Friday, December 8, 2023

【阪神】秋山拓巳、減額制限超えの半減4400万円でサイン 今季2試合で勝ち星なし「結果の世界なので…」

 阪神の秋山拓巳投手が24日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸8800万円から半減の4400万円でサインした(金額は推定)。「結果の世界なので。自分自身仕方がないと思っている。(球団からは)来年は見返してほしいという言葉はもらった」と受け止めた。  今季は伊藤将に代わり開幕ローテ入り。開幕2戦目のDeNA戦(京セラD)で先発するも5回5失点で勝敗付かず。その後、4か月間1軍登板はなく8月2日の中日戦(バンテリンD)で先発したが、4回2/3を3失点で敗戦投手となった。プロ14年目の今季は2試合にとどまり、0勝1敗、防御率は7・45と苦しい結果となった。「一番しんどい1年だった。上(1軍)は1年間通して強かった。日本一にもなっている。その中に加われなかったというのもある。状態も上がらなかった。試合を見るのがつらかった」と唇をかんだ。  20、21年は2年連続の2桁勝利をあげ、22年の年俸は1億1000万円の大台にも乗っていた右腕。来季へ向け「結果を出すしかない。今年活躍した選手は多いけど、続けるのは難しい世界。僕が結果を出せれば入れるチャンスはあると思う。そこを目指してこのオフはしっかりやっていきたい」と奮起した。

【日本ハム】吉田輝星、オリックスへ電撃トレード「申し訳ないですし、すごく悔しい」

 日本ハム・吉田輝星投手とオリックス・黒木優太投手の交換トレードが成立し、24日に両球団から発表された。吉田は金足農(秋田)から18年ドラフト1位で日本ハム入り。プロ6年で64登板で3勝9敗5ホールド、防御率6・23の成績を残していた。日本ハムを通じて発表したコメントは以下の通り。  「ドラフト1位でファイターズに獲得してもらって、5年間優勝に貢献するような活躍ができず申し訳ないですし、すごく悔しいです。たくさんの方々に支えられて感謝しかありません。ファンの皆さん応援していただいて、ありがとうございました」

【中日】巨人戦力外の中島宏之ら4選手の獲得を発表 得点力増へのてこ入れ

中日は24日、今季限りで戦力外通告を受けた巨人・中島宏之内野手(41)、ソフトバンク・上林誠知外野手(28)、阪神・山本泰寛内野手(30)、板山祐太郎外野手(29)の獲得を発表した。板山は育成契約での獲得。 中島は01年に伊丹北(兵庫)からドラフト5位で西武に入団。持ち前の勝負強さを前面に出し強打の遊撃手として存在感を発揮し、09年のWBCで侍ジャパンの一員として世界一連覇に貢献した。その後、メジャー挑戦を挟み、オリックス、巨人で球歴を積んだ。通算1928安打を放ち、中日では攻撃力アップへの代打の切り札的存在として期待されそうだ。 上林は仙台育英(宮城)から14年にドラフト4位でソフトバンクに入団。走攻守3拍子そろった外野手として18年に22本塁打を放った。22年に右アキレス腱(けん)断裂以降はケガに悩まされた。岡林、大島、細川らと外野定位置争いに食い込めるか注目される。 山本は慶大から16年ドラフト5位で巨人に入団し、20年に阪神に移籍。バッテリー以外の内野ユーティリティープレーヤーで、二遊間が固定への競争起爆剤として期待される。 中日は戦力外4選手の獲得と並行して、3年契約を解除して巨人を退団した中田翔内野手(34)の獲得調査を行っている。

