Friday, December 8, 2023

宮崎駿監督の愛車、ジブリパークで展示計画 大村知事が明かす

 愛知県の大村秀章知事は10日、スタジオジブリの宮崎駿監督(82)の愛車シトロエンを譲ってもらい、ジブリ映画の世界観を体験できる「ジブリパーク」で展示する計画があることを明らかにした。  大村氏によると、監督は昨年、運転免許を自主返納したという。名古屋市内で開かれた高齢者の事故防止を呼びかけるイベントで「毎日愛車を運転していたけど、残念ながら危ないからと。息子の宮崎吾朗監督と鈴木敏夫プロデューサー2人で取り上げたそうです。実はジブリパークがもらうことになっています」と話した。  駿監督は「シトロエニスト」として知られ、劇場映画初監督作品「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年)にはシトロエン2CVが登場する。【酒井志帆】

くら寿司“迷惑動画” 21歳男に懲役3年を求刑 「言い訳はしない」「自分がした罪なので」

今年2月、愛知県名古屋市の「くら寿司」で撮影され、SNSで拡散された動画の中で、店の醤油さしを直接、口元に近づけた吉野凌雅被告(21)。威力業務妨害の罪で起訴され、8日に2回目の裁判が開かれました。 裁判の前、証人となる勤務先の社長と面会した吉野被告は、どんな裁きも受け入れると話しました。 吉野凌雅被告(8日午前) 「言い訳はしないですね、絶対、裁判で。自分がした罪なので、懲役いこうが何になろうが、絶対にそこは腹くくってるので」 そして午後2時過ぎ、名古屋地裁前に現れた吉野被告。 吉野凌雅被告 「本当に反省しています。本当に申し訳ございませんでした」 カメラに頭を下げると、法廷へと入っていきました。 起訴状などによりますと、吉野被告は今年2月、「くら寿司 名古屋栄店」で、店の醤油さしに直接、口をつけて飲むような動作を撮影し、SNSに投稿しました。業務を妨害した罪などに問われています。 8日の「被告人質問」で“動機”について尋ねられると。 吉野凌雅被告 「承認欲求のためにやった」 「人気者になりたかった」 検察側は「犯行態様は軽率で悪質」として、懲役3年を求刑しました。判決は10月に言い渡される予定です。

「王様コース」受けた客が不審に思い110番 無届け風俗店を経営した疑いで中国籍の女(39)を逮捕

エステ店を装い無届けで風俗店を営業したとして、中国籍の女が逮捕されました。店のホームページには性的サービスを示唆する「王様コース」の掲載があったということです。 風営法違反の疑いで逮捕されたのは、中国籍で風俗店経営の女(39)です。 警察によりますと女は名古屋市南区柴田町で、必要な届け出をすることなく、エステ店を装って風俗店を営業したなどの疑いがもたれています。 店のホームページには「オイルリンパコース」の他に、性的サービスを示す「王様コース(相姫)」という掲載がありましたが、8月下旬、事情を知らない男性客がこのコースを受けたところ内容を不審に思い、110番通報したということです。 調べに対し女は「性的サービスをしたことは間違いない」と容疑を認め、動機について「生活していくため」と供述しているということです。

名古屋駅近くの集合住宅の一室に男性の遺体 県警が殺人容疑で捜査

 26日午前5時ごろ、名古屋市中村区太閤通6丁目の集合住宅の住人から「202号室で血まみれの人が倒れている」と110番通報があった。現場に駆けつけた警察官が50代くらいの男性が室内で倒れているのを見つけ、男性は搬送先の病院で約1時間後に死亡が確認された。愛知県警中村署が殺人事件とみて捜査を始めた。  中村署によると、集合住宅は4階建てで計35室ある。被害者の身元は分かっていないが、202号室の住人とは連絡が取れておらず、住人の可能性もあるとみて調べている。  一方、県警は午前5時50分ごろ、現場の集合住宅の通路で警察官にバールを突きつけて職務の執行を妨害したとして、同じ住宅に住む無職男性を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。当時、警察官は男性に事情聴取をしており、県警は殺人事件について何らかの事情を知っているとみて調べている。  現場はJR名古屋駅から西に約1・5キロ離れた住宅街。

