Tuesday, June 6, 2023

築47年の小さな団地で母子4人暮らし。使いにくい「壁つけキッチン」間取りの解決法

54平米の小さな団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。団地特有の「壁つけキッチン」間取りで、キッチン作業台と冷蔵庫が離れているのが負担になっていたという宮本さんに、「キッチンワゴン」を使ったアイデアを教えていただきました。 冷蔵庫までの距離が遠い団地のキッチン。「キッチンワゴン」で快適に 団地の壁つけキッチンは、冷蔵庫や食器棚が横並びになりやすい間取り。調理中の移動距離が長くなり、家事効率が悪くなってしまうのが難点です。 【写真】流し台と冷蔵庫が遠い!団地のキッチン とくにわが家は、キッチンのすぐ横が洗面脱衣所の入り口になっているので、キッチンから冷蔵庫までの距離が遠く、行ったり来たりする負担がストレスに…。 そこで、キャスターつきのキッチンワゴンを使い始めたところ、効率的に料理できるようになり家事ラクが実現しました。 ●冷蔵庫の食材や調味料を運ぶための1段目は、第2の作業台としても活躍 ワゴンの1段目は調理中以外あえてなにも置かず、冷蔵庫の食材や調味料を運ぶための専用スペースを確保しました。朝食時はヨーグルトやジャム・納豆などを、夕食時は調理に使う調味料や食材などをまとめて運びます。 手で運ぼうとすると一度に持てる量が限られてしまい、何度も往復することもありましたが、ワゴンなら1食分の食材や調味料がすっぽり入ります。 調理中は第二の作業台としても活躍しますし、調理が終わればそのまま冷蔵庫まで楽々移動できます。 ●丈夫でサビにくい収納用品に、常温保存の食材を収納 ワゴンの2段目は、ふりかけやのり・常温で保存できる食材や調味料を収納するスペースとして使っています。 調理中はキッチン横にあるワゴンも、食事の時間はダイニングテーブルの横に移動。子どもに「ふりかけ取って!」と言われても、立ち上がらずにその場でさっと取り出せます。 食材を入れているのは、無印良品のトタンボックス。丈夫でサビにくいの素材なので、水がはねやすいキッチン周りで使うのも安心です。 ●使う頻度に合わせて収納場所を工夫する ワゴンの3段目は、パンやシリアル、ジャガイモ・ニンジン・タマネギといった常温保存の野菜などを保管しています。「朝しか手に取らない」など、使う頻度の高いものは上段へ、使う頻度の低いものは下段に収納することで、腰をかがめる負担を軽減。 また、重いものを下段に置くことで、移動する際もワゴンが安定するよう工夫しています。 S字フックでかけたメッシュバックには、ポリ袋や使い捨てふきんを収納。ワゴンのデッドスペースに、料理本や保存袋などもまとめました。 ●キッチンワゴンを活用して、家事ラクな団地のキッチンへ 冷蔵庫や食器棚までの距離が遠く、調理中の移動が負担になりやすい団地のキッチン。 家事効率を上げてラクに楽しく料理するには、キャスターつきのキッチンワゴンが大活躍します。 壁つけキッチンの間取りに不便を感じている方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。

