尖閣諸島沖の領海に侵入、中国海警局の船4隻が退去
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、9日午前10時半から同47分頃にかけ、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島沖の領海に中国海警局の船4隻が侵入した。海上保安庁の巡視船が領海からの退去を求め、4隻は同日午後0時29分頃までに領海を出た。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、9日午前10時半から同47分頃にかけ、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島沖の領海に中国海警局の船4隻が侵入した。海上保安庁の巡視船が領海からの退去を求め、4隻は同日午後0時29分頃までに領海を出た。
2023年上半期(1月~6月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。教育・子育て部門の第5位は――。(初公開日:2023年2月28日)中学受験には従来の4科目のほかに2科目受験などさまざまな方式が登場している。教育ジャーナリストの中曽根陽子さんは「以前は、偏差値や大学合格実績などで4科目の中高一貫校を選ぶ家庭が多く、その結果全落ちしてしまうケースもありましたが、最近は親が子供の個性ややりたいことに合った校風の学校と受験方式を選ぶケースが増えている」という――。 「中学受験2023」史上初めて5万2000人以上の受験者 1月から2月にかけて首都圏で実施された2023年度入学の中学受験の受験者数は、過去最多を更新しました。前年比1500人増の推定5万2600人(首都圏模試調べ)で、受験者総数は2015年から9年連続の増加。5万2000人超は中学受験史上初めてのことです。 女子校からリニューアルした芝国際中学校や、明治大学との連携を発表した日本学園などが台風の目となり話題となったほかに、従来の4科目以外の受験方式も多様化し、受験生の動向にも新しい動きがありました。 そこで、塾目線ではなく親目線に立って独自に取材したものを基に、来年度以降の中学受験にどう向き合うべきかを考えてみました。 まず、首都圏の中学受験者数が増加した理由や、受験生の動向について首都圏模試センター 教育研究所長の北一成さんに聞きました。 「今年度の首都圏の中学入試は史上最高の受験者数を叩き出し、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城いずれも受験者数は増加しました。その結果、合格率も91.8%、特に男子は82.9%とかなり厳しい受験になりました。ただ、この中には公立中高一貫校との併願者も6500人くらい含まれていることを考えると、受験者がすごく増えているわけではありませんが、難関校や新設校を狙い撃ちした結果、全落ちという相当厳しい結果になってしまった受験生もいたということです」 一方、北さんは「受験校選びが多様化すると共に、受験準備のスタイルも多様化して3極化している」と語ります。それは以下のようなタイプです。 塾に通いつつ偏差値重視ではない中学受験が主流に ① 従来通り小4(小3の2月頃)からしっかり進学塾に通って難関校を目指す層。 ② 塾には通っているが偏差値重視ではなくわが子にあった学校を選びたいという層。 ③ 公立中高一貫校との併願や新タイプ入試を活用して、習い事などと並行しながら中学受験をする。志望校に行けなかったら公立でいいと割り切っているライトな受験をする層。 最近の特徴は、②がボリュームゾーンで、③も増えているといいます。つまり、4科目入試がほとんどだった15年前のピーク時と違い、入試自体が多様化し、受験生の思考も着実に変わってきているのです。 実際、私のまわりでも、大手塾での競争に疲れて途中で小規模塾や個別指導の塾に移り、できるだけわが子にあった受験をしたいと学校研究をして志望校を変えて合格したという家庭や、習い事や自分のやりたいことをしていくために中高一貫校を選びたいと新タイプ入試を活用して合格したケース、子供が小6年の途中から急に受験をしたいと言い出して、急遽2科目で駆け込み受験をしたといったケースを見聞きすることが増えていましたので、その分析には同感しました。 こう書くと、「中学受験はそんな甘いものではない」「4科目受験こそ王道」といった声も聞こえてきそうです。 