のストリートピアノを巡ってきたピアニストはらかなこさん(東京都)は「聞いてくれている人の存在を想像し、心を込めて演奏する姿勢が大切なのでは」と話す。「ピアノが空くのを遠くでそっと待っている恥ずかしがり屋の人もいる。制限時間がなくても、いったんピアノを離れてみては」と助言する。

「キスは無理やりではない」女子小学生に性的行為か 男子高校生(17)を強制性交等未遂容疑で逮捕 広島

知人の小学生の女の子が住む家に侵入し、女の子に性的行為を行おうとしたとして、25日、17歳の男子高校生が逮捕されました。 強制性交等未遂などの疑いで逮捕されたのは、広島市南区の17歳の男子高校生です。 警察によりますと男子高校生は、今月10日、午前7時45分ごろから8時5分ごろまでの間、広島市南区の住宅に侵入し、知人の小学生の女の子をトイレに連れ込んで監禁したうえ、キスをするなどした後下半身を露出して性的行為をしようとした疑いがもたれています。 女の子が抵抗したため未遂に終わりました。 男子高校生が両親と警察に自首したことで発覚。 調べに対し男子高校生は「事実は間違いないが、キスは無理やりではない」と供述しています。 警察は余罪などを詳しく調べています。

「ゼレンスキー氏は泣くのをこらえていた」原爆資料館で対面の被爆者

 21日に閉幕した主要7カ国首脳会議(G7サミット)で各国首脳に体験を証言した被爆者の小倉桂子さん(85)=広島市中区=が22日、広島市内で記者団の取材に応じた。21日に原爆資料館(中区)で対面したウクライナのゼレンスキー大統領の様子について、「必死で泣くのをこらえているように見えた」と語った。  小倉さんによると、ゼレンスキー氏は、館内で展示物のほか、広島の街に原爆が投下される瞬間を映像と音で再現するパノラマ展示を見学。厳しい面持ちで見入っていたという。  小倉さんは「建物は再興できるが、人の命はかけがえがない。特に子供たちをどう救うか一番に考えてほしい」と伝えたという。【小坂春乃、岩本一希】

被爆者サーロー節子さん、広島サミットは「失敗」

 21日に閉幕した広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)について、カナダから同市に帰郷している被爆者サーロー節子さん(91)は「失敗だったと思う」と総括した。  サーローさんは、G7首脳と被爆者との対話などが非公表で「被爆者が体験したことを理解してくれたのか。反応が聞きたかった」と不満を表明。また、「市民と政府が一緒に核軍縮を進める機運が生まれたのか」と疑問を投げかけた。

【速報】ゼレンスキー大統領「ウクライナ数万人が死に『人影の石』に…」原爆資料館見学後の会見で

21日、G7広島サミットで平和公園を訪れたウクライナのゼレンスキー大統領は、原爆資料館を見学後、「ウクライナで数万人が死んで『人影の石』だけになっていたかもしれない」と自国が置かれた状況を訴えました。 21日夜、広島市で開いた記者会見の冒頭で、ゼレンスキー大統領は、原爆資料館に展示されている原爆の熱線で焼かれた人の影が残る『人影の石』を用いたスピーチを行いました。 また原爆資料館に展示されている写真がウクライナの姿に似ていると、ロシアからの攻撃によるウクライナの惨状を訴えました。 その上でゼレンスキー大統領は、復興した今の広島を称えて支援を呼びかけました。 ※スピーチの冒頭部分は下記の通りです。 【ゼレンスキー大統領】 ご列席の皆さん。親愛なる日本の国民の皆さん。平和を大切にする全ての世界の皆さん。私は、「人影の石」にならんばかりの危機に陥っていたことのある国から来ました。ただ我が国の人たちは、戦争そのものをただの影にするために歴史をひっくり返しました。 世界には戦争があるべきではないと思います。人類は長い歴史に渡り、多くの人生を戦争で失ってしまいました。死は空から落ちたり海から…、また放射能からやってきたり、人が人を死なせてきました。人類の歴史は戦争なしでは創造できないと言われていますけれども、私達は人類の歴史から戦争をなくさなければならないということを強調しています。 今ウクライナは破滅戦争の中心地にあります。侵略者たちは我が国の領土に入っていて、彼らが目指しているのは、ウクライナ人を支配下に置くことだけではなくて、ウクライナ人そのものが存在しないこと。世界に嘘をついています。 ウクライナ人はこれだけ勇敢に出なければロシアによる私達に対するジェノサイドは成功したかもしれない。そしてウクライナがいたところに「人影の石」だけが残ってたかもしれません。 ウクライナの国民は、勇敢で自由が好きな国民です。敵がウクライナに対して、使っている武器は核兵器ではありませんけれども、ロシアの爆弾と砲撃の後で全焼しているウクライナの街が、広島の街、特に原爆資料館を訪れたときに見た写真の風景にとても似ていたと思います。 数万人の家族が普通に生きていたところに残ってるのは灰と瓦礫です。街があったところに荒廃した野原、家があったところに瓦礫のみが残っています。今の広島は復元、再建されています。私達はロシアが砲撃で瓦礫だらけにしようとしている私達の町が再建されることを夢見ています。また、家が残ってない村が再建されることが夢で、私達は領土を帰還するのが夢です。