68歳、暮らし上手が手放せない「無印良品」グッズ4つ。50個購入したお気に入りも

シンプルで機能的なアイテムがそろう「無印良品」。暮らしに取り入れている人は多いですよね。心地よい空間づくりの提案をする青柳啓子さん(68歳)も愛用者のひとり。家じゅうで活躍しているお気に入りグッズを教えてもらいました。 シンプルだから長く使える。暮らし達人愛用の「無印良品グッズ」 青柳さんが「以前からよくのぞいていた」という無印良品。シンプルでベーシックな機能美の魅力をあらためて感じ、積極的に取り入れているそう。近所で気軽に買いたせることも、愛用したくなる大きな理由だとか。 【写真】衣装ケースの“目隠し”もおしゃれに工夫 ●上質紙フラットに開くノート、両端がつかえる鉛筆キャップ 覚え書きのメモはノートに清書 レシピや健康法など、さまざまな情報整理はこのノートで。「開きやすさはもちろん、何冊も重ねた形も立方体で美しい」(青柳さん以下同)。短くなった鉛筆もキャップを使えば最後まで使いきれます。 ・ノート A5 80枚 各¥650  ・キャップ 2本入り ¥100 メモしたレシピや感想を書き込み、楽しく使いこなしています。「鉛筆は銀座・伊東屋のオリジナル。消しゴムつきで書きやすいんです」 ●ポリプロピレンケース・引出式・深型 たわみにくく引き出しやすい クローゼットの収納は、以前はナチュラルなカゴを使っていましたが、重ねられる引き出し式ケースに変更。「最初2個だけ購入し、優秀だったので少しずつ増やしてご覧のとおり。衣類、書類はこれにおまかせです!」 ・幅26×奥行き37×高さ17.5cm 各¥1490 ゴチャつきが目立たないよう、白く塗った段ボールにフランス語で花の名前を書いておしゃれに目隠し。中身がわかりにくいものはラベルも併用。 ●ポリプロピレン小物ケース・L 携帯用アクセサリーケースとしてもぴったり コサージュやビーズのコレクションなど、細かなものの収納に活用。「フタがカチッと閉まり、旅行中のアクセサリー入れにも便利。積み重ねたときにムダがない四角い形もいいですね」 ・縦7.5×横11×高さ4.6cm 各¥190 ●ポリプロピレン歯ブラシ 極細毛 ナチュラルな佇まいと毛先のやわらかさがポイント 数種類あるなかでも、毛先がすべて細くて当たりがやわらかいタイプを愛用。「優しく細かく磨けます。洗面所で静かになじむデザインもいい感じ」 ・¥250 この特集で紹介したアイテムは、撮影時(2023年1月末)に各店舗で販売されていたアイテムです。本誌発売時には、仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了していたり、価格が変更になる可能性もありますので、ご了承ください。価格は一部編集部調べです。 『これからの暮らし by ESSE vol.04』では今回紹介した以外に、50代~70代の暮らし達人が「買ってよかったもの、ずっと大切にしたいもの」や、老後のお金の不安まるごと解決、飛田和緒さんとめぐる「大人の湘南・鎌倉」、坂東眞理子さんの人生お悩み相談、糖質オフ2品献立、自律神経整え習慣など50代以上の暮らしに沿った情報が満載。

68歳、暮らし上手が「愛用するアイテム」3つ。布スリッパをやめて取り入れたものとは

お気に入りのものに囲まれて暮らしたいけれど、なかなかこれ! といったものを探すのは難しいですよね。そこで今回は、もの選びに定評のあるライフクリエイター・青柳啓子さんが「買ってよかった!」と太鼓判を押すアイテムを教えてもらいました。 使いやすくて見た目もスッキリ!お気に入りのリビンググッズ 青柳さんの審美眼がもっとも発揮されているのが、毎日のように使う日用品。インテリアになじむデザインでありながら、丈夫で扱いやすく、日々大活躍しています。 【写真】デスクファンは壁かけもできて便利 ●無印良品の壁掛式CDプレーヤー 家事を楽しい時間にしてくれます 音楽や語学CDを気軽に楽しめるプレーヤー。「白いキッチンになじむシンプルなデザインと、ひもで引くアナログなスイッチがお気に入り。壁かけなので場所もとりません」(青柳さん以下同) ・幅17.2×奥行き4.1×高さ17.2cm 550g ¥14900 ●キャトル・セゾンのデスクフォールディングファン アイボリー コンパクトで置く場所を選ばない優れもの 昨年買って、大正解だった充電式デスクファン。「音が静かで、軽くて持ち運び簡単。壁かけもできます。キッチンでは強め、寝室では弱め、と風量の調整もしやすく、家じゅうで活躍!」 白×木目調のデザインがお部屋のインテリアにマッチ。 ・幅18.8×奥行き17.1×高さ29cm ¥4378(私の部屋リビング) ●イデーのバブーシュS 手入れすれば長く愛用できます 傷みが目立つ布スリッパをやめ、最近バブーシュにチェンジ。「すっきりとしたデザインがいい。ときどきかたく絞った布で汚れを落とし、陰干しすると長くきれいに使えます」 ・22~24cm ホワイト、ライトブラウン 各¥3850 この記事で紹介したアイテムは、撮影時(2023年1月末)に各店舗で販売されていたアイテムです。本記事公開時には、仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了していたり、価格が変更になる可能性もありますので、ご了承ください。価格は一部編集部調べです。 『これからの暮らし by ESSE vol.04』では今回紹介した以外に、50代~70代の暮らし達人が「買ってよかったもの、ずっと大切にしたいもの」や、老後のお金の不安まるごと解決、飛田和緒さんとめぐる「大人の湘南・鎌倉」、坂東眞理子さんの人生お悩み相談、糖質オフ2品献立、自律神経整え習慣など50代以上の暮らしに沿った情報が満載。

ものづくりに挑戦するなら、3Dプリンターよりも断然コレ!