“大谷翔平なし”のエンゼルスが想像以上に悲惨 ファンはチームの“抜け殻状態”を懸念し悲鳴

 今オフにフリーエージェント(FA)となった大谷翔平(エンゼルス)の去就が注目されている。資金力が豊富なドジャース、ジャイアンツ、レンジャーズ、メッツなどが移籍先の候補となっているが、2度目のMVPを獲得した二刀流がどこのチームを選ぶのかが現地でも今オフ最大の関心事となっている。  これまでメジャー移籍以来、6シーズンにわたってプレーしたエンゼルス残留の可能性も残されているが、「勝てるチーム」でのプレーを望む大谷が再契約を結ぶ確率は限りなく低いと見られている。そして、仮に大谷が他チームに移籍となれば、エンゼルスは非常に“悲惨な状況”を迎えるだろう。  大谷が加入した2018年以降の成績を見ても、ア・リーグ西地区(5チーム)で4位が5度、3位が1度のみと低迷は明らか。さらに、大谷が去ることで今のチーム力が落ちるのはもちろんだが、メジャーリーグの公式サイト『MLB.com』が発表するファームの有望株ランキング(8月時点)でも30チーム中28位と非常に低い。未来を担うプレイヤーが他のチームに比べて少ないことは、さらなる“暗黒時代”への突入を感じる大きな理由の一つだ。  また、現時点で来シーズンもエンゼルスでプレーするであろう選手たちの顔ぶれを見ても、他チームに劣ってしまっているのは明白だ。  ワールドシリーズが終了した時点でのロースターのWAR(選手のチームへの貢献度を総合的に評価した指標、FAの選手は除く)の総計を算出したランキングを『MLB.com』が紹介しているが、エンゼルスは26位と下位に位置している。チームへの評価のコメントも非常に手厳しく、マイク・トラウトやアンソニー・レンドンの復活や、若手の飛躍などエンゼルスがこれから飛躍するための条件を羅列しているが、「地球上で最も素晴らしいプレイヤー(大谷)がいても勝てないのだから、もし彼がいなくなったらどんなチームになるの?」と大谷が抜けたチームがいかに危ういか言及している。  他にも、シーズン終了のタイミングで米メディア『CBS Sports』のサイトが発表したパワーランキング(各チームの戦力の順位)でも30チーム中26位の評価。チームに対するコメントとして「チームが完全にめちゃくちゃになっている」と揶揄されてしまっている。  大谷の流失危機に加えて、エンゼルスには他にも懸念するポイントは少なくない。  数少ないチームの“ビッグネーム”も、2019年のオフに大型契約で加入したレンドン内野手が移籍後は全く戦力になっておらず、今後も活躍する気配は感じられない。残り3年総額1億1500万ドル(約170億円)の契約があるが、不良債権としてチームの足かせになる可能性は非常に高い。  また、これまで長年にわたって低迷してきたチームの中で孤軍奮闘していたトラウト外野手も、トレードでチームを離れるのでは?との報道が絶えない。近年トラウトは怪我などで衰えは出てきているものの、まだ来季で33歳と老け込む年齢ではない。これまで3度シーズンMVPとなった男が大谷に続いてチームを去るとなれば、完全にチームは“抜け殻状態”となってしまうだろう。  実際のところ、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは「ずっと一緒にいたい存在だ」とトレードでの放出を否定はしているが、何が起こるの分からないのがメジャーリーグ。大谷が他チームに移籍したタイミングで球団の方向性が急遽変わる可能性は十分にあるはずだ。  仮にトラウトが抜けたとなれば、もはやチームは跡形もなくなり、来季以降は完全なる再建モードになるのは間違いない。集客という面でも今季の観客数は30チーム中13位とそこまで悪くはないが、これも大きく悪化すると考えられる。(観客数は『ESPN』調べ)  当然、大谷やトラウトが抜けた状況をエンゼルスファンも懸念している。米国の掲示板サイト『Reddit』では「ドジャースが大谷とトラウトを両獲り」するかもしれないというテーマのスレッドが立てられているが、ここでは「これは最悪の悪夢になる」「もしそうなったらドジャースのファンになるよ」「エンゼルスのユニフォームを7~10年はしまっておく時が来たようだ」「野球を見る理由は大谷とトラウトだったので、もし2人が移籍となればファンを辞めるよ」といったネガティブなものが目立った。  中にはドジャースが嫌いとしながらも、「もしショータイム(大谷)がエンゼルスを離れることを選んだとしても、カリフォルニアには残って欲しいよ。そうすればフリーウェイ5番を北上すれば生の彼を見に行くことができるし」と大谷だけを追い続けたいというファンの声もあった。  まだ大谷の移籍チームに関しては様々な憶測が流れ、エンゼルスと再契約を結ぶということも考えられるが、ここ数年のチームがいかに“大谷頼み”となってしまっていたかは誰もが認めるところだろう。チームとしては決して良い状況ではなく、大谷をトレードで放出せずにいたことが再建を遅らたという指摘も少なくない。今後、本当にエンゼルスが勝てるチームに生まれ変わるには、歴史的な大型契約を必要とする大谷を残すという選択ではなく、大谷との決別こそが真に求められるものかもしれない。