受刑者を呼ぶ時は「さん」付けで 暴行問題の名古屋刑務所で開始

 名古屋刑務所の刑務官が受刑者に暴行や暴言を繰り返した問題を受け、名古屋刑務所は8月から受刑者を「さん付け」で呼ぶ取り組みを始めた。6月に公表された法務省の再発防止策に、受刑者を蔑視する不適切な呼称を直ちに禁止すると盛り込まれていた。法務省は処遇現場で浸透するか、課題を洗い出したい考えだ。 一部受刑者は「くすぐったい」  名古屋刑務所では2021年11月~22年9月、若手刑務官22人が40~60代の男性受刑者3人に計419件の暴行や不適切な処遇を繰り返していたとされる。  名古屋刑務所の刑務官らは受刑者を「懲役」「やつら」などと呼んでいたといい、有識者でつくる第三者委員会は「人権意識が希薄だ」と問題視。上下関係が固定しやすい呼称の廃止を課題に挙げ、受刑者を呼び捨てにする慣行についても見直しを求めた。  提言を受け、法務省がまとめた再発防止策では、規律・秩序を過度に重視する組織風土を改めるため、受刑者を蔑視する呼称は直ちに禁止し、呼び捨てについても見直しを検討するとしていた。  関係者によると、名古屋刑務所には暴力団加入歴のある受刑者が一定数おり、現場から「規律が保てない」との懸念も示されたという。ただ、既に全国の女子刑務所で「さん付け」呼称を始めていた上、問題を起こした刑務所が率先して行動に移そうと、8月から試行的に始めた。目立ったトラブルはないものの、呼び捨てに慣れた一部の受刑者からは「『さん付け』なんてくすぐったい」との声も上がっているという。  法務省は25年から導入される「拘禁刑」を見据え、処遇の見直しを進めている。受刑者の呼称については今後3年以内をめどに各施設で議論を進め、意見を集約する方針。【飯田憲】

「おぢに魔法」SNSで指南 パパ活詐欺商材販売疑い「りりちゃん」

 デートの見返りにお金を援助してくる男性を探す、いわゆる「パパ活」をする女性を対象に、男性から金銭をだまし取るマニュアルを販売したとして愛知県警中署は、住居不定、自称風俗店店員、渡辺真衣容疑者(25)を詐欺ほう助容疑で逮捕した。渡辺容疑者は「相談会」と称しSNS上でライブ配信。参加したことのある18歳のパパ活女子が24日、毎日新聞の取材に応じ、渡辺容疑者いわく「魔法をかける」というテクニックの一端を明らかにした。  2021年12月、渡辺容疑者は「頂き女子りりちゃん」として開いた相談会で「情報商材(マニュアル)と『おぢ』から頂いたお金で3億円くらい稼いだ」と語った。  おぢとはお金を貢ぐ男性の呼び名で、渡辺容疑者が使い始め、パパ活女性の間で広まっているという。  相談会で渡辺容疑者は「頂き女子」になる手順を説明。「まず相手の気持ちに寄り添って家族のような関係を築くことが大事」と語り、相手と信頼関係を築くことを「りりコミット」と表現した。  信頼関係を築いた後は「おぢに興味があるということをアピールする」「色恋会話をすべき」などとアドバイス。そして関係を構築した後でお金の話を持ちかけるという。  金銭に困っていることを相手に伝えた上で、友人や家族への借金を早急に返したい▽働いている店への借金を返さなければ辞めさせてもらえない――などと同情を誘うような理由を話す。 ポイント、ターゲットを語る  自分の弱みを見せることがポイント。その上で「自分で何とかする」と告げると、相手は自発的に金銭援助を申し出てくれるようになるという。渡辺容疑者はこれを「魔法をかける」と語った。  渡辺容疑者はまた、「生きる希望がない人」をターゲットにしていると語り、「趣味のある充実した生活を送っている人や性欲が旺盛な人はダメ」と言った。  取材に応じた18歳女性は「みんな、りりちゃんさんを尊敬していた。本物の頂き女子で努力の結晶だなって思ってました」と話す。  この女性によると、渡辺容疑者はSNS上で「これは詐欺ではないので(警察には)捕まらない。捕まったとしてもそれをプラスにするので大丈夫」と発信していたという。  渡辺容疑者が逮捕されたことについて、女性は「驚いた。笑顔で余裕そうに見えたので捕まらないと思っていた」と話した。【森田采花】

パパ活詐欺マニュアル販売の疑い 「頂き女子りりちゃん」を逮捕

 デートの見返りにお金を援助してくる男性を探す、いわゆる「パパ活」をする女性を対象に、男性から金銭をだまし取るマニュアルを販売したとして愛知県警中署は、住居不定、自称風俗店店員、渡辺真衣容疑者(25)を詐欺ほう助容疑で逮捕した。  渡辺容疑者は「頂き女子りりちゃん」としてSNS上で活動。男性にお金を貢がせる「頂き女子」という言葉は渡辺容疑者が広めたとされている。「間違いありません。詐欺になることも分かっていた」と容疑を認めているという。  逮捕は23日。容疑は昨年6月7日ごろ、名古屋市中区の女性(20)=詐欺罪で起訴=に対し、恋愛感情を利用して男性から現金をだまし取るためのマニュアルを販売。この女性が愛知県内に住む男性2人から現金計1065万円をだまし取ったとされる事件を手助けしたとしている。  同署によると、渡辺容疑者は「みんなを稼がせるマニュアル」「頂き女子の参考書」などと称したマニュアルを電子データとしてSNSで女性に送信し、計2万8000円を受け取っていたという。この女性以外にも数十人にこのマニュアルを販売していたとみられる。  同署は渡辺容疑者も複数人の男性から多額の金銭をだまし取っていた疑いがあるとみて調べている。【森田采花】

