Tuesday, June 6, 2023

レッドソックス・吉田正尚 「世紀」の記録 50試合85出塁以上&25三振以下はイチと2人だけ

 ◇ア・リーグ レッドソックス2―6レイズ(2023年6月4日 ボストン)  理想的なインサイドアウトの軌道で、バットを振り抜いた。レッドソックス・吉田が痛烈な一打を放ったのは、1点を追う3回2死二塁。1ストライクからの2球目、内角高めに浮いたカーブを見事な回転運動で捉えた。右前への同点タイムリー。今季33打点目は日米通算500打点という節目となった。  「反応でうまく回れました」  続いては、5回2死走者なしの第3打席。今度は同じ内角高めでも97マイル(約156キロ)の直球を事もなげに中前へはじき返した。ダブルヘッダーだった前日レイズ戦の1試合目以来、早くも1年目の大谷に並ぶ23度目のマルチ安打。ここ10試合に限れば4試合連続を含む6度目というハイペースだ。打率は・318まで上昇し、ア・リーグ2位をキープした。  メジャー1年目からの進撃は、01年イチロー(マリナーズ)と双璧をなす。レ軍の実況中継を行う地元メディアによれば、同年以降、デビューから50試合を終えた時点で85度以上出塁し、25三振以下だった選手は吉田とイチローの2人しかない。この日は今季51試合目だったが、同じ試合数で比較すると出塁率・396は吉田に軍配。三振に目を向けても、ア・リーグの規定打席到達者では、フレージャー(オリオールズ)、ラミレス(ガーディアンズ)と並ぶ最少の22個だ。  「打球方向のデータも出てきているから、捕られたが、内容に関しては良かった」  いずれも左飛に終わった第1、第4打席も感触は悪くなかった。快音はまだまだ鳴りやまない。

【阪神】岡田彰布監督、ボール球振る打者に「もう辛抱できひん」「立っといたら全部四球やんか」一問一答

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天4―1阪神(6日・楽天モバイル)  阪神は連勝が2で止まった。初回に大山の4試合連続打点となる中前適時打で先取点を奪ったが、以降はゼロ行進が続いた。先発の村上は自己最多の116球で完投したが、8回7安打4失点で2敗目。5日のロッテ戦(甲子園)を5時間7分の激闘で引き分けた翌日に、午前中の長距離移動を伴った試合。2年目の前川が7回にプロ初安打を放ったが、勝利にはつながらなかった。  以下は試合後の岡田彰布監督の一問一答 ―村上の状態は悪くないようにみえた  「悪うないよ、別に。なんでよ。完投させてんのに、なにも悪うないやんか」 ―きのうはリリーフ陣を使っただけに価値ある完投  「いや、きのうは関係ないやんか。村上はあれぐらいは投げれるということやろ。(4日に完封の)才木でも一緒やんか。(DH制で)打順回ってけえへんのやから。別に勝ってたら、そらブルペン投げさせているよ、お前」 ―いい形で先取したが 「いやいや、もう。だから、きょうなんか、ちょうどええなあ、そら、ちゃんとストライクを打つ人間と、もうボールを打ってる人間と。もう、俺も辛抱できひんからな。はっきり言うてな。最後(森下)でもそうやんか。ちょうど明日、明後日また松井投げるかもわからんけど、な。ちゃんとストライク打ってるのは前に飛ぶんやから。そういうことやろ。それが分からんかったら、ちょっとしんどいわな」 ―初回のノイジーも全部ボール球を振った 「立っといたら、全部フォアボールやんか。そんなんお前、何十回目よ」 ―コンディションの難しい試合だった 「そんなん関係ないよ。そんなん関係ないやんか。そんなんコンディション良かったらみんな勝てるんか? そんなん関係あらへん。周りがそう思ってるだけで、試合はお前、勝つと思ってやってるわけやから、そんなもん」 ―前川に初ヒット 「まあ、出そうやったからのお。1打席目もなあ」 ―よく振れているか 「いや、だから振れてるとか、振れてないんじゃなしに。やっぱり最初なあ、低めのボールを振って、あないして三振3つもして、それがだんだん低めを振らんようになる、ストライクゾーンをちゃんとしっかりスイングできたらやっぱりいい結果出るやんか。そういうことやんか。それをね、同じことの繰り返しをやってるから、ずっと打てへんいうことやんか。はっきり見とったら分かるやんか」 ―打席を重ねて成長 「いやいや、そら成長してんちゃう。だから。うん」 ―やるべきことをやっての1本には価値が 「そら、もう徐々に1軍のピッチャーに慣れてな。で、やっぱり2軍よりも低めの変化球がすごいのを、そら直に感じてな、それを最初振ってたけど、それがだんだん振らんようになったら、ピッチャーもストライクゾーンに投げてこなあかんわけやんか。それで、ね、その球を仕留められるようになったら、そら、な、段々成長している過程と思うよ」 ―落ち着きも出てきたか 「いやいや、そうでもないで。そんなん、ヒット1本打ちたいいう気持ちはずっと一緒と思うよ。でも、リラックスいうのはバッターボックスで、ボールをな、ボール球を見送れる余裕ができたいうことやろな。そういうふうに見えるいうことはな。そら1ボール2ストライクになるのと2ボール1ストライクになってピッチャーのボールも違うし、次の投げてくるな、4球目が違う訳やんか。やっぱりストライクゾーンになげなアカンってなってくると、やっぱり自分のスイングできて、なあ、いい結果出るいうことやん。そんなん」 ―自分でカウントを整え 「そうそうそう。そんなん、ミーティングでもうみんなに何回も言うてるんやけどな。それはできるもんと、でけへんものの違いやわな。それはもう、数字にきっちり表れてるやんか。数字っていうか確率がな。確率言うのは打率やんか。率な訳やからさ。打点とかホームランとか減れへんけど。そういうことやんな」 ―打順変更は 「そんなこと言われへんよ。今の段階では言われへんけど」