確かに中学受験で、御三家や大学付属校など偏差値60以上の難関校突破のために求められる学力レベルは相当高く、その場合、進学塾がもつノウハウに沿って準備をする必要があります。こうした学校は人気を集めるにふさわしい教育をしており、大学進学実績も素晴らしい。よって偏差値も高くなるため、本気で目指すためには“強い塾”に行かなければ……という流れになりがちです。 「こんな低偏差値校のために塾に通わせたわけじゃない」 このとき親が陥りやすいのは、いちどこのレースに足を踏み入れることで、少しでも偏差値の高い学校への合格が目的になり、子供を過度に追い詰めてしまうことです。 例えば、目標とする学校に受からなかった時にその結果を親が引きずり、「こんな学校に行くことになってしまった」とあからさまな言い方をする。進学することになった学校を否定することで、親子関係が悪くなったり、子供自身も否定的に捉えて自分には価値がないと思い込んだりすることにもなりかねません。 今回も2月1日からの試験で、5日間午前午後と受け続けるも落ち続けた受験生がいました。このままではまずいと5日の夜に急遽出願し6日に受験した学校に合格したものの、親は「こんな偏差値の低い学校に行くために塾に通っていたわけでない」と悲嘆にくれていたそうです。子供はその学校の先生と話して納得し、合格をくれた学校に進学することにしたそうですが、こうした親の対処は子供にダメージを与えてしまいます。 実際、難関校の滑り止めとなった学校では、そんな心が傷ついた子供たちのメンタルケアから始めなければならないというぼやき声もしばしば聞かれます。 もちろん、正しい対処をする親もいます。難関校を目指して塾に通い始めたけれど、途中で子供の様子を見ながら学校研究を進め、偏差値だけではない受験校選びをして、結果的に子供にあった学校に進学できて満足しているという事例もあります。 この違いはやはり、親が何のための受験なのかを見失わない冷静さを持てるかどうか。学校の本質を見極め、子供の今時点での実力で受かりそうな学校の中から、上手に選んで受けていけるかどうかによって生じるものです。 塾業界が敷いたレースを走らされ、消耗する親子 筆者がこれまで200校以上の学校を取材して感じるのは、偏差値に囚われてしまうと、その学校の魅力を見落としてしまうことが多いということです。その結果、塾業界が敷いたレースを走らされ、消耗する親子がなんと多いことか。 そうした悲劇を繰り返さないためにも、トライして良かったという受験にするためのポイントを3つ挙げました。 ① なんのために受験をするのか、ゴールを明確にし、そのゴール達成のために、わが家はどんなルートを選ぶのか子供と一緒に考えること。 ② そのゴールに向けた学校研究を怠らないこと。 ③ 受験に向かうのは子供。親はあくまでもサポーターであることを忘れない。 東大合格者など難関大学合格実績の高さを受験校選びの基準にする人は昔も今も多いですが、基準はそれだけではありません。時代が大きく変わり、基準も多様化しています。 中学受験において、最終的な学校選びは親の仕事になります。そのため、学歴社会を生きてきた親も意識をアップデートしていくことがきわめて重要です。自分の経験を基に、最新事情を学びもせず「この学校はレベルが低い」「偏差値上位の学校に行かなければ敗北だ」といった考え方を持つのはもう終わりにしなければなりません。 大事なのは、各学校の教育理念や育成しようとする生徒の人物像をしっかり把握し、子供を託したいと思える学校を選ぶこと。大学入試の半分以上が総合型選抜になっている今、子供との相性を見極めて賢い学校選びをしてほしいです。 参考までに筆者が主宰する親向けの受験講座に寄せられた実際の事例、現在、中1の3人の中学受験ストーリーを紹介します。いずれも親が賢明な判断をできたケースです。 一人目は、大手進学塾から洗足学園に進学した家庭。2つ上の兄が同じ塾から最難関校に合格して楽しそうに通学しているのを見て、自分も同じ塾に通うことにした女の子。頑張り屋で塾の勉強も手を抜かず、塾内のクラスは常に最上位を維持。小6の志望校別特訓も御三家を目指すクラスでしたが夏休みに突然、「クラスを辞めたい」と言い出したのです。 本人の心境は、「まわりの子との差が広がって、つらかった。それで、『辞めたい』と言うと先生からは頑張れば大丈夫だから諦めるなと引き止められたけれど、みんなライバルという環境の中でプレッシャーを感じながら通い続けるのは限界だった」と言います。 