ものづくりを始めようと考えているものの、なかなか最初の一歩が踏み出せない……。そんな人が気軽に創作にチャレンジできる、最強に便利なプロダクトをご紹介したい。 立体物の制作に取り組んでみようと思ったとき、事前に揃えておく製品として最初に思い浮かぶのは、おそらく3Dプリンターだろう。プロダクトのデザインさえ作ってしまえば、造形の作業はプリンターが自動でやってくれ、手間を大幅に削減することができる。 一方で3Dプリンターは、樹脂などの特定の素材しか使用することができなかったりと、場合によっては創作の幅が制限されてしまうこともある。 そこでオススメなのが、中国の3Dプリンター製造企業「ELEGOO」が先日販売を開始したこちらの製品だ。 一体なんの機械なのか?答えは、「レーザー彫刻機」だ。 レーザー彫刻機というと、平面にみぞを掘って刻印するような用途が思い浮かぶかもしれない。もちろん、ネームプレートに名前を刻んだり、マグカップに写真を描いたり、iPadの背面に模様を追加したりといった刻印機らしい作業もできるが、同マシンの機能はそれだけではない。 2Dシートの素材を切り取って重ね合わせ、フォトフレームや建築模型をクラフトしたり、紙箱やカードホルダーなど立体物を作成することもできてしまう。 使用できる素材は多種多様で、紙から革、ゴム、木、竹、アルミニウム、ステンレス、石、さらには陶器といったさまざまな素材に対応できる。 製作できるものは他にも、ジグソーパズル、ボードゲーム、グリーティングカード、革製品、さらには携帯電話やノートパソコンなどの金属製の製品など、まさに可能性は無限大。 共有 ピン こちら共有 フリップ ワッツアップ ポケット 312株式    © Yanko Design – Form Beyond Function / Pinterest また、他の一般的なレーザー彫刻機の場合、面倒なセットアップが必要だったり、仕組みを理解するまで説明書を読み込まなければならなかったりするが、こちらは使い始めるまでもいたってカンタン。 タッチパネルとスマホアプリで直感的に操作できるため、初心者にも非常に使いやすく、作業工程の一部始終にかかる時間は簡単なものならわずか数分と、思い立ったときにいつでも試作をすることが可能だ。 もうひとつ、レーザー彫刻機を検討する際には、彫刻・切断する際に出る煙や粉じんがネックになりがちだが、この製品には空気清浄機があらかじめ内蔵されているため、ストレスなく快適に製作を行える。 マシン自体の外観も、洗練されたメタルのデザインが非常に美しく、圧迫感を感じさせないつくりとなっているため、インテリアに響きにくいのが嬉しいポイント。 使いやすさがつまったこちらの製品だが、現在Kickstarterにて、応援価格で購入が可能だ。 ラインナップとしては、10Wレーザーを搭載した通常版と、木、竹、革などのより厚く硬い素材にも対応する20Wレーザーを搭載したプロ版が揃えられている。 価格は270ドル(約3万7000円)〜。3Dプリンターでそこそこ高精細のものを作ろうとすると5万〜10万円はかかってしまうことを考えれば、なかなかリーズナブルではないだろうか。 応募期間が迫っているものの、圧倒的な支援金額が示すとおり注目度はかなり高く、市販展開は必至だろう。 詳しくはコチラから。 排煙フィルターとレーザーヘッドファンにより、彫刻中に発生する煙や粉塵をフィルターポートに効果的に導き、不快な臭いを軽減します。 Phecda に電力を供給するのは、Phecda または Phecda Pro のどちらを選択したかに応じて、10 W または 20 W の出力を備えた小型ながら強力なレーザー モジュールです。モジュールは頑丈で正確な X/Y 軸上に設置され、火花から目を守り、彫刻/切断プロセスから出る煙を防ぐ着色されたカバー内に包まれています。その後、煙は Phecda の内蔵空気清浄機に送られ、作業エリアが煙で満たされることがなくなります。Phecda の排気口からは浄化された空気が排出されるため、他のレーザー彫刻機のように追加の空気清浄機に散財する必要はありません。 過去に複数の 3D […]