【全仏テニス】「失格にしなければならないのは審判員」加藤未唯を擁護の選手コメントを仏紙掲載

<テニス:全仏オープン>◇パリ・ローランギャロス 4日の女子ダブルス3回戦で加藤未唯(28=ザイマックス)、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)組が失格となった。ポイント間に打った球が、ボールガールに当たって失格となった。球はボールガールの頭に直撃。ボールガールが泣いてしまうというアクシデントだった。 加藤は失格処分を不服とし、4大大会側に提訴した。 6日付フランス紙レキップも一連の出来事を、大きく報じている。 同紙が伝えた同国の実力者、アリーゼ・コルネ(33)のコメントは次のようなものだった。コルネは5日の女子ダブルス3回戦で敗退後、取材に応じ、こう主張したという。 「これは不公平で、不正確な決定です。私は大会(ローランギャロス)が彼女(加藤)にお金を返すことを期待している。その反対なら、絶対におかしい。 これは起こってはならないことで、昨日(4日)我々は不公平の頂点に達する出来事に遭遇した。それは、加藤の件だ! 彼女はもう、ほぼ生きていることに対して謝罪しているほどだ。こんなふうに失格にされて…。 私がこのことを考えるとき、すべてをぶち壊したくなる。彼女は泣いていた…。私は不公平が大嫌いだ。審判員は、本当にとんでもないミスを犯した。 彼は他の選手たちから影響を受けていた。大会は、加藤に謝罪をすべきです。 彼らが彼女を失格にした! それは度が過ぎたこと! 罰金はわからなくもないが、試合の真最中の失格なんて…。 彼女はコートから退出させられた。不幸にも、球がボールガールに当たったからだ」と、大きなショックを受けたと強調した。 コルネはさらに続けたという。 「何もかもが、厳しくなっている。人々はコート上でアクション、活気、エモーションを求めていると言われているが、ネガティブなエモーションがあるとすぐに…。 レオリア・ジャンジャンが試合終了とともに、ラケットを壊した時、彼女は3000ユーロもの罰金を受けた。世界ランキング130位の選手に3000ユーロは、大きい。試合は終わっていたし、彼女はイラだっていた。 あるタイミングで、ストップ! と我々はみんなで結束して、大会に言わなければならない。 うんざりさせられている。彼らに『あなた方が彼女の賞金を没収しないことを、期待しています』と言うつもり。 ここで、失格にしなければならないのは審判員だ。彼が、1人の女子のローラン(ギャロスの大舞台)を台無しにした。彼女は故意にではなく、誰かに球を当ててしまった。ビデオを100回見ることもでき、疑惑は全くない。なぜ彼らはこのようなケースでビデオを使用しないのだろう?」 到底受け入れられないという、コメントが並んでいる。(松本愛香通信員) ◆加藤未唯(かとう・みゆ)1994年(平6)11月21日生まれ、京都市出身。8歳でテニスをはじめる。京都市立修学院小-立命館宇治中-立命館宇治高。出身クラブは「パブリックテニス宝ケ池」。プロ転向は13年10月。シングルスでは17年のジャパン女子オープンで準優勝、ダブルスでは穂積絵莉とのペアで17年全豪オープンでベスト4などの実績がある。最新の世界ランキングはシングルス410位、ダブルスは31位。156センチ。ザイマックス所属。