首相夫人の裕子さん、折り鶴のブローチ 「ザ・広島ブランド」の逸品、平和シンポで着用

 白と金に輝く折り鶴のブローチ。G7広島サミットに合わせて広島市中区のおりづるタワーで19日にあった「次世代平和シンポジウム」で、岸田文雄首相の裕子夫人が胸元につけていたのは、広島市西区のガラスビーズ製造大手トーホーのものだ。  ブローチは縦3センチ、横3・5センチ。約20個用意し、各国首脳の配偶者たちも身につけた。職人の手作りで、1カ月かけて完成させた。一つのブローチに585粒を使う。使ったのは優れた特産品「ザ・広島ブランド」に認定されている高品質シリーズ「アイコビーズ」。直径1・65ミリの粒の形状や穴の大きさに誤差はほぼなく、作品に仕上げた時の美しさから世界中にファンがいる。  山仲巌社長(48)によると、4月上旬に裕子夫人が安佐北区にある同社の工場を見学。ビーズの語源が古英語で「祈り」や「願い」を意味するとの説明に、裕子夫人は真剣なまなざしで聞き入っていたという。  裕子夫人は、県内の大学生と高校生約100人が集った次世代平和シンポで、「広島で生産されているビーズで作りました」とブローチを紹介。「ひとつひとつは小さな祈りですが、集まっていくと世界を動かす力になると信じています。そのような思いを込めてこのブローチを作って頂きました」と話した。  山仲社長は「つながりを象徴するビーズは首脳が集うサミットの場にふさわしい。広島で製造していることを知ってもらう好機にもなった」と喜ぶ。折り鶴ブローチは商品化も検討しているという。

広島県教育長のタクシー代721万円「公用車より割安」 県教委が見解

 広島県教委の平川理恵教育長が学校視察などで使った2018~21年度のタクシー代が計721万円に上ったことについて、県教委は28日、教育長用の公用車と運転手を確保するよりもタクシーを使う方が割安との見解を示した。平川教育長は「引き続き現場主義でいきたい」と述べ、今後も積極的に視察するとした。  平川教育長のこの日の定例記者会見で、担当者が県教委所有の公用車3台は職員が頻繁に使っていると説明。安全上の理由などで、教育長の送迎で職員が公用車を運転するのは難しいとした。その上で「タクシーがはるかに経済的なので用いる判断をしている」と強調した。  平川教育長は18年度の就任以来、学校訪問に力を入れており、従来よりもタクシーの利用が増えたとしている。平川教育長は、会見で「現場に全て答えがある。引き続き現場主義でいきたい」と述べた。

裏山から「パきパキと音がする」住民が通報 呉市広塩焼でレベル4避難指示

26日朝、広島県呉市広塩焼(ヒロシヤケ)で裏山から異音がすると消防に通報がありました。今(26日午後4時半現在)も146世帯を対象に大雨警戒レベル4の避難指示が出ています。 午前7時すぎ、呉市広塩焼2丁目付近の住民から「近所の山の中から、パキパキと音がして心配だ」という通報がありました。 現場にかけつけた消防も異音を確認したため、呉市は午前10時すぎに広塩焼1丁目と2丁目の一部147世帯約340人を対象に、避難指示を出しました。 ホームテレビのカメラが取材を続けているなかでも異音が。記者によりますと山の方から木が裂けるような音が聞こえてきたということです。 周辺住民 「砂か岩が動くような音がした。夜が危ないから 家にいたら。」 広島県設置の雨量計では、呉市広地区で、25日から26日朝にかけて66mmの雨量を観測しています。 呉市では、ヘリコプターやドローンを使うなどして、現地の詳しい状況を調べています。

【カープ】大瀬良が登録抹消、野間はベンチ外

 広島東洋カープの大瀬良大地投手(31)が15日、出場選手登録を抹消された。今季3度目の登板となった14日のヤクルト戦(マツダ)で6回無失点と好投し、2勝目を挙げていた。  また、野間峻祥外野手(30)は、15日のヤクルト戦でベンチ外となった。前夜は決勝打を放ち、この日の試合前練習でも打撃練習などで汗を流していた。

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