24日にも処理水放出へ…激しく反発する中国から来た観光客たちの“ホンネ”とは 食の安全性に関心高まる

福島第一原発にたまる処理水の海への放出が、24日にも行われます。焦点となっているのが「食の安全性」で、激しく反発している中国から来た観光客の本音を聞きました。 23日午後、中部国際空港には相次いで中国からの便が到着しました。団体旅行が解禁され、今後さらに多くの観光客が訪れることが予想されます。訪日客の目的を聞いてみました。 天津から: 「レゴランドが一番楽しみです」 とりわけ楽しみだと話すのが「日本の食」です。 天津から: 「前も名古屋で味噌煮込みうどんを食べたので、今回も食べたい。お寿司とか天ぷらとか全部食べたい」 中国国内では、7月から中国が日本からの水産品の輸入を厳格化した影響で、仕入れが難しくなってしまったという寿司店もあります。 さらに香港政府は22日、福島県や宮城県など10都県からの水産物の輸入を禁止すると発表しました。 23日にセントレアに到着した中国人旅行客は…。 上海から: 「(Q.何を食べたい?)お寿司とか」 一方で「控える」という声も聞かれました。 上海から: 「私たちも本当に放出されるか分からないけど、静かに見守りたい。(Q.日本食へのイメージは?)本当に放出されたら、日本食を敬遠することもあると思う」 深センから: 「(Q.処理水についてどう思う?)よくないですよね。日本はかなり好きなんですけど、さすがにそれはないんじゃないかなと。お刺身とかは控えるかも」 24日にも処理水の放出が始まります。政府は、休漁期間である8月中に放出を始めることで、海水のモニタリング結果を示し、安全性をアピールする見通しです。

ビッグモーター街路樹枯死、名古屋市が被害届…除草剤成分検出でも店長ら「近年まいていない」

 中古車販売大手・ビッグモーターの店舗前で街路樹の枯死などが確認された問題で、名古屋市は21日、名古屋中川店(中川区)と名古屋南店(南区)前の被害について、器物損壊容疑で愛知県警各署に被害届を提出した。  市が7月末から、両店を含めた計4店舗前の植樹帯の土壌や木片を採取して調査した結果、全ての店舗前から除草剤の成分が検出された。街路樹2本と低木の枯死が確認できている名古屋名東店(名東区)前については、22日にも提出する。  市によると、3店舗前の被害額は100万円以上に上る。店長らは市の聞き取りに「近年は除草剤をまいていない」と説明しており、市は21日、ビッグモーター側に除草剤使用の有無を内部調査するよう要請した。  河村たかし市長はこの日の記者会見で、「木を枯らしてしまうのはとんでもないこと。適正な手続きをとっていきたい」と話した。

「王位戦」第4局でも封じ手の場面で藤井七冠をフォロー…シリーズ通じて佐々木七段の優しさが

将棋の藤井聡太七冠と佐々木大地七段の王位戦第4局2日目が、佐賀・嬉野市で行われた。今回のシリーズでは「封じ手」の場面で、何度か珍しい光景が見られた。 佐々木七段が「封じ手」で藤井七冠を制す…? 佐賀県嬉野市の嬉野温泉で、8月15日と16日の2日間にかけて行われた王位戦七番勝負の第4局。 2日制の対局で行われる封じ手は1日目の終了時、手番の棋士が次の手を一晩考えないように書き込んで置くものだが、15日は珍しい光景がみられた。 藤井七冠が佐々木七段に封筒を渡すと、のり付けがうまくいかなかったのか、佐々木七段が貼り直していた。これには藤井七冠も少し慌てた様子だった。 また遡ると、愛知県豊田市で行われた第1局の封じ手の場面では、時間になってもなかなか手を封じない佐々木七段。実は…。 解説: ちょっと封じようかなと佐々木七段が思ったんですね。ただ記録係が記入しているので、ひょっとしたら(封じ手用紙が)間に合っていないかもと 佐々木七段は、貴重な持ち時間5分を使って待っていた。 その翌日にも、立会人が封筒を開けようとするが、ハサミのカバーがついたまま。これに気付いた佐々木七段が、すかさずフォローしていた。 佐々木七段の優しさが垣間見えた今回のシリーズ。佐々木七段が激戦を制し、防衛まであと1勝と王手をかけていた藤井七冠に待ったをかけた。第5局は22日と23日に徳島市で行われる。 (東海テレビ)

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