ワンレングスアイアンが進化している!? アマチュアゴルファーが使うべき理由とは?

全番手同じ長さの「ワンレングスアイアン」。いっときのブームは落ち着いた感があるが、その後も実は進化を続けているという。アマチュアゴルファーは結局使うべき? プロに聞いてみた。 なかなか100を切れないゴルファーにとって、最大の悩みはショットが安定しないということだが、なぜショットが安定しないのだろう? 最大の要因はクラブの長さが全部違うというにも理由のひとつ。ショットの要となるアイアンに関して考えてみよう。5番からPWまでの6本のクラブの長さが違うことで、持つ番手ごとに構えから打ち方まで6通りに変えないといけなくなる。これでは、いつまで経ってもショットの安定は望めない。 ならば、アドレスもスウィングも変えなくても良いように、全てのアイアンの長さも重さも同一にすれば良いではないか。どの番手も同じ感覚で振れるようになれば、間違いなくショットは安定するというのがワンレングスアイアンが生まれた背景にある考え方だ。 ところが、 このワンレングスアイアンには問題があった。全てのアイアンを6番アイアンの長さに揃えた場合、7番以下のアイアンは長くなったことでスピン量が増えて球が上がり過ぎて距離が出なくなり、5番以上のロングアイアンは短くなったことでヘッドスピードが落ちて球も上がらず飛距離が落ちるというものだ。 ここにきて技術の進化でこのワンレングスアイアンの懸案が大幅に解消されたという。では、最新のワンレングスアイアンはアマチュアに扱えるものなのか。カスタムクラブの試打でお馴染みの森山錬プロに聞いてみた。 「通常のアイアンだと長さの関係から、ロングアイアンはつかまらず右に吹け、ショートアイアンだとつかまり過ぎて引っ掛けるという左右のギャップがありますけど、長さが同じワンレングスはそれがほとんどない。これはとくに、アマチュアゴルファーのスコアメイクにとっては大きいと思います」(森山、以下同) そして最大のメリットは、「番手ごとにアドレスを変えなくていいということ」だという。 「極端な話、基準となる番手のアイアンをマスターすれば全てのアイアンが打てるようになるわけで、全ての番手を満遍なく練習するような時間が無い方にもオススメしたいです」 最新のワンレングスアイアンはアマチュアにも扱いやすく進化している。最後にその選び方についても聞いた。 「まず番手ごとのフェースの大きさにバラツキのないものを選びましょう。せっかく同じアドレスで打てるのに、番手ごとにフェースに違和感や変化を感じてしまうのは難しいだけではなく勿体無いと思いますね。あとは、シャフトの選び方が重要かなと思います。自分のイメージより少し柔らかめのシャフトを使ってあげたいです。ロングアイアンはワンレングスだと球が上がりにくくなる傾向があり、シャフトのしなりを使って球を上げたいので、少し柔らかめの方が個人的には良いと思います」 ゴルフギア界に静かに定着しているワンレングスアイアン。一度試してみる価値はありそうだ。 森山プロが勧める、フェースの大きさにばらつきがない最新のワンレングスアイアンはコチラ↓ 【長い番手でも飛距離が落ちない!やさしさを極めた】カッサイ8 ワンレングスアイアン(#6~PW) さらに試打する際にもひとつアドバイスがあるという。 「試打する際はまずワンレングスの基準となっている番手から試打しましょう。その後、苦手な方の番手から打つのがオススメです。違いが分かりやすいので、メリットの大きさや違和感の有無を感じやすく、判断しやすくなるとなると思います。」 ワンレングスアイアン、ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。