【侍ジャパン】日本が韓国撃破!2連勝で決勝進出!日本ハム・万波中正が129メートル特大弾

◆カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 1次リーグ 日本2―1韓国(17日・東京ドーム)  井端弘和監督率いる若き侍ジャパンが、台湾に続いて韓国との接戦を制し2連勝で決勝進出を決めた。  先取点は3回。先頭の中日・岡林勇希外野手が四球で出塁すると、2番の広島・小園海斗内野手が右前打、3番の阪神・森下翔太外野手が四球を選び無死満塁と絶好のチャンスを作ると、唯一のWBC世界一経験者の4番、DeNA・牧秀悟内野手の遊ゴロ併殺打の間に三塁走者の岡林が返り先取点を挙げた。  4回には先頭で打席に入った日本ハム・万波中正外野手が、打った瞬間にわかるバックスクリーンに飛び込む豪快な一発。推定飛距離129メートルの特大弾で2点目を挙げた。  先発の西武・隅田知一郎投手は3回まで走者と一人も出さないパーフェクトピッチング。4回は先頭のキム·ヘソンに初ヒットとなる内野安打、2死から4番のノ·シファンにも左前打を打たれ2死一、二塁と初めてのピンチを迎えたが、5番のムン・ヒョンビンを投ゴロに打ち取り得点を許さなかった。  5回は1死から死球で走者を出したが、続く打者を二飛、一ゴロに打ち取り、6回も1死から安打を許したが3、4番を内野ゴロに仕留めた。7回は1死から二塁に入る巨人・門脇誠内野手の失策で走者を背負ったが、三直で一塁走者が飛び出し併殺となり無失点で7回を投げきった。  8回からは2番手でロッテ・横山陸人投手が登板。1死から四球と左前打で一、二塁と長打が出れば同点のピンチを迎えたが、空振り三振と二ゴロに打ち取り得点を許さなかった。9回は守護神のヤクルト・田口麗斗投手が台湾戦に続いてマウンドへ。2死から代打のキム・フィジプに左越えにソロアーチを浴びたが、最後は空振り三振に打ち取り1点差で逃げ切った。

【阪神】将来のエース候補に挙がった左腕が来季育成契約、高橋遥人が2年間1軍登板なく

阪神は17日、高橋遙人投手(28)と契約交渉を行い、育成契約を結んだと発表した。 年俸は減額制限いっぱいとなる600万円減の1850万円。背番号は「29」から「129」に変更となった。「いろんな人に助けてもらい、投げないと応援してくれた人も報われない。このまま終わるとダサい。ダサいまま終われないので、がんばりたい」と来季の復活へ意気込んだ。 高橋は亜大から17年ドラフト2位で入団。1年目の18年4月11日の広島戦で、プロ初登板初先発で初勝利。甲子園でデビューした阪神の新人投手が先発で白星を挙げたのは、村山実以来59年ぶりの快挙だった。 将来のエース候補に挙がった左腕だが、度重なる故障に悩まされ、20年の5勝が最多。21年11月6日のCSファーストステージ巨人戦の登板を最後に、1軍登板はなし。22年4月には左肘のトミー・ジョン手術、今年6月には「左尺骨短縮術」と「左肩関節鏡視下クリーニング術」を受け、リハビリ中。今月中にも本格的な投球練習を再開する予定。(金額は推定)