本当に使える「イケア」の収納アイテム。机の上もキッチンもすっきり

リーズナブルな北欧雑貨が大人気の「イケア」。ここでは、使い勝手抜群の便利グッズをご紹介。大ヒットアイテムの進化版は要チェックです! イケアおすすめ収納新商品 定番の人気アイテムがバージョンアップして登場するなど、便利な商品をチェック! この記事のすべての写真を見る ●ヴァッテンカール ノートPC/モニター用スタンド 小物やキーボード、資料が収納できて、PC回りもすっきり。写真で2段になっている棚は、必要に応じて1段にして使うこともできます。 好みの高さに調節してPC回りをすっきり整頓 見やすい位置になるよう、モニターの高さを自在に変えられるスタンド。デスク収納としてはもちろん、棚の中に置いて仕切りとしても使えます。無垢材のナチュラルな質感も魅力的。 ・バーチ 幅52×奥行26×高さ14cm 2999円 ●クラッリグバスケット 大人気のバスケットがコンパクトになって登場 天然素材の質感が人気のバスケットに、ひと回り小さなサイズがお目見え。持ち手を出しても、上半分を折って中身を見せても楽しめます。フローディスとサイズ違いで並べてもかわいい! ・シーグラス(水草)直径16×高さ9~17cm 999円 ●リーサトルプバスケット 仕切り付き 定番のバスケットにニュータイプが仲間入り 人気のリーサトルプに木製の仕切りつきタイプが登場。中身が倒れにくいので、ノートパソコンや資料、仕事道具などの整理にぴったり。見せる収納としても、家じゅうで活躍すること間違いなし。 ・上/幅33×奥行24×高さ11cm 1799円、下/幅33×奥行24×高さ23cm 2999円 ●アヴステーグ キッチンカウンタートップオーガナイザー 調味料からカトラリーまで! キッチン収納の救世主 キッチンのあきスペースに適したコンパクトなラック。頻繁に使う調味料やスパイス、キッチンツールを並べておけば、調理中にさっと手を伸ばせて取れてストレスフリーに。 ・幅40×奥行21×高さ34cm 2499円 奥にはナイフホルダー、横にはまな板・鍋敷きホルダーがついているのも便利。ずれにくいよう、底には滑り止めがついているから安定感も抜群。 ●スコースタル シューズオーガナイザー 傾斜を調節すればハイカットの靴も収納可能 靴を重ねて収納し、靴箱のスペースを有効活用できるすぐれもの。上段の高さを3段階で調節できるから、フラットなサンダルからハイカットスニーカーまで、幅広く対応できます。 ・ブラック 幅11×奥行27×高さ19cm 299円 フラットなスニーカーは傾斜を低くするなど、しまう靴に合わせて高さを調節。じゃまにならないシンプルな黒のデザインも使いやすい。 この記事で紹介したアイテムは、撮影時に各店舗で販売されていたアイテムです。仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了している可能性もあるので、ご了承ください。

「片づかない家」にあふれているもの3つ。簡単“捨てルール”があればもう増えない

いつの間にか家にあるもの、収納を占領しているのに捨てる気になれないものはありませんか? ライフオーガナイザーの下村志保美さんが、片づけの仕事をしているうえで気づいた「片づかない家にあふれているもの」について教えてくれました。 「片づかない家にあふれているもの」は、ルールを決めて捨てる 今回は、片づけの仕事においてかなりの頻度で目にする「片づかない家にあふれているもの」についてまとめてみました。 【写真】季節のものは、下手すると1年以上場所を占領する ●1:なにかに使えそうなもの なんとなく取ってあるものがいつの間にか増えている、捨てられないままたまっていく…そんな経験はないでしょうか? たとえば以下のようなものがあります。 ・ジャムが入っていたあきビン(今度自分が手づくりしたときにだれかにおすそ分けするときによさそう) ・あき箱(収納を整えるときの仕きりとして使えそう) ・お土産のかわいいあき缶(見せる収納に使える!) ・友達から誕生日に贈られたフラワーアレンジのカゴ(「なにかに」使えるかも!) でも、これらは収納の中で場所を取るものなんです。 ほかには紙袋やラッピング用のリボン。1つ1つは薄くて小さいものですが、たくさんあるとかさばりますし、いつの間にかシワシワになって結局ギフトには使えない…ってことになりかねません。 本当にこんなに必要なのか、量を疑ってみてください。 ●2:使い慣れないもの サンプルでもらったジッパーつきの保存袋や野菜保存袋、新製品の食洗機洗剤や洗濯洗剤。これらも私が訪問するお客様のところでよく見かけるものです。 実用品ですし「使えるもの」ですが、使い慣れてないからなんとなくおっくうで手が伸びず、普段使っているものを使うから、これらのサンプルが残りがちです。 使い慣れないものだからこそサンプルを試す価値あり。積極的に使ってみると案外「使いやすいから今度からこれを買おう」と、新しいお気に入りができるかもしれません。 お土産でいただいた珍しい塩や調味料、お菓子、缶詰なども賞味期限が差し迫っていない限り、「なにかのときに使おう」と奥に仕舞い込まれがち。 使い慣れないものほどまず使う、食べることを意識しないと死蔵品になってしまいます。 珍しいものほど、買ったりもらったらすぐ使うようにしましょう。 ●3:使いきれてないもの パーマをかけたとき、髪が長かったとき、まとめ髪にする必要があったとき、ドラッグストアで買い求めた○◯用の整髪料が洗面所を占領していませんか? そのうちパーマをかけるかもしれないし、まとめ髪にすることもあるかもしれない…中身が残っているのに捨てるのは心苦しいし、中を出して捨てるのも面倒くさい。 化粧品やマニキュアもそうですが、古いものは化学変化や水分の蒸発などで変質します。 一見もったいないように思いますが、肌に直接つけるものは半年から1年での処分をおすすめします。 私はヘアケアグッズは娘と共有しています。こうすれば使いきるのも早いし、「ここに入るだけ」というルールがあるのでむやみに増えなくなりました。 キッチンにありがちな使いきれてないものの代表例が、定番ではないスパイス類。レシピ本を見て買ったものの、使ったのはそのとき一度だけ。これは(2)の使い慣れないものでもありますよね。 1か月以内にもう1度そのスパイスを使う機会をつくってみる。それでも結局使わないのであれば、もうあなたはそれを使いきる日はないのだということです。 また資格取得のための教材、ダイエット用の器具なども「買ったけど途中で挫折してしまったものもまた「使いきれてないもの」です。 ●家の中に入り込んできたものは、ルールを決めて処分! 今日お伝えした3つのものは、1つ1つは小さくて何気なくさりげなく家の中に入り込んできます。そして、なかなか捨てるチャンスもありません。 だからこそ ・ここに入るだけ ・1つ増えたら1つ処分 ・○月◯日に使う(決めても何度も使わなかったら処分を検討する) など、自分なりのルールを決めておくといいですね。 ぜひご自宅の収納を見直してみてください。