幸い、親は子供の意思を尊重し、クラス変更を認めました。娘さんは、「あの時もし、もったいないから続けなさいと言われていたら壊れていたかもしれない」と後で正直に語ったそうです。最終的に、「自分の第一志望校」に合格できて大満足しているそうです。 入試問題を解くのが楽しすぎて合格後も、受験し続けた 2人目は、小5の秋に、本人が「地元の中学校に通いたくない」という理由から中学受験を志望し中堅塾に通うようになり、横浜女学院中学校に進学した家庭。毎年、早慶やMARCHの合格者を出している学校ですが、この娘さんの場合、本が大好きだったことが受験の決め手になりました。体験授業に参加した際、好きな本を読んで探究するリーディングという授業を受けて、「この学校に入ってこの授業を受けたい!」と熱望し、この学校だけを受験したそうです。受験科目は国語と英語の2科目。「入試問題を解くのが楽しすぎて、初日に合格した後も、受験し続けた」という逸話の持ち主です。 3人目は、自分が真剣に取り組んでいるドローン競技を続けることを最優先として、それを認めてもらえる中高一貫校を志望した男子児童。自己アピール型の新タイプ入試(思考・表現型)でドルトン東京学園中等部に合格・進学しました。この子は、年の離れた兄が中学受験をしたことから、親が受験をさせたいと4年生から中堅塾で4科目受験の準備をしていましたが、あまり勉強に身が入らないまま、途中からドローン競技に夢中になり受験勉強との両立が厳しくなっていったん受験をやめる決意をしました。 ところが、その後「公立中学に行ったらまた高校受験で両立できなくなる。それならやりたいことと両立できる環境を得ることを目的に中学受験をしよう」と思い直し、個別指導塾に入り直して受験準備を再開。そして、2科目と新タイプ入試で問われる作文の対策に絞って勉強をし、見事第一志望校に合格しました。 母親は当初、偏差値の価値観からなかなか離れられませんでしたが、筆者との対話を通して徐々に受験の目的を考え直し、子供のやりたいことと学業の両立という希望を叶えられそうな学校をいくつか選んで受験した結果、自分の偏差値以上の学校に合格を果たしたのです。 以上、三者三様の受験ストーリーですが、こんな受験スタイルもあるのです。もちろん3つの家庭も、いつも平和だったわけではありません。たくさんの葛藤があり、やる気を見せない子供を責めたり、親が不安をぶつけて喧嘩したりすることもありました。それでも、最終的には子供の良き理解者であろうとし、いい関係を作ったからこそいい結果を得られたのです。 受験が成功するかどうかは「親子関係が9割」と言ってもいいでしょう。それくらい、受験では親が試される場面が多く、葛藤が生まれますが、その葛藤は親子を成長させてくれます。 成長といえば、こんな事例もありました。 塾に行かずに通信教材だけで勉強していたものの途中でやめていた小6男児が、入試3週間前になって、クラスの友達が受験に向けて真剣になる姿に刺激を受けて、「自分も受けたい」と言い出したという珍しいケースです。残り3週間、猛勉強をして2月1日以降、3校を受験し、なんと2校に合格したそうです。 両親は、記念受験で終わらせないためにこの先どうするのか、子供を囲んで真剣に話し合いをしたそうです。その結果、「息子の気持ちはもう高校入試に向かっていたので、公立中に進学することを決めた」と母親は言います。本番の試験を体験したことで、息子は「もっと早くから頑張っていたら、違う結果を手に入れられたのかもしれない!」と実感し、初めて自分ごととして受験を捉えられるようになったのです。 受験は、どんな結果であろうと、親子が成長できるまたとない機会です。これから受験をされる皆さんが、最終的にやってよかったと思える受験になりますように。心から応援しています。 ———- […]
巨人の水野雄仁スカウト部長は9日、26日に行われるドラフト会議での1位指名選手を直前まで決めない方針であることを明らかにした。 昨年はドラフト会議の3週間前に高松商・浅野翔吾外野手を1位指名する方針を決定。名前こそ伏せたが、高校生の指名を示唆した上で「体は小さいですけど、3拍子そろってパンチ力もあるし、右にも打てる。将来のスーパースターになるような素材」と、意中の選手が浅野であることを事実上“公表”した。 この日、ジャイアンツ球場で取材に応じた水野スカウト部長は「今年は昨年のような発表は全くできないと思っております。直前まで視察を重ねて。スカウト会議も最後の21、22日の土日の視察を終えてから。例年は1週間前くらいにやるんですけど、今回は24日にやります。そこまで話が何一つ決まるわけではない」と説明した。 昨年の“公表”については「去年は一つでも(競合球団が)少なくなってくれたらいいなという思いで言ったというのもある」と明かし、「こちらとしては取りたい選手を取るのがドラフト。リップサービスで取れるもんも取れなくなったらというのはありますので、慎重にやっていきたい」と語った。