大谷翔平のMVP会見はキャンセルに リモート出演の中継では犬とほほえましい姿も

 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、全米野球記者協会(BBWAA)が選出したア・リーグの最優秀選手賞(MVP)を満票(30票)で受賞した。21年以来2度目の受賞。21年は史上19人目となる満票で受賞しており、2度目の満票MVPは史上初の快挙になった。  MLBネットワークの番組内で発表されたMVP。大谷はリモート出演し、グレーのトレーナー姿で犬とともにソファーに座って登場するほほえましい姿も見せた。その後、電話会見が予定されていたが、技術的な問題が生じたようで大谷サイドにはコントロール出いないことと言い、急きょ中止された。大谷が公式的な取材に応じたのは10勝目を挙げた8月9日のジャイアンツ戦が最後。3か月以上も取材に応じておらず、心境が明かされていない。  同番組内では2年ぶりのMVP受賞を「去年ももちろん取りたかったですけど、ジャッジ選手が素晴らしかったですし、今年もシーガー選手もセミエン選手もワールドシリーズを優勝したように素晴らしい年だったなと思うので、それに負けないくらいのシーズンにしたいなとは思っていましたけど、個人的に取れて特別なことだなと思います」と喜び、9月に受けた右肘手術については「ケガは順調に、(18年に受けた右肘手術の)1回目より感じ的にはスムーズに来ている感覚はあるので、スムーズに来シーズンに入っていけるんじゃないかなと思う。焦らずにやりたいなと思う反面、しっかり来シーズンまでに間に合わせてプレーしたい気持ちはあります」と話していた。  今季の大谷は投手として23試合の登板で10勝5敗、防御率3・14。8月に右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷で離脱し、2年連続の規定投球回到達こそ逃したが、2年連続で2ケタ勝利を挙げた。打者では44本塁打を放って、日本人初の本塁打王を獲得。打率も3割4厘で初めて3割を超えた。135試合の出場で44本塁打、95打点、打率3割4厘、20盗塁。出塁率4割1分2厘、長打率6割5分4厘、OPS1・066、325塁打などもリーグトップと打ちまくった。

【侍ジャパン】巨人・門脇誠が3安打猛打賞で井端ジャパン初勝利に貢献 9回にはダメ押し適時打

◆カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023 1次リーグ 台湾0―4日本(16日・東京ドーム)  巨人・門脇誠内野手が3安打の猛打賞で井端ジャパンの初陣での白星に貢献した。  5回まで台湾先発の150キロを超える直球が武器の本格派右腕、古林叡煬(コリン・エイヨウ)投手に一人の走者も出せなかった日本だったが、門脇が6回に右中間二塁打で初安打。チーム初安打について門脇は「こういう時に流れを変える一打を打ちたいと思っていたので、結果ヒットになってよかったです」と話した。  8回には1死一塁から2打席連続安打となる左前打。さらに9回には、1死満塁から日本ハム・万波中正外野手の遊ゴロで2点目、広島・坂倉将吾捕手の中前適時打で3点目を挙げた流れに乗って、この日3安打目となる右前タイムリーを放ち、ダメ押しとなる4点目とたたき出した。  試合後、門脇はチームの空気感について問われると「先輩方がやりやすくさせてくれているので、私たちはノビノビとできています」と語った。

手をつかない豊昇龍に審判長ピシャリ「ひどすぎる」場内騒然の事態に呼び出し「横綱、大関は力士の手本」【大相撲九州場所】

立ち合いが決まらずにらみ合う豊昇龍(右)と豪ノ山(撮影・星野楽) ◆大相撲九州場所5日目 豊昇龍(押し出し)豪ノ山(16日、福岡国際センター) 大関の豊昇龍は全勝を守ったが、その立ち合いの長さに館内は騒然となった。相手の豪ノ山は手をついたが、豊昇龍は1分以上にわたって手をつくそぶりすら見せず、豪ノ山が立ち上がって仕切り直し。2度目の立ち合いもなかなか合わなかった。 審判長の粂川親方(元小結琴稲妻)は打ち出し後、豊昇龍を審判部室に呼び出し「じらしすぎ。横綱、大関は力士の手本にならないといけない」と注意した。その後、同親方は報道陣の取材に応じ「ひどすぎる」とピシャリ。「相手はちゃんと片手をついている。集中していたら立てるはずだ」と厳しく指摘した。