40代、クローゼットの扉をなくしてよかったこと6つ。じつはメリットしかない

クローゼットは、家の中でもごちゃつきがちな場所。思い切ってクローゼットの扉をなくしたら、想像以上に快適になったと話すのは、現在40代のライフオーガナイザー・高田舞子さん。クローゼットの扉をなくすメリットを教えてもらいました。 中古マンション×リノベーション、クローゼットの扉はなしに 中古マンションをリノベーションし、新居に引っ越して半月。暮らし始めて感じている、リノベーションしてよかった点を紹介します。 この記事のすべての写真を見る 今回の記事は、クローゼットの扉をなくしたことの満足度について。 リノベーションの打ち合わせ当初、建材はすべて新調が前提。室内ドアもすべて入れ替える予定でした。ですが、予算の減額を検討しながらふと気づきます。「クローゼットの扉って要る?」 クローゼットの扉をなくすメリット6つ そこで私は、クローゼットの扉をなくすことで得られるメリットをあげてみました。 1.リノベーション金額を減額できる 2.家具の配置が自由自在 3.部屋を広く使える 4.ものの出し入れがラク 5.どこになにがあるかすぐわかる 6.湿気がこもらない ひとつずつご紹介します。 ●1.リノベーション金額を減額できる 建具(室内ドア)にかかる金額は思った以上に大きいです。 建具本体の値段に加えて、取付け費用もかかる建材。これをなくすだけでかなりの減額につながることに気づいたので、3居室のクローゼットの扉をなくすことに決めました。 3つの扉をやめたことで、減額は20万円ほどに。大きな節約となりました。 ●2.家具の配置が自由自在 最大のメリットだと感じるのは、家具の配置が自由自在だということ! もし扉を設けていたら…クローゼットの奥行きに合わせて衣装ケースや収納ラックのサイズを考えなければなりません。 衣装ケースは奥行きが多種類あります。引越しを何度か経験している転勤族のわが家も、衣装ケースは押入れ用やクローゼット用が混在。 扉がなければ、この衣装ケースが収まるかどうか? 扉が閉まるかどうか? を考える必要がありません。 また、置き家具の配置も自由。クローゼット棚も設けなかったリビング隣の元和室。母子の洋服収納のため、アイリスオーヤマのメタルラックを購入しました。 扉がないので、ラックの配置は以下のようにいくらでもアレンジできます。 【ケース1】横並びに配置 王道、横並び。これは扉があってもできる配置ですが、使い勝手は違います。 というのも、クローゼットの間口と既成の扉の幅は同一ではありません。開口幅と空間幅に差異が生じ、必ずといっていいほどデッドスペースができます。 扉がないから、デッドスペースも生まれずにフル活用できます。 【ケース2】L字に配置(1) ラックをL字に配置することで、まとまったスペースでの片づけが可能に。L字の隅にはオフシーズンのものをしまうなど、隠す収納もできます。 【ケース3】L字に配置(2) L字に配置するのは上記と同じですが、ハンガーパイプをラック間に渡すことで洋服の収納に幅ができます(別角度からの写真です)。ラック間に丈の長い洋服もたくさんかけられますし、下にチェストを配置することも可能。 ●3.部屋を広く使える 扉がないので、単純に部屋が広くなります。収納の奥行きは60センチから90センチなど様々ですが、それだけ広くなると、視界も体感もかなり違います。 ●4.ものの出し入れがラク 扉の開け閉めが不要です。アクション数が減ると、心理的ストレスも減ります。乾いた洗濯物もそのままかけられますし、ものを取り出すときもワンアクション! ●5.どこになにがあるかすぐわかる 扉で隠していませんから、当たり前ですが一目瞭然。毎朝のコーデもパッと選べますし、子どもにも「あれどこ?」なんて聞かれることが減りました。 ●6.湿気がこもらない 閉めきらないので、湿気がこもりません。通気性は抜群です。 ●デメリットをあげてみると とはいえ、デメリットもゼロではありません。 1.ものがまる見え 2.こまめな整理や掃除が必要 片づけが苦手だったり、ものがまる見えなことでストレスを感じたりする人はデメリットを大きく感じるかもしれません。 ●扉なしクローゼットの満足度は200% 私の場合は、視覚的なストレスよりもアクション数のストレスが上回るタイプ。 ものが見えているからこそ、こまめに整理をしようというモチベーションにもつながりますし、満足度をいうなら、200%。 片づけは毎日のこと。なにかしら服を身にまとい暮らしている私たちにとって、とくに洋服収納は暮らしに必須です。選んで着て、洗濯しては戻して、の繰り返し。 クローゼットには扉があるものだと思いがちですが、扉をなくすことでかえって心地よく暮らせることもありますよ。