◇8日 ラグビーワールドカップ・フランス大会1次リーグD組最終戦 日本27―39アルゼンチン(ナント) ラグビーW杯フランス大会で8日、日本の敗退が決まった直後に流れたテレビCMにツッコミが殺到している。アサヒスーパードライのCMで米大リーグなどで活躍したイチローさん(49)が、負けを想定して準備されたような言葉を発しており、SNS上では「冷めたわ」「あまりにも失礼」などの声が上がった。 試合直後に流れたCMでは、イチローさんが「仲間を信じ、一つになって立ち向かう姿に、僕も胸が熱くなりました。10月8日、ノーサイド。たくさんの感動をくれた熱い戦いに乾杯しましょう」とコメント。ビールでのどを潤した後に「日本代表、ありがとう」と健闘をたたえた。 しかしX(旧ツイッター)では、負けパターン用の台詞だとするツッコミが相次いだ。「イチロー仕事早いな」「負けた用のメッセージ撮らされるイチローの気持ちにもなってほしい」「ノーサイドになった途端CM流れて、観てもいないのに僕も感動しました、とか白けるし、頭にくる!」「乾杯と完敗をかけた、広告というすごい高レベルなダジャレなんだぞ」などと大荒れに。「勝利バージョンは次回大会に持ち越しですね」などの反応もあった。
NHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8時)。松本潤演じる徳川家康が、個性派ぞろいの家臣団と数々の困難を乗り越えていく姿を描く。 岡崎城主の子として生まれた竹千代(のちの家康)は、戦乱で父を失い、母とも離れ、今川家の人質として孤独に生涯を終えるつもりでいた。しかし三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主として織田信長、武田信玄ら群雄割拠の乱世に飛び込む。生死を賭けたピンチ、計算違いの連続に見舞われながら、家臣団とともに天下統一を目指していく。 脚本は「コンフィデンスマンJP」シリーズなどで知られる古沢良太氏が担当する。 ◆第39回「太閤、くたばる」 茶々に拾(後の秀頼)が生まれた。家康(松本潤)の説得により、明との和睦を決めた秀吉(ムロツヨシ)。しかし、石田三成(中村七之助)たちが結んだ和議がうそとわかると、朝鮮へ兵を差し向けると宣言、秀吉の暴走が再び始まった。都が重い空気に包まれる中、家康は息子の秀忠(森崎ウィン)を連れて、京に隠居していた忠次(大森南朋)を訪ねた。忠次から最後の願いを託され悩む家康に、秀吉が倒れたとの知らせが届く。
昨シーズンの最終戦で惜しくも優勝を逃した福岡ソフトバンクホークスは、千賀滉大が海外フリーエージェント(FA)権を行使しMLBニューヨーク・メッツへと移籍。7年連続で2桁勝利を挙げていた大黒柱が抜けた穴はとてつもなく大きい。 オフシーズンに獲得した先発投手は有原航平とガンケルのふたり。両投手とも実績はあり、期待値通りの働きを見せてくれれば大きな戦力アップとなる。しかしオープン戦では結果を残すことができず、開幕は二軍スタートとなった。 [AD] スポーツ得点王:野球等の試合結果を予想する無料の新ゲーム登場! 豪華賞品も ソフトバンクの先発投手予想カレンダー 日付 曜日 投手 vs 9月27日 水 スチュワート オリックス 9月28日 木 ー ー 9月29日 金 有原航平 西武 9月30日 土 板東湧梧 日本ハム 10月1日 日 石川柊太 ソフトバンク 10月2日 月 和田毅 楽天 10月3日 火 大関友久 楽天 ※太字は予告先発 [AD] スコア遊ライブ:野球・サッカー・バスケほか注目スポーツの試合結果を超速報! ソフトバンクの主な先発投手 絶対的エースでもあった千賀の穴は大きいが、それでも2桁勝利を期待できる投手は多くいる。そのひとりが東浜巨だ。2017年に最多勝を獲得した右腕は、翌年からやや低迷するも昨シーズン5年ぶりに2桁勝利に到達し防御率3.11とまずまずの成績だった。