藤浪晋太郎は“不思議ちゃん”「164キロは最速クラスなのに、メジャーで最も強い打球を打たれる」低い平均回転が一因か

◇5日(日本時間6日)大リーグ パイレーツ5―4アスレチックス(ピッツバーグ)  アスレチックスの藤浪晋太郎投手(29)は、パイレーツ戦に3―1の6回1死満塁から3番手で登板。連続の押し出し四球と犠飛で3―4と逆転を許した。数字上は1回3分の2を1安打無失点だったが、藤浪に救援15試合目で初の「セーブ失敗」がついた。  SNSでは、藤浪は『不思議な存在だ』との指摘があった。この日は最速102・1マイル(約164キロ)をマークし、「99~102マイル(約159~164キロ)の直球はメジャーでも最速クラスで、スプリットは90マイル中盤(150キロ超)。さらに、カットボールは90マイル台前半(150キロ前後)。それなのに、メジャーで最も強い打球を打たれる」  実際、大リーグ公式データサイトのベースボール・サバントによれば、「直球の平均球速97・2マイル(約155キロ)」は、メジャー全体でも上位8%(305人中24位)に位置する。だが「打球初速」は下位2%で、打球初速95マイル(約153キロ)以上の「ハードヒット率」は下位4%と、ともに最低クラス。ボール球をスイングさせる「チェイス率」も、下位2%だ。  関係がありそうなのは、「直球の平均回転」だ。1903rpm(回転/分)はメジャー全380投手中、下から2番目の379位。メジャー平均は約2300rpm。回転軸の方向が加味されていないとはいえ、これがコンタクトされやすい一因となっている可能性はありそうだ。(写真はAP)

加藤未唯の失格問題 “悪童”キリオスは失格の妥当性主張「意図の問題じゃない。子供に当てたら失格だ」

 テニス・全仏オープン(パリ)の女子ダブルス3回戦で、アーディラ・スーチャディ(インドネシア)とのペアで出場した加藤未唯(ザイマックス)がコートに落ちていたボールを返球した際、ボールガールに直撃し、危険行為として失格となった問題で、ツアー通算11勝の実績を持ち、プレースタイルなどから“悪童”の異名を持つニック・キリオス(豪州)が6日、自身のツイッターで持論を展開した。  この問題を巡っては、一度主審が加藤に警告を行ったが、対戦相手のマリエ・ブズコバ(チェコ)、サラ・ソリベストルモ(スペイン)組が異議を申し立て、判定が覆った形で失格に。失格を求めた対戦相手のペアに批判が集まっているが、キリオスは「意図の問題ではなく、子供にボールを当てた場合、それは失格だ」と、綴った。  賛同の声もあったが、キリオスは22年全豪オープンで、怒りにまかせて乱暴に放ったショットがスタンドの子供に直撃。子供が泣き出したことがあった。当時はすぐに謝罪にいったこともあり、失格などの議論にはならかったが、そのほか様々な悪態があったキリオスだけに、コメント欄には「ボールガールに当てるのとスタンドの子供に当てる違いは何?」、「もしルールがそうだったら、あなたは何度も失格になってるし、全豪のダブルスのタイトルもなかっただろう」と批判的な意見も多く占めた。  豪州メディアの「SKY NEWS」は、「キリオスが物議を醸す問題に意見を述べ、ファンを再び分裂させ、一部のファンを激怒させた」と、報じた。  5日の混合ダブルスで4強入りを決めた跡の会見で、失格を不服とし四大大会側に提訴したことを明らかにしている。  〈女子ダブルスにおける加藤組の失格〉  加藤組はマリエ・ブズコバ(チェコ)、サラ・ソリベストルモ(スペイン)組と対戦。第1セットを落として迎えた第2セットの3-1での第5ゲーム。加藤が自コートに落ちていたボールをバックハンドで相手コート奥の方向に軽く打ち返したボールが長くなってしまい、ボールガールの直撃。ボールガールが泣き出してしまった。  加藤はボールガールに謝罪。海外メディアによると、主審は当初警告を与えたが、対戦相手が異議を申し立てて、最終的に失格が言い渡された。加藤は涙を流しながら、コートを後にした。  同場面についてロイター通信は「アレクサンドル・ジュゲ主審は加藤に警告を与え、ネットの反対側でブズコバとソリベストルモが失格を要求した」と報じている。当初は主審は「彼女(加藤)は故意にそうしたわけではない。彼女(ボールガール)は怪我をしたわけではない」としていたが、ソリベストルモは「彼女は泣いているし、血を流してる」と主張し、主審にボールガールと話すようにうながした。主審はボールガールと話した後、失格を言い渡したという。