家にものが多すぎ?と思ったら…シンプルに暮らせる捨て方:5月のベスト記事

ESSEonlineに掲載された記事のなかから、5月に読みたいベストヒット記事をピックアップ! 家事に手間がかかるなら、ものの量を見直すチャンス この記事のすべての写真を見る シンプルですっきりした暮らしが理想だけど、なかなか整理が上手にできない。わが家はものが多すぎるのかも、と感じることはありませんか? 家事に時間がかかったり、手間を感じることが増えてきたら、ものの量を見直すチャンスです。 ●自分にとってちょうどいい「快適量」をみつけよう ものの量を見直すポイントは、いつも使う量とスペースに合わせて「快適量」を考えてみること。 「快適量」とは、気持ちよく暮らすための、自分にとってちょうどよい分量のことで、私が考えた造語です。適正量とは違い、数字に正しさを求めなくても大丈夫。ものの量や使い方は、人それぞれです。他の人の数字と比較することなく、自分の心地よさに合わせた量を考えてみるといいでしょう。 私は、快適量を知ることで空間に余白ができ、暮らしも心も軽やかになったと感じています。迷ったり選んだりする時間が減り、ものの管理がぐんとラクになりました。自分に合った快適量を知るためには、次の2つのことを意識して、考えてみることがおすすめです。 ●(1) いつも使う量で決める いろいろな種類やサイズの器で、ぎゅうぎゅうになりがちな食器棚。 わが家は4人家族なので、普段使いの食器は、1種類4つずつだけもつようにしています。また、食器棚は各食器の両サイドに2cmほど空間にゆとりをとって、奥の食器も見やすく配置。お気に入りの食器を、いつでも取り出しやすくしています。 カトラリーも、家族分4つずつを種類別に仕分けて収納。予備でプラス2本ずつもっているのですが、普段は使わないので一緒には置かず、引き出しの奥の方に置いています。引き出しの手前に、日常使いする量だけを置くことで、食事準備も片づけもスムーズにできます。それによって、選んだり探したりする手間がなくなりました。 ●(2) 収納スペースで決める 本棚も、ついつい本が増えて上手に収まらなくなり、ごちゃごちゃになりやすいスペースです。 私は、今読んでいる本は仕事用のワゴンに、保存しておきたい本はリビングの本棚へと、目的別に収納しています。よく本を購入するので、仕事用ワゴンがいっぱいになり、気がつくと本が重なって取り出しにくいということがよくありました。 今は、ワゴンに本が入らなくなったら、定期的にメルカリで手放すようにしています。身の回りのスペースをいつも100%で埋めてしまわず、20~30%の余白をもっておくことで、次に読みたい本や自分の好きなことに時間を使える気持ちの余裕がうまれます。 本をもっていることで満足するだけでなく、読んでどう感じたか、どう行動できるかなど、自分の中に吸収することを優先するようになりました。収納スペース=自分の物事を受け入れるうつわも、いっぱいにしすぎないことが大切だと感じています。 ●「これだけあればたりる」を知る ものを少なく、シンプルな暮らしをするためには、今の自分の暮らしには「これだけあればたりる」ことを知るのがポイントです。多くのものに囲まれ、数が把握できないと、ものの管理に追われて、時間も部屋にも余裕がなくなってしまいがちです。いつも使う数とスペースがちょうどよいバランスになるよう、自分の快適量を見つけられるヒントになればうれしく思います。 記事の初出は2022年5月

