【阪神】岡田彰布監督、ボール球振る打者に「もう辛抱できひん」「立っといたら全部四球やんか」一問一答
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天4―1阪神(6日・楽天モバイル) 阪神は連勝が2で止まった。初回に大山の4試合連続打点となる中前適時打で先取点を奪ったが、以降はゼロ行進が続いた。先発の村上は自己最多の116球で完投したが、8回7安打4失点で2敗目。5日のロッテ戦(甲子園)を5時間7分の激闘で引き分けた翌日に、午前中の長距離移動を伴った試合。2年目の前川が7回にプロ初安打を放ったが、勝利にはつながらなかった。 以下は試合後の岡田彰布監督の一問一答 ―村上の状態は悪くないようにみえた 「悪うないよ、別に。なんでよ。完投させてんのに、なにも悪うないやんか」 ―きのうはリリーフ陣を使っただけに価値ある完投 「いや、きのうは関係ないやんか。村上はあれぐらいは投げれるということやろ。(4日に完封の)才木でも一緒やんか。(DH制で)打順回ってけえへんのやから。別に勝ってたら、そらブルペン投げさせているよ、お前」 ―いい形で先取したが 「いやいや、もう。だから、きょうなんか、ちょうどええなあ、そら、ちゃんとストライクを打つ人間と、もうボールを打ってる人間と。もう、俺も辛抱できひんからな。はっきり言うてな。最後(森下)でもそうやんか。ちょうど明日、明後日また松井投げるかもわからんけど、な。ちゃんとストライク打ってるのは前に飛ぶんやから。そういうことやろ。それが分からんかったら、ちょっとしんどいわな」 ―初回のノイジーも全部ボール球を振った 「立っといたら、全部フォアボールやんか。そんなんお前、何十回目よ」 ―コンディションの難しい試合だった 「そんなん関係ないよ。そんなん関係ないやんか。そんなんコンディション良かったらみんな勝てるんか? そんなん関係あらへん。周りがそう思ってるだけで、試合はお前、勝つと思ってやってるわけやから、そんなもん」 ―前川に初ヒット 「まあ、出そうやったからのお。1打席目もなあ」 ―よく振れているか 「いや、だから振れてるとか、振れてないんじゃなしに。やっぱり最初なあ、低めのボールを振って、あないして三振3つもして、それがだんだん低めを振らんようになる、ストライクゾーンをちゃんとしっかりスイングできたらやっぱりいい結果出るやんか。そういうことやんか。それをね、同じことの繰り返しをやってるから、ずっと打てへんいうことやんか。はっきり見とったら分かるやんか」 ―打席を重ねて成長 「いやいや、そら成長してんちゃう。だから。うん」 ―やるべきことをやっての1本には価値が 「そら、もう徐々に1軍のピッチャーに慣れてな。で、やっぱり2軍よりも低めの変化球がすごいのを、そら直に感じてな、それを最初振ってたけど、それがだんだん振らんようになったら、ピッチャーもストライクゾーンに投げてこなあかんわけやんか。それで、ね、その球を仕留められるようになったら、そら、な、段々成長している過程と思うよ」 ―落ち着きも出てきたか 「いやいや、そうでもないで。そんなん、ヒット1本打ちたいいう気持ちはずっと一緒と思うよ。でも、リラックスいうのはバッターボックスで、ボールをな、ボール球を見送れる余裕ができたいうことやろな。そういうふうに見えるいうことはな。そら1ボール2ストライクになるのと2ボール1ストライクになってピッチャーのボールも違うし、次の投げてくるな、4球目が違う訳やんか。やっぱりストライクゾーンになげなアカンってなってくると、やっぱり自分のスイングできて、なあ、いい結果出るいうことやん。そんなん」 ―自分でカウントを整え 「そうそうそう。そんなん、ミーティングでもうみんなに何回も言うてるんやけどな。それはできるもんと、でけへんものの違いやわな。それはもう、数字にきっちり表れてるやんか。数字っていうか確率がな。確率言うのは打率やんか。率な訳やからさ。打点とかホームランとか減れへんけど。そういうことやんな」 ―打順変更は 「そんなこと言われへんよ。今の段階では言われへんけど」