【天皇賞・春】タイトルホルダーは2周目4コーナーで無念の競走中止 栗田師「大丈夫そうですが、これから検査」
4月30日の京都11Rで行われた第167回天皇賞・春(4歳以上オープン、定量、GI、芝3200メートル、17頭立て、1着賞金=2億2000万円)は、クリストフ・ルメール騎手の2番人気ジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が中団の内で脚をためると、直線で一気に抜け出し快勝。タイムは3分16秒1(稍重)。 昨年の覇者で、史上6頭目の連覇を目指した1番人気タイトルホルダー(牡5歳、美浦・栗田徹厩舎)は、好スタートから先手を主張したアフリカンゴールドの2番手を追走。2周目1コーナーで先頭に立ち、勝負どころの2周目3、4コーナーを迎えたものの、後続に捕まると一気に失速。最後の直線入口で競走中止した。レース後の様子を栗田調教師が説明した。 「馬は大丈夫そうですが、右側が少し硬いとのことです。下り坂で(フォームが)バラけたみたい。これから検査します」とコメント。目に見える故障などの不安は打ち消したものの、慎重に様子を見る意向を示した。