Tuesday, June 6, 2023

学生時代に取っておくべき資格 3位「TOEIC」、2位「簿記」、1位は?

 教育専門メディアを運営する名学館ホールディングス(名古屋市)は、18~60歳の男女を対象に「学生時代に取っておくべき資格」について調査を実施した。学生時代に取っておくべきだったと思う資格1位は「普通自動車免許」(39.5%)だった。

 2位は「簿記」(15.8%)、以下「TOEIC」(15.5%)、「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」(8.4%)、「秘書検定」(5.9%)だった。

 その資格を学生時代に取得しておいたほうがよいと思う理由を尋ねた。最も多かったのは「取得のための時間を確保できるため」(27.6%)、次いで「仕事・生活に必要」(26.6%)、「就職・転職・昇進に有利」(17.6%)だった。

 同社は、「自分で生活するようになり、資格が必要と感じるようになる前に取得しておくとよいと感じる人が多いようだ。また、自由な時間が多い学生の間に資格取得のために勉強をするとよいと感じる社会人も多かった」とコメントした。

●取得した資格は役立っている?

 取得した資格は役立っているかの問いに、「役に立っている」答えた人は82.0%と、8割以上の人が役に立っていると実感していることが分かった。

 一方で、不要だと思う資格についても聞いた。最も多かったのは「秘書検定」(34.2%)、次いで「宅地建物取引士」(21.2%)、「TOEIC」(9.0%)だった。

 取っておいたほうがいい資格で5位に入った「秘書検定」が、不要な資格にも選ばれた。社会人として必要な一般常識を習得することに役立つと感じる人もいるが、資格を取る必要はないと感じる人も多いことがうかがえた。

 その資格を取得しても不要と感じる理由について尋ねた。最も多かったのは「活用する職種・場面が限定的」(34.2%)、次いで「なくても支障がない・活用することがない」(32.4%)、「働きながら身に着けられる」(10.6%)だった。

 3割以上が、利用が難しい資格の取得は不要と考えていることが分かった。また働きながら取得できる資格は、学生時代に取得を目指す必要はないと考える人が目立った。

 今回の調査は、18~60歳の男女を対象にインターネットで行った。期間は4月21日~5月1日、有効回答数は500人。

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