Tuesday, June 6, 2023

道路横断中の72歳の男性はねられ死亡 山形市の県道

29日未明、山形市の県道で道路を歩いて横断していた72歳の男性が軽乗用車にはねられ、死亡した。 午前0時45分ごろ、山形市やよい2丁目の県道・通称西バイパスで、道路を歩いて横断していた山形市宮町の無職奥山良夫さん(72)が左から来た軽乗用車にはねられた。 この事故で奥山さんは頭などを強く打ち、意識不明の状態で山形市内の病院に搬送されたが、およそ5時間後に出血性ショックのため死亡した。 警察によると、現場は横断歩道や信号のない片側2車線の道路で警察は軽乗用車を運転していた山形市内の27歳の女性看護師から事情を聞き、事故の原因を調べている。

【中学校の部活動は平日だけ・休日は原則行わない】県教委が国の方針を受けガイドライン案示す

国が進める「中学校の部活動改革」について。県教育委員会は20日、「部活動は平日だけとし休日は原則行わない」など、改革のガイドラインの案を示した。 国は、生徒が自分の希望する活動を選択できることや教員の負担軽減などを目的に、中学校の部活動を地域のクラブなどで行うよう変えていく方針。当初は2025年度での完了を目指していたが、「地域の実情に合わせて段階的に進めていく」と考えを変えている。 20日、国の方針を受けた県の検討委員会が開かれ、県教育委員会が部活動改革のガイドラインの案を示した。案は、国の方針に沿っていて「部活動は平日だけ、休日は原則行わない」「休日の活動を望む生徒は地域のクラブなどに所属し活動する」としている。また、「部活動は自主的・自発的な活動で任意で入るのが前提」とし、中学校に加えて高校でも任意での加入を進めていくとしている。 県教委によると、現在、県内の公立学校では中学校の52.6パーセント、高校の64パーセントで何らかの部活動に入るよう指導されているという。ガイドラインは年度内に、具体的に改革を進めていく市町村に示される。

「ペット忌引」思わぬ波及 社員向けに導入の旅館「客層広がった」

 「ペットも家族の一員」という考え方が社会に浸透しつつある中、山形県天童市の旅館「ほほえみの宿 滝の湯」(山口敦史社長)は、社員向けに導入したペットの忌引休暇が反響を呼び、企業イメージを高める副次的効果を上げている。特にペットを飼っている人から好意的に受け止められ、同旅館の担当者は「客層が広がった」と思わぬ影響に驚いている。【湯浅聖一】 「笑顔で職場に戻れるように」  滝の湯がペット休暇を取り入れたのは2020年10月。佐藤伸一常務(64)が、愛犬をがんで亡くし、勤務シフトを交代して葬儀を営んだ社員の悲しみを目の当たりにしたことがきっかけだった。佐藤常務にペットの飼育経験はなかったが、当時全社員約90人のうち約15%がペットを飼っており、「死んだ時は立ち会いたい」などの声があり導入を決めた。  ペット休暇は飼っている犬や猫が危篤状態になったり死んだりした時に、3日間の特別休暇として取得できる。年1回更新する家族調書にペットの名前や年齢を記入しておくことが条件。これまでに女性社員1人が制度を利用したという。  佐藤常務は「旅館は接客業なので、しっかり見送って心を整理してから笑顔で職場に戻ってくれるのがベスト。そのために会社として気兼ねなく休める環境をつくりたかった」と導入の理由を説明する。  社員からも好評で、雌のミックス犬を飼っている総務課の佐藤郁美さん(40)は「高齢犬で病気がちなので制度ができて助かる」と話し、雄の保護猫がいるフロント課の黒田麻美さん(47)は「急に具合が悪くなっても病院に連れて行けると思うと、気持ちにゆとりが出る」と歓迎する。  ペット関連業界以外では全国的にも珍しい試みは大きく報じられ、多くの反響が寄せられた。「掲載された新聞記事を切り抜いて保存しています」「素晴らしい取り組みにうれしい気持ちになりました」など、ほとんどは賛同する内容で、これまでにホームページへの書き込みや手紙を通じて約90件の便りが届いたという。  同旅館はペットの宿泊はできないが、制度導入以降は「ペットを飼っているという宿泊客が増えた」(佐藤常務)と言い、本業への波及効果にもつながっている。  「働きやすい職場は社員の定着率と結びつく。ペット休暇は雇用確保の一環でもある」と佐藤常務。4月からは業界では珍しい年間110日の休暇取得を試験的に取り入れるなど福利厚生の充実に力を入れ、社員の満足度や意欲の向上を図る考えだ。

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