押し入れから「今すぐ捨てるべきもの」5つ。死蔵品を処分すれば暮らしがスッキリ

不用品やなかなか捨てられないものを、つめ込んでしまいがちな「押し入れ」。ここでは、50歳から本格的にミニマムな暮らしをスタートさせた、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さん(現在60代)に、今すぐ押し入れから捨てた方がいいものを教えてもらいました。 今すぐ押し入れから捨てた方がいいもの5種類 この記事のすべての写真を見る 押入れに収納し、そのまま忘れてしまいがちなものを5種類紹介します。放置すると、その後何年も持ち続け、必要なものを取り出すとき苦労するので、早めに処分しましょう。 実際に、押入れの中にあるものを一段ずつ引っ張り出してみると、処分したつもりで忘れていたものを発見できますよ。 ●1.家電、調理ツールなど 押入れは大きなものを入れることができるため、使わなくなった家電をしまう人が多いです。テレビやパソコンなど、買い替えたのに、以前のものを捨てるのがもったいなくて押入れに入れっぱなしではないですか? パソコンは個人情報が入っていて、処分するのが面倒だから、とりあえず押入れに押し込んでしまうもの。処分方法はインターネットを調べればいくらでも出てくるので、「捨て作業」をする時間をとって、手放してください。 以前は使っていたけれど、使わなくなったヒーター、パン焼き機、ミシン、壊れたからそのままになっているもの、引き出物や景品でもらって未使用のもの、1回しか使わなかったものなども見直しましょう。 ●2.思い出の品 学生時代に使っていたものや、つくったもの、手に入れたものをすべて段ボール箱に入れて押入れにしまっていませんか? 教科書、参考書、プリント、ノート、卒業アルバム、制服、学生カバン、手提げ、学生証、受験票、学生のときに買い集めたマンガ本。押入れに突っ込んであるものは、あとで参照する大事なものではなく、単なる思い出の品であることが多いので、厳選しましょう。 教科書はいつか使えると思うかもしれませんが、いま、情報はいくらでもインターネットで調べることができるし、アップデートされた内容が書かれた本を図書館で借りたり、電子書籍で手に入れたりできます。コミックも電子書籍で持った方が場所をとらないし、いつでもどこででも読むことができます。 ●3.寝具類・洋服 押入れに雑多な布物を入れている人も多いでしょう。来客用の布団、予備の布団や毛布、枕、パジャマ。季節外の衣類、自室のクローゼットに入りきらない洋服や寝巻き。もらいもののタオル。私も実家にいた頃、頒布会で買った洋服、パジャマ、タオルがたくさんあって、自室におさまりきらなかったので、母の部屋にある押入れの中の収納ケースにつめ込んでいました。 どれも、結局使うことはなく、何年かのちに、まとめてリサイクルショップに持ち込みました。 女性は、なぜか布物に愛着を持ち、タオルを捨てられない人が多いですが、タオルばかり何枚も持っていても仕方がありません。タオルの寄付を受けつけている団体に寄付してはどうでしょう? ●4.空き箱、紙袋 タオル以外に女性が好きなものといえば、空き箱や紙袋です。お菓子が入っていた化粧箱、おしゃれなデザインの紅茶の缶、プレゼントが入っていたすてきなケース、ショップのロゴが入ったかわいい袋。 使い道があるわけでもないのに、なんとなくもったいなくて捨てられず、押入れに入れていませんか? かつて私もそうだったのでキープしたい気持ちはよくわかります。 でもはっきり言います。持っていても使いません。使い道を考える時間と労力がもったいないので、あきらめてもう捨ててください。デザインがすてきすぎて捨てられないなら、写真にとって眺めることができるようにすれば十分ではないでしょうか? ●5.収納ケース・グッズ 不用品をためこむ人でも、「部屋を片づけてすっきりさせたい」という気持ちは十分あります。そんなとき、うっかり買ってしまうのが収納ケースや各種収納雑貨。ものを捨てるのがいやだから、なんとか収納で解決したいと思うのです。 しかし、ものが増えすぎた問題は収納では解決できません。むしろ収納ケースがありすぎると、本当は捨てるべきものなのに、ケースの中に入れて持ち続けてしまいます。 押入れの中に、さまざまなガラクタをつめ込んでしまうのと同様に、収納ケースの中に、処分に困ったものや、まとまりがつかないものを入れてしまうわけです。中途半端に押入れに入れたままにしている収納ケースや、押入れを機能的に使いたいと思って買ったグッズも、中身と一緒に捨てましょう。 今回は押入れの中の片づけをおすすめしました。奥行きが深い押入れはなんでも突っ込める便利な場所。それだけに、知らない間に収拾がつかなくなるので、一度徹底的に片づけてください。 筆子さんの新刊『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)では、ここで紹介した以外にも、上手なものの減らし方や、ミニマリストになってよかったこと、体と心の健康を保つコツなど、これからの暮らしに役立つ内容をたっぷり掲載しています。