阪神・浜地「責任を感じているし、批判されるべき投球だったと思う」七回に逆転3ラン被弾 落胆隠せず

 「阪神7-7ロッテ」(5日、甲子園球場)  阪神は5時間7分の死闘の末、ロッテと引き分けた。  2度のリードを守り切れず。七回には3番手・浜地真澄投手(25)が誤算で、山口に逆転3ランを浴びた。ショックを隠せずしゃがみこんだ右腕の瞳にはうっすら涙もにじんだが、延長ではベンチの最前列で声を張り上げ、祈るように両手を組んだ。  浜地は救援で3試合連続無失点と結果を残していたが、痛恨の1球となった。試合後は「すごく責任を感じているし、批判されるべき投球だったと思う。明日以降はまだ何も言われてないです」と落胆した。

阪神・岡田監督 5時間7分の死闘ドローに「勝てなかったやろ」「展開的にはそりゃ勝ちゲームやろ」一問一答

 「阪神7-7ロッテ」(5日、甲子園球場)  阪神は5時間7分の死闘の末、ロッテと引き分け。今カードを2勝1分けで終えた。  四回までに3点リードも桐敷が五回に4失点。大山の3ランで再びリードを奪ったが、七回に浜地が逆転3ランを浴びた。八回に追いつき、九回以降は両軍のリリーフ陣が踏ん張った。  試合後、岡田監督の一問一答は以下。 -終盤は両チームとも中継ぎが踏ん張った 「そうなんかなあ。まあピッチャーはそうやろなあ」 -勝てなかったと、負けなかったのどちらですか 「勝てなかったやろ」 -投手が珍しく四球が多かった(9四球) 「多いなあ。ほとんど点になっとるやんな。フォアボールな。結局、ビッグイニングになるからの。そういうことやん」 -疲れがどうこうではない 「そんな投げてないやろ。え?何試合投げてる?」 -浜地も足に当たったのが影響 「いや、そんなことないやろ。影響したら投げられへんやろ」 -前回はいいボールだったが 「だから、あそこで一番あかんことをやるわけやからな、結局は。フォアボールからなんかな、あれも」 -大山がよく打った 「そらあそこでなあ、逆転したわけやからなあ」 -9連戦続く中、投手陣に頑張ってもらわないと 「まあ、そら頑張らなしゃあないやろ。そんなの。頑張ってもらうって仕事やから、そら投げるのが仕事やから、お前。オレが頑張ってくれとは言えへんけど。そんなん仕事やん。しゃあないやんかそんなもん。チームとしてはそうなってもうたわけやからさ」 -ノイジーは右の方に打って復調してる感じ 「いや、そうでもないんちゃう。1本右打ったら復調やないよ。うーん。そういう風には見えへんけどなぁ」 -勝てたゲーム 「そりゃゲーム展開的にはそりゃ勝ちゲーム、勝ちパターンやろ。そりゃ」 -浜地は投げながら 「そりゃ分からんて。今終わったばっかりで。その前に桐敷のこと聞けよ。なぁ」