【巨人】中田翔異例の退団 残り2年契約破棄、自ら自由契約 出場機会求めオプトアウトの権利行使

巨人中田翔内野手(34)がオプトアウトの権利を行使して、今季限りで退団することが14日、分かった。 今季が3年契約の1年目だが、残りの契約を放棄できる権利が、契約条項に盛り込まれていた。今季は後半戦にかけてチーム事情によるコンバートの影響で代打出場が増えるなど、92試合にとどまった。プロ野球界では極めて異例といえる、自ら自由契約になることで出場機会を求め、新天地を模索する道を選んだ。    ◇   ◇   ◇ 中田翔が巨人退団の決断を下した。今季はチーム事情によって出番が減少。35歳を迎える来季、プロ野球選手として出場機会を、何よりも最優先した。昨オフに新たに結んだ3年契約を2年残して、破棄できるオプトアウトの権利を行使。メジャーでは契約に盛り込まれることも多い条項だが、NPBでは複数年契約を結びながら権利行使することは極めて異例。14日に申請期限を迎えたFAではなく、人的補償もともなわない形で、他球団への移籍を目指すことになった。 苦渋の決断だった。巨人3年目の今季は、92試合で打率2割5分5厘、15本塁打、37打点。5月に右太もも裏の肉離れで離脱するとルーキー門脇が三塁でのスタメンが増加した。4番岡本和が一塁にコンバートされたことで、中田翔が押し出されるようにスタメンが減少。21試合の代打出場はキャリア最多だった。 10月の秋季練習では「野球人生、1回きりですし、あと10年できるわけでもない。野球人生を全うして去りたい気持ちも強い。DHでも守備に就くでも、試合に出たいという気持ちが強い」と、代打ではなくレギュラーへの強いこだわりを口にしていた。パ・リーグ球団を含め選択肢を絞っていく。 日本ハム時代は不動の主砲として10年連続100試合以上に出場。今季は通算300本塁打だけでなく通算1500安打も達成し、西武中村に次ぐ現役2位の303本塁打を積み上げた。柔らかいハンドリングを武器にする守備では、一塁手では史上初となるセ・パ両リーグでゴールデン・グラブ賞を受賞した。実績を誇る主砲が、新天地でのプレーを模索する。 ◆オプトアウト 長期契約の途中でも、選手が契約内容を見直すことができる条項。設定した成績を残したり、年数を経過すれば、より高い条件で契約を結び直したり、自由契約となって他球団と交渉することもできる。 ◆中田翔(なかた・しょう)1989年(平元)4月22日、広島市生まれ。大阪桐蔭では1、2年夏、3年春に甲子園出場。07年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。今年8月6日広島戦で平成生まれ初の通算300本塁打。打点王3度、ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞5度。13、17年WBC、15年プレミア12で日本代表。184センチ、107キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸3億円。 <さまざまな形で自由契約となった主な選手> ◆井口資仁(ダイエー) 04年オフにメジャー挑戦を要望。残留を要望する球団とは3度の交渉の末、球団が容認して自由契約に。まだFA権を取得しておらず、ポスティングシステムよりも交渉しやすい手段をとった。翌年1月にホワイトソックスに入団。 ◆中村紀洋(オリックス)06年オフに2億円から1億円以上ダウンの8000万円を提示も保留。6度の交渉も決裂し、トレードでの移籍先も見つからず自由契約に。翌年のキャンプインを迎え、2月12日に中日の入団テストに参加。同25日に育成選手で契約し、開幕前に支配下登録された。 ◆新井貴浩(阪神) 3年契約を終えた14年オフ、2億円から1億円以上ダウンの8000万円を提示されるも、自由契約を選択。古巣の広島に2000万円で復帰した。 ◆金子千尋(オリックス)18年オフに6億円から5億円減額の1億円を提示されるも退団を決断。球団は残留容認の構えも見せていたが、日本ハムへ移籍。年俸は1億5000万円。 ◆「ノンテンダー」3選手(日本ハム)21年オフに日本ハムが西川、秋吉、大田の3選手の保留手続きを行わないと発表。球団側は制約のない状態で移籍してほしいとの措置だった。西川は楽天、大田はDeNAに移籍も、秋吉は年内に移籍先が決まらず。翌年2月に独立リーグの福井に入団した。

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