Tuesday, June 6, 2023

菅井竜也八段「すごく残念な結果に…」2度の“千日手”成立も藤井聡太叡王に敗れる 叡王戦第4局【岡山】

岡山市出身の将棋の棋士、菅井竜也八段が藤井聡太叡王に挑む叡王戦は、5月28日の第4局で菅井八段が敗れ、タイトル奪取はなりませんでした。 先に3勝したほうがタイトル獲得となる5番勝負。1勝2敗の菅井八段は負けられない1局です。戦いは同じ局面が4回繰り返され、指し直しとなる「千日手」が2度成立する熱戦となりました。 そして、午後7時過ぎから始まったこの日の「3局目」では、中盤以降、藤井叡王にリードを広げられ、菅井八段が90手で投了。タイトル奪取はなりませんでした。 (菅井竜也八段) 「数年ぶりのタイトル戦だったが、結果は全くついてこなかった。すごく残念な結果になってしまった」

岡山県議会議員の高橋戒隆さん(55)が死去 9日の県議選で7回目の当選【岡山】

訃報です。岡山県議会議員の高橋戒隆さんが18日午前、肝不全のため自宅で亡くなりました。55歳でした。 高橋さんは1999年、現在の倉敷市・都窪郡選挙区で自民党から出馬し初当選、2018年から1年間県議会議長も務め、4月9日の県議選でも当選し、7期目を迎える予定でした。 通夜は19日、近親者のみで行われ、6月4日に岡山市でお別れの会が開かれる予定です。

1人死亡1人意識不明の重体 岡山市で交通事故相次ぐ【岡山】

2月23日未明、岡山市で交通事故が相次ぎ、1人が死亡、1人が意識不明の重体となっています。 2月23日午前0時10分頃、岡山市中区下の県道と市道が交わる交差点で、道路を渡っていた自転車に乗用車が衝突しました。 この事故で、自転車に乗っていた岡山市東区西大寺松崎の原田さくらさん(35)が頭を強く打ち、死亡しました。 警察は、前をよく見ていなかったとして乗用