自身初の2桁勝利到達が最低限の目標だ。 育成ドラフト出身の大関友久にも期待がかかる。昨シーズンは途中離脱がありながらも21試合(15先発)で7勝6敗、防御率2.93と先発の一員としてしっかり結果を残した。今シーズンは年間を通して先発ローテーションを守り規定投球回と2桁勝利の同時達成を狙う。 昨シーズンは中継ぎとして55試合に登板し、防御率1.12と大ブレイクを果たした藤井皓哉が今シーズンから先発に転向する。広島東洋カープ時代を含めて一軍で先発の経験はないが、オープン戦では長いイニングをしっかりと投げきり先発適正の高さを示した。先発投手としも強力なフォークで三振の山を築きあげることができれば面白い存在となりそうだ。 その他にもベテランの和田毅に石川柊太と森唯斗の両右腕。さらには新戦力の有原とガンケルも控えている。 [AD] プロ野球を観るならDAZNで。スマホやTVでスポーツをいつでも楽しもう
ピーマンの種に含まれる栄養素は? ピーマンは栄養豊富な野菜のひとつです。 代表的なビタミンAの他にも、ビタミンC(レモンの1.5~2倍)、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンPなども豊富に含まれ、食物繊維はセロリの約1.5倍、β-カロテン、鉄やカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。 また、ビタミン(水溶性)は水や加熱により減少しますが、ピーマンのビタミンCは加熱による影響を受けにくく、油で調理をすればビタミンAの吸収率も高まるため、加熱調理に向いている野菜と言えるでしょう。 そして、ピーマンの種にも多くの栄養が含まれています。中でもカリウムが豊富に含まれており、カリウムは利尿作用やむくみ解消、足のつりや筋肉のけいれんの予防、体内の余分な塩分を排出する助けをしてくれます。また、ピーマンのワタにはピーマンの香り成分でもあるピラジンと呼ばれる栄養が豊富で、精神安定や血行促進に役立ち、基礎代謝が落ちる夏や血液サラサラの手助けをしてくれます。※種は食物繊維も多い分消化に時間がかかりますので、食べ過ぎや体質に合わない場合はお気をつけください。 種を残したピーマンのヘタの取り方 ピーマンのヘタの部分を包丁でカットしていませんか。手を使うと、種やワタを残してヘタの部分だけを綺麗に取り除くことができます。 1.ピーマンを半分にカットする 2.ヘタの部分を親指と人差し指で押さえ、内側にパキっと折る ヘタのついている上の部分だけを軽く押さえて取ると、種やワタの部分を残して綺麗に取ることができます。※収穫して時間の経った種は黒くなっている場合があります。食べても問題はありませんが、できるだけ白い新鮮な種の調理をおすすめします。 切り方で苦味が変わる? 苦いピーマンと苦くないピーマン、実は切り方でも苦味が変わってきます。野菜には繊維というものがあり、繊維に沿って包丁を入れるとスムーズに切れ、苦味や辛味などの雑味があまり出ません。 ピーマンの繊維は縦方向にあります。ヘタと先端に包丁を縦に入れると繊維に沿ってカットできるため、ピーマン特有の苦みが出にくくなります。逆に輪切りのように繊維に逆らってピーマンを横に切ると、繊維が壊れ苦味が出やすくなります。※ただし、在来種に近い品種改良の少ないピーマンなどは、「味の濃い野菜」として野菜本来の苦味があり、栄養価の高い、ピーマン本来の苦味(旨味)のあるピーマンも多くあります。 美味しいピーマンの見分け方 ピーマンは見た目で鮮度が比較的わかりやすい野菜です。お店で購入する際は、ツヤと張りのあるピーマンを選びましょう。ハリのあるピーマンは軽く触れても表面がへこまず、包丁を入れてもパリッとして瑞々しく、味もしっかりしています。中の種も白く食べやすいのが特徴です。収穫から時間が経ってしまったハリのないピーマンは、少ししおれて包丁を入れてもしなっとしています。種も黒褐色になっているものも多く、比較的固く、調理しても口に残ることがあります。 種やワタが気にならない調理方法 調理方法によっては、種やワタが気になる場合があります。気にならない調理方法をいくつかご紹介します。 ・揚げ物…天麩羅や素揚げ、揚げ浸しなどの揚げ物は、種やワタをつけたままこんがり揚げることで種やワタがパリパリになります。香ばしさも増し、より美味しくお召し上がりいただけます。 ・具たくさんスープ…野菜や雑穀のたくさん入ったスープは種の粒粒が気にならなくなります。 ・ピーマンの肉詰め…ピーマンに詰めるお肉に混ぜて調理すれば入っていることにすら気づきません。 ・チャーハンやピラフ…お米と一緒に混ぜることで、種やワタの食感が気にならなくなります。 ピーマンの種の食感が気にならない方は、ヘタも取らずに丸ごと煮びたしにするのもおすすめです。また、種やワタを調理することで、可食部以外のゴミがとても少なくなります。環境に配慮した野菜の剥き方としても是非お試しください。 半田葉子 バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_