73歳の自由な「持たない」ひとり暮らし。テーブルもまな板も捨てたけど後悔なし

年齢を重ね、その先のことを考えたときに実践しておきたいのが、身軽にしておくこと。そこで、持ちすぎず、豊かな暮らしをしている人をぜひ参考にしてみませんか? 団地ですっきり暮らしをする美術エッセイストの小笠原洋子さんの「持たない暮らし」をまとめてご紹介します。 【写真】マット類は撤去。床を掃除する小笠原さん 73歳、ひとり暮らしが「持たなくていい」と決めているもの3つ 3LDKの団地に住む小笠原洋子さん。家には余計なものはありませんが、一角にはかつて仕事として関わっていたアート作品や画集がズラリ。窓際には手づくりのモビールが揺れ、センスが感じられます。 「現役時代には、それなりに家具や服も持っていました。でもね、あるとき、大きな洋服ダンスを処分せざるを得なくなって。それで『ものから自由になる解放感』を実感したんです」 実家の片づけや引っ越しから学んだ「いるものといらないものを明確に分ける」という考え方。世の中では「当たり前」でも、自分にとって不要なら持たなくていいいと小笠原さんは言います。 ●レースのカーテンをやめて窓にモビールを飾る 「カーテンはホコリがたまりやすく、洗濯も手間なんです」 そこでメモ用紙でつくったモビールを目隠し代わりにおしゃれさもしっかり演出。 ●おおきなタンスを処分。一部を残し、棚として活用 存在感がありすぎた大きな洋服ダンスは引き出し部分だけ残して処分。 「むき出しの天板にクロスをかければ、すてきなローチェストに」 ●掃除の手間のかかるマット類は廃止 実家のじゅうたんをひとりで処分した苦労から「床にマットは敷かない」と決意。 「なにもなければ汚れてもサッとふくだけでOK」 手放してよかったもの5つ さらに、不要だとわかって手放したものについて教えてもらいました。 ●1:固定電話をやめてスマホ1台に 現代では、電話機の出番も減り、メールがあればファックスも不要になりました。 「だれかと連絡をとるなら、スマホひとつあれば十分です」 ●2:ダイニングテーブルを処分 ひとりの食事に大きなテーブルは不要です。 「天板を広げられるワゴンがひとつあれば、収納を兼ねて、部屋の好きな場所で食事ができます」 ●3:炊飯器は不要。レンジ用土鍋が便利 もともとご飯は鍋で炊いていたという小笠原さん。 「今はリサイクルショップで見つけた1合用の電子レンジ用炊飯土鍋を愛用中! 場所を取らないし、便利なんです」 ●4:食器棚は処分。シンク下の棚に入る分まで かつてはたくさんあった食器も今は自分が使う分だけで十分になりました。 「シンク下の収納に収まるので食器棚は不要。いい器などは、欲しい人に譲りました」 ●5:調理道具は最小限。まな板代わりに牛乳パックを 意外と場所を取るまな板もストレスのもとになることに気づきました。小笠原さんは牛乳パックを切って開いて代用しています。 「汚れたら捨てるだけなので、衛生的にもいいんです」 買わなくても楽しめる暮らしのコツ 「使えなくなるまで使う」のが小笠原さん流。見直してみると、身の回りにはまだ使えるものがたくさん。用途にこだわらず、頭をやわらかくしてみると新しい使い道が見えてきます。 ●普段着をパターン化。お気に入りの服だけ厳選 「ワードローブは制服のようにパターンを決めています。シンプルにすることで服は少なくてすみます」おかげで服選びにも迷いません。 また、高校で習ったという衣類整理法を実践。「ジャンル別に書き出し、処分したら消し、買ったら書き込みます」 コーディネートを組むときにも、このカードは活躍しているようです。 ●パジャマはシンプルなブラウスを着まわす 「寝るための服は買いません。でも、災害時や救急搬送などを考えたら清潔感は必要」 そこで、もう外では着ない服をパジャマとして活用しています。 ●着なくなったらリメイクしてよみがえらせる 「スカートは母の着物で、バッグはウールの着物の袖でリメイクです。」 また、はかなくなったスカートも、1枚の布にリメイク。今は、おしゃれなインテリアとして再利用しています。

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