アストンマーチン、F1スペインGPでライバルに敗北も冷静「勢力図に変化があると言うには時期尚早」レース中のペース変動が課題に

 アストンマーチンはF1スペインGP決勝でランス・ストロールが6位、フェルナンド・アロンソが7位という結果に終わった。一方でメルセデスは好調さを見せ、優勝したレッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐダブル表彰台と勢力図に転換期が訪れたとも言える。  しかしアストンマーチンのマイク・クラック代表は、最速レッドブルの次に並ぶのがメルセデスだと見るのは時期尚早だと考えている。  アストンマーチンは前戦モナコGPまでに6戦中5回でアロンソが表彰台を獲得してきたが、スペインGPでは週末を通して比較的苦戦していた。  レースではメルセデス勢に太刀打ちできず、ストロールはスタートで3番手に上がるもルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセルに先行された。予選でミスがあったアロンソは、レース後半こそ好ペースで順位を上げていたものの、レース序盤にペース不足に悩まされた。  クラックは特にスタート時に使用したソフトタイヤでのペースが悪かったとレース後に振り返っている。 「特にソフトタイヤでの第1スティントのペースに関しては、少し残念に思っている」とクラックは言う。 「直接的なライバルと比べると、正直ペースが足らなかったんだ。何台かが我々を抜いていったのに対して、我々は序盤のギャップがかなり大きく、その原因を理解する必要がある」  そしてクラックは次のように続ける。 「我々が仮に2番手からスタートしていたとしても、レースの序盤、最初の15周でメルセデス勢を引き離すのは難しかったと思う」 「1周0.5~0.7秒遅かった時もあると思う。これは我々が理解する必要のあることだ」 Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14, Lance Stroll, Aston Martin AMR23 Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images  メルセデスはモナコGPで新パッケージをマシンに投入しており、総合力が求められるカタルニア・サーキットが舞台のスペインGPがアップデートのパフォーマンスを評価する機会として考えられていた。  真価が問われるスペインで、メルセデスはダブル表彰台。一方でここまで好調だったアストンマーチンが6~7位……こうした結果から、レッドブル以下の勢力図に変化があると思うか、とクラックに尋ねると彼は次のように答えた。 「いや、そうは思わない。ハードタイヤを履いたレース後半を例とすると、我々は充分に戦えていたからね」 「我々はレース序盤に何が起こったのかを理解する必要がある。晴天から曇天になるのが早かったから、ソフトタイヤが有利になると考えていたんだけどね」 「だから、原因を理解する必要がある。特にレース中、時間帯によって競争力に差があったということをね」 「予選の時点でも全体像は見えていなかったから、それ(勢力図の変化)を言うのは時期尚早すぎるし、短絡的すぎるだろう」 「3レースで自分たちの本当の位置を確認する必要がある、と今年の始めに言ったのと同じようなことだと思う」 「他のチームが大きなステップを踏んだ可能性もある。ただ今のところ、我々の初期分析では、それは現れてきていない」  スペインGPを終えてコンストラクターズランキングではメルセデスが152ポイントで2番手に浮上。アストンマーチンとの差を18ポイントとした。 Follow @MotorsportJP関連ニュース:アロンソ、ホームで表彰台ならず「最大の問題はペースがなかったこと」予選でのミスも後悔メルセデスF1、F1スペインGPでのダブル表彰台が復活へ向けた”兆し”に? 「今後の展開を予感させるレース」とラッセルメルセデス、F1スペインGP決勝終了後に罰金1万ユーロ。パルクフェルメ規定に違反角田裕毅、スペインGPのペナルティに憤慨「とっても不公平だし、馬鹿げた裁定だ」周冠宇、F1スペインGPでの角田裕毅とバトルは「僕が避けなきゃクラッシュしてた」角田へのペナルティで今季2度目の入賞