教員確保策を話し合う中教審の特別部会は28日、教員不足解消や長時間労働是正に向け、学校の働き方改革の緊急提言をまとめ、永岡桂子文部科学相に渡した。年間の授業時間数が国の基準を上回る学校に改善を促し、学校行事で無駄を省くよう求める他、「勤務間インターバル」導入の検討などを柱とする。 提言は、既に文科省が自治体や学校に呼びかけている内容が多く、予算措置を含めた国の支援拡大が必要となる。 2022年度の公立学校の授業計画に関する文科省調査によると、小学5年(1こま45分)で基準となる1015こまを大きく超える「1086こま以上」の学校は37%。提言は、こうした状況を問題視し「指導体制に見合った計画にする」と是正を求めた。 また、運動会の開会式を簡素化することや、入学・卒業式で「前例にとらわれた部分」をやめるといった時間削減を推奨。教員が終業から次の始業までに一定時間の休息を確保する勤務間インターバルの必要性にも言及した。
〈 「マスコミの諸君は次元の低い悪口ばかりだが…」30年前に小沢一郎が記者たちに打ち明けた「政治改革の夢」 〉から続く 1993年3月、自民党の派閥会長が逮捕……小沢一郎の政治生命が尽きかけた「金丸脱税事件」とは? 小沢氏の番記者を務めるなど長年にわたって日本政治を取材し続けたジャーナリストの城本勝氏の新刊『 壁を壊した男 1993年の小沢一郎 』(小学館)より一部抜粋してお届けする。 (全2回の2回目/ 前編を読む ) ◆◆◆ ゴールデン・トライアングル 永田町には国会議事堂をはじめ、首相官邸や議員会館、政党本部が建ち並び、政治団体や政治家の個人事務所が入ったビルも集中している。そのため、権力の中枢とも言われている。 なかでも、国会裏からの下り坂と山王日枝神社からの下り坂が合流するすり鉢状の地形の一帯は、ある時期「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれていた。 日枝神社からすり鉢の底に向けて坂を下ると、正面には金丸事務所がある高級マンション「パレロワイヤル永田町」、その隣に小沢の個人事務所が入居している「永田町十全ビル」、さらにその向かい側には竹下事務所が入る「永田町TBRビル」があった。 竹下内閣ができた1987年から小渕派と羽田派に分裂する1992年までは、竹下派が自民党最大派閥として権勢を振るっていた。 その派閥会長の金丸とオーナーの竹下、それに幹事長を務めた後に派閥の会長代行となった小沢の3人の名前から「金竹小支配」とも言われていた。この三角地帯に立つと、金竹小の事務所が一望できる。そのためゴールデン・トライアングルと名付けられた。 実際、政局に大きな動きがある時などは、私たちはすり鉢の底にあたる交差点付近から3事務所の人の出入りをチェックしたりもしていた。 しかし、この三角地帯に何時間も立ち尽くし、そのうえ何の成果も得られない日のほうがはるかに多かった。 諸説あるのだが、「金竹小」との名言は私の知り合いの新聞記者の発案らしい。ただ、その金竹小が一度に見張れるからゴールデン・トライアングルと呼ぶのには異議があった。私にとっては黄金の三角地帯どころか、貴重な時間が消えてなくなる「魔の三角地帯」バミューダ・トライアングルだったからだ。 「4億円の脱税容疑」で逮捕 3月6日土曜日。その三角地帯で、ある異変が静かに進行していた。 この日国会では、平成5年度予算案を採決するための衆議院本会議が予定されていた。自民党政府は、竹下、小沢への証人喚問や緊急経済対策の減税問題を巡って野党との折衝が難航し、苦しい審議状況が続いていた。だが、予算案が衆議院を通過すれば何とか年度内成立が見通せそうだった。 与党議員と霞が関の官僚たちだけでなく、政治記者もそして野党議員すらもほっと一息つけるタイミングだ。例の三角地帯も、政界関係者の往来は少なく、そこに立つ記者もいない。 