築47年の小さな団地で母子4人暮らし。使いにくい「壁つけキッチン」間取りの解決法
54平米の小さな団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。団地特有の「壁つけキッチン」間取りで、キッチン作業台と冷蔵庫が離れているのが負担になっていたという宮本さんに、「キッチンワゴン」を使ったアイデアを教えていただきました。 冷蔵庫までの距離が遠い団地のキッチン。「キッチンワゴン」で快適に 団地の壁つけキッチンは、冷蔵庫や食器棚が横並びになりやすい間取り。調理中の移動距離が長くなり、家事効率が悪くなってしまうのが難点です。 【写真】流し台と冷蔵庫が遠い!団地のキッチン とくにわが家は、キッチンのすぐ横が洗面脱衣所の入り口になっているので、キッチンから冷蔵庫までの距離が遠く、行ったり来たりする負担がストレスに…。 そこで、キャスターつきのキッチンワゴンを使い始めたところ、効率的に料理できるようになり家事ラクが実現しました。 ●冷蔵庫の食材や調味料を運ぶための1段目は、第2の作業台としても活躍 ワゴンの1段目は調理中以外あえてなにも置かず、冷蔵庫の食材や調味料を運ぶための専用スペースを確保しました。朝食時はヨーグルトやジャム・納豆などを、夕食時は調理に使う調味料や食材などをまとめて運びます。 手で運ぼうとすると一度に持てる量が限られてしまい、何度も往復することもありましたが、ワゴンなら1食分の食材や調味料がすっぽり入ります。 調理中は第二の作業台としても活躍しますし、調理が終わればそのまま冷蔵庫まで楽々移動できます。 ●丈夫でサビにくい収納用品に、常温保存の食材を収納 ワゴンの2段目は、ふりかけやのり・常温で保存できる食材や調味料を収納するスペースとして使っています。 調理中はキッチン横にあるワゴンも、食事の時間はダイニングテーブルの横に移動。子どもに「ふりかけ取って!」と言われても、立ち上がらずにその場でさっと取り出せます。 食材を入れているのは、無印良品のトタンボックス。丈夫でサビにくいの素材なので、水がはねやすいキッチン周りで使うのも安心です。 ●使う頻度に合わせて収納場所を工夫する ワゴンの3段目は、パンやシリアル、ジャガイモ・ニンジン・タマネギといった常温保存の野菜などを保管しています。「朝しか手に取らない」など、使う頻度の高いものは上段へ、使う頻度の低いものは下段に収納することで、腰をかがめる負担を軽減。 また、重いものを下段に置くことで、移動する際もワゴンが安定するよう工夫しています。 S字フックでかけたメッシュバックには、ポリ袋や使い捨てふきんを収納。ワゴンのデッドスペースに、料理本や保存袋などもまとめました。 ●キッチンワゴンを活用して、家事ラクな団地のキッチンへ 冷蔵庫や食器棚までの距離が遠く、調理中の移動が負担になりやすい団地のキッチン。 家事効率を上げてラクに楽しく料理するには、キャスターつきのキッチンワゴンが大活躍します。 壁つけキッチンの間取りに不便を感じている方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。