大クラッシュで赤旗終了、控訴によりGT500の結果は未だ確定せず……波乱のレースを改めて振り返る|スーパーGT第3戦鈴鹿:決勝レポート

 6月4日、三重県の鈴鹿サーキットで2023スーパーGT第3戦の決勝レースが行なわれた。GT300クラスの優勝は7号車Studie BMW M4となった一方、GT500クラスは19号車WedsSport ADVAN GR Supraの優勝となっているものの、NDDP RACINGの控訴により正式結果が確定していない。  大荒れの開幕戦岡山、ゴールデンウィークの第2戦富士を終え、第3戦の舞台は鈴鹿。富士戦に続いて450kmレースとなり、周回数は77周だ。  レースウィークは搬入日こそ豪雨に見舞われたものの、予選日・決勝日は晴れ。気温28℃、路面温度46℃と、今週末で最も暑いコンディションの下、13時30分からレースがスタートしていった。 【GT500】  前日に行なわれた予選は波乱の展開となった。Q2では24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zと19号車WedsSport ADVAN GR Supraのヨコハマタイヤ勢が、前戦ウィナーの36号車au TOM’S GR Supraを挟んでの1-3。しかしトップタイムの24号車は燃料タンクに規定の100Lよりも0.6Lほど多くの燃料が搭載できる状態となっていたことから、予選タイム抹消。最後尾スタートを強いられた。したがってフロントロウは36号車、19号車の順だ。  レース序盤の数周は順位変動もほとんどなく、静かな立ち上がりとなった。19号車WedsSportの国本雄資は、トップを走る36号車au TOM’Sの坪井翔を1〜2秒の差で追いかけており、7周目には1号車MARELLI IMPUL Zのベルトラン・バゲットが100号車STANLEY NSX-GTの牧野任祐を抜いて3番手に浮上した。  8周目にはGT300クラス車両のストップによりフルコースイエロー(FCY)からセーフティカー(SC)に。レースは13周目から仕切り直しとなった。  レースが約4分の1を消化した18周目から、GT500のピットは慌ただしくなっていく。18周終了時の23号車MOTUL AUTECH Zを皮切りに、3番手を走る1号車IMPULなど、25周までに約半数が1回目のピットに。いずれも最大運転時間の兼ね合いからドライバー交代はせず、スタートドライバーが“ダブルスティント”を担当する作戦だ。  ドライバー交代を伴うピットストップを最初に行なったのは、36号車au TOM’Sを追いかけていた2番手の19号車WedsSport。26周を走り、阪口晴南にバトンタッチした。  そんな中、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraの関口雄飛と64号車Modulo NSX-GTの太田格之進がヘアピンで接触。予選5番グリッドを確保していた39号車だったが、空力パーツが脱落するなど接触の影響は大きく、ペースを落として順位を下げてしまった。  トップを走る36号車au TOM’Sは、29周を終えてピットに。宮田莉朋に交代してコースに戻ったが、19号車WedsSportに先行され、戦略が異なるとはいえ1号車MARELLI、23号車NISMOにも先行された。  34周目、24号車リアライズがようやくピットインすると、これで全車が1回のピットストップを完了したことに。トップ5のオーダーは19号車WedsSport、1号車IMPUL、23号車NISMO、36号車au TOM’S、16号車ARTAだ。  2回目のピットに真っ先に動いたのは、2番手を走っていた1号車IMPUL。トップの19号車の1秒差まで肉薄していたが、42周目にライバルに先んじてピットに入り、ドライバー交代も含めてフルサービスでコースに戻った。しかし4周後に入った19号車WedsSportは既にドライバー交代を済ませていたためロスタイムが短く、悠々と1号車の前でコースに戻ることができた。  ステイアウトは3号車Niterraのみで、そこに19号車WedsSport、36号車au TOM’S、1号車IMPULが続くという中で迎えた59周目、シケイン手前で大クラッシュが発生した。GT300クラスの車両と絡んだ23号車NISMOの松田次生が、イン側のバリアに激突。マシンはモノコックを残して大破し、セーフティカーが出された後に赤旗が掲示された。幸い松田には意識があり、ドクターヘリで病院に反応された後、大きな外傷はないことが明らかになったという。  レースはその後再開されることなく、赤旗をもって終了。暫定リザルトは優勝が3号車Niterra、2位19号車WedsSport、3位36号車au TOM’Sとなったが、今回のレースで義務付けられている2回の給油を完了できていない3号車の結果に対し、多くのチームから抗議が寄せられた結果、暫定リザルトが改訂。3号車は60秒加算で4位となり、19号車の優勝となった。  ただ3号車陣営はこの裁定に控訴の意思を表明しており、正式結果は控訴結果が確定するまで保留とされている。 【GT300】  GT300クラスのポールポジションは、今季初となる61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。ポール常連の61号車は開幕2戦で共にQ1敗退の憂き目に遭っていたが、ようやく持ち前の速さを発揮した格好だ。フロントロウの2番グリッドには11号車GAINER TANAX GT-Rが並んだ。なお、25番グリッドの30号車apr GR86 GTはピットレーンからのスタートを選択した。 […]

Would you like to receive notifications on latest updates? No Yes