そんな緊張感が緩んだ土曜日の昼過ぎ、金丸はパレロワイヤル永田町6階の事務所を出て、目と鼻の先のキャピトル東急ホテル(現ザ・キャピトルホテル東急)に向かった。 前日、東京地検から「確認したいことがある」と呼び出しを受けていた。東京佐川急便からの違法献金の件は決着がついたはずだ。罰金刑を受けた後は議員も辞職し、大人しくしている……。 金丸は「たいしたことじゃないだろう。ちょっと行ってくる」と言い残してホテルに向かった。指定された部屋に行くと、東京地検特捜部の検事が待っていた。そのまま目立たないように法務省の合同庁舎に身柄を移される。そして、取り調べを受けた後の午後6時過ぎ、4億円の脱税容疑で逮捕令状が執行された。 引退したとはいえ政界に絶大な影響力を持った金丸の逮捕だ。東京地検は、綿密な捜査を積み重ねて容疑を固めたうえで、予算案の衆院通過直後という政府与党への影響が最小限に抑えられ、しかも政界もマスコミも一瞬気が緩む瞬間を捉えて電光石火の勝負をかけた。 検察にとっては、前年の東京佐川急便事件の処理を巡って傷ついた威信を取り戻す意味もあった。 竹下派のドン・金丸の後継を巡る小沢と梶山の主導権争いがその事件に絡んだ結果、東京地検は事件処理に手間取った挙げ句に金丸本人の取り調べもせず、略式起訴で罰金刑の処分を選んだ。金丸を特別扱いしたと世論に受け止められ、批判の嵐にさらされていた。 その汚名を雪ぐため国税当局の力も借りて執念の捜査を続けていたのだ。「巨悪は眠らせない」と、疑惑には徹底した捜査で臨み、たとえ相手が元首相であっても逮捕・起訴には躊躇しない。日本最強の捜査機関としての誇りを取り戻すためにも、東京地検特捜部にとって金丸逮捕は絶対に失敗できない事件だった。 同じ頃、私は野党担当記者として予算取材にあたっていた。その取材は衆院通過が決まった時点でヤマを越える。予算案については憲法上の規定により衆議院の優越が認められているため、事実上成立が決まるからだ。 所得税減税を求めて審議拒否を続けた野党だが、梶山が水面下の交渉で「所得税減税を前向きに検討する」と約束し、手を打った。これによって予算案は6日土曜日に本会議にかけられる日程になった。 残る私の主な仕事は、予算通過後の野党の談話取材だ。これは既に予定稿ができている。不測の事態が起きないか見届けるのは同僚記者に任せて、久しぶりに早めの帰宅をしていた。 自宅で夜7時のニュースをチェックしていると、机の上に置いてあったポケベルがけたたましく鳴り始めた。政治部の電話番号が表示されている。自宅の電話にかけてこずにポケベルを鳴らすのは、緊急時の一斉呼び出しの時だ。 ひどく嫌な予感がした。政治部にかけても案の定繋がらない。記者クラブにかけても話し中だ。何か重大な事態が発生しているのは間違いない。 「金さんがパクられたらしいぞ」 何が起きたんだ……。そのうちサブ・キャップから電話がかかってきた。 「あのな、金さん(金丸)がパクられたらしいぞ。詳しいことは分からないが、東京地検で発表があるらしい。社会部は完全にテンパってるからそっちでも情報を取ってくれ。野党の反応もいるな。原稿は俺が受けるわ」 いつものように眠そうな口調でそれだけ言うと、電話は切られた。 この人は、何が起きても動じない。大した度胸だと思ったが、いまは感心している場合じゃない。私は慌てて知り合いの政治家や秘書に片っ端から電話をかけた。話し中が多くなかなか繋がらない。運よく繋がっても、 「何があった? どうなっているんだ?」 と逆に質問攻めに遭う状態だった。 東京地検が金丸逮捕を正式に発表したのは午後9時。容疑は、割引債など4億円の所得を隠していた脱税だ。 金丸ほどの大物政治家が蓄財としか思えない所得隠しをしていた事実は、政界やマスコミに深刻な衝撃を広げた。金丸逮捕が政局に重大な影響を与えるのは間違いない。私は、特に小沢の行動は、かなりの制約を受けるのではないかと思った。 「金竹小」の一人であり、むしろ権力を行使する実権は小沢が持っていた。竹下のスキャンダルでも証人喚問に応じざるを得なかった。事件がどういう展開を見せるにしても、小沢の関与が当然疑われるし、説明を求められる。政治行動が制約を受けるだけでなく、場合によっては小沢自身の政治責任も厳しく問われるに違いない。 「これで小沢は終わりだ。小沢の闘いも終わる」 政界に関わる誰もがそう考えた。私も少なくとも政治改革を巡る動き、特に小沢が進めている水面下の野党工作は、中断せざるを得ないだろうと思った。 小沢とその周辺は現役の小沢番が中心となって取材している。しかし、各社が取材対象に殺到している状態のなかで、独自の取材をすることは難しい。そういう時こそ、長年苦労して関係を築いてきた「OB記者」の出番だと思っていた。それはある種の功名心でもあるが、担当でなくても「他社に抜かれる恐怖心」は変わらない。現役の小沢番の邪魔にならないように、密かに小沢の胸中を知る方法はないだろうか……。 小沢に電話を入れると… 私は深沢の小沢の私邸に電話を入れた。受話器を取ったのは、住み込みの秘書だった。 「先生は誰の電話にも出ないと言っています。取材は、明日の昼頃に懇談でコメントを出すと番記者の皆さんに連絡したところです」 予想通りだった。 私が「じゃあ、それが終わった後、夕方には1人でこっそり行くからと伝えておいて」と頼むと、「分かりました。先生が会うかどうかは分かりませんが、一応伝えておきます。5時過ぎでいいですか」と了解してくれた。 […]
2020年7月30日・午前8時57分。福島県郡山市島2丁目の飲食店で爆発事故が発生。厨房に設置されたガス管の腐食部分からガスが漏れ出し爆発したとみられ、1人が死亡、31人がケガをした。事故から3年、爆発に巻き込まれた被害者の女性が胸の内を明かした。 気づいたら3日経っていた (以下引用) 「ポーチのファスナーを開けてお金を取り出そうとしたところまでの記憶はあったんですけども、そこからは全く分からなくて。気づいたときには3日が過ぎていて」 (以上引用) 福島県郡山市で美容室を経営する49歳の女性。あの日、売上金を入金するために銀行を訪れた際、事故に巻き込まれた。 被害者の凄絶な体験 女性は、爆風で3mほど吹き飛ばされたという。 (以下引用) 「爆発音も救急車の音も、全く聞こえていないです。爆発の音よりも爆風が強くて、たぶん数秒差なんでしょうけど。それで飛ばされたので。最初、事故当時は右上4本は爆風で歯茎ごと飛ばされてない状態でしたので。病院に運ばれたときに胃袋に2つ歯があって、1つは口の中にぽろんってあって1つは外に出ちゃったであろうっていう感じで」 (以上引用) 自分の顔がオバケみたい 上あごと下あごの粉砕骨折。顔の神経断裂など全治3カ月の大ケガをし、10時間に及ぶ手術で300針を縫った。 (以下引用) 「この辺がもう麻痺なんですよね。いーってやったときに、ここが動かない。鼻も膨らませたり閉じたりってやっても、ここが動かないんですよね。あとは写真を撮りたくなくなりました。写真で見る自分の顔ってほんとにオバケみたいなんです」 (以上引用) 今の方が苦しい… 事故から約2カ月後に退院したが、縫合手術により口角は二度と上がらなくなった。 「食べること・飲むこと・話すことは、すべて変わりました」と言うように、口回りは麻痺しているため、飲み物を飲む際にはストローが手放せず、リハビリをしなければ呂律が回らないという。これまでに受けた手術は、大小を合わせて10回以上に上り、これからも治療は続く。 (以下引用) 「とにかくすべてが不自由になっちゃったので、そういう不自由さは言葉に出さなければ誰もわからないことなので。そう言った面での苦しさっていうのは、むしろ事故当時よりも今のほうが苦しいですかね」 (以上引用) 一瞬で一生が変わってしまった 検察は2023年3月に、業務上過失致死傷の疑いで書類送検された当時の運営会社の社長やガス管の設置業者など合わせて5人を「過失の認定は困難」として不起訴処分とした。 (以下引用) 「本当に私はただ単に、銀行に用事があってATMを利用しに行っただけ。それで一生変わってしまった。一瞬で一生が変わってしまったので、そこに対して責任の所在も明らかにならないってどういうことって思ったら、このまま引き下がるってことは絶対にしたくないって」 (以上引用) 女性は検察の不起訴は不当として、検察審査会に審査を申し立てた。 戻してくれるのなら何も望まない 事故の責任は誰にあるのか?その所在を明らかにすることを望んでいる。 (以下引用) 「事故を起こした側を思うと、私の顔を返してって思いますし。私は時間と自分の体が元に戻るのであれば、返してもらえるのであれば、何も言わないです。でもそれが出来ないからこそ、やっぱりもう補償してもらうしかないじゃないですか。綺麗ごとなしに、ちゃんと償ってしっかり補償してもらいたいって望んでます」 (以上引用) いまだ多くの個人や企業、関係機関が事故の被害に苦しむ中で、一刻も早い救済が待たれる。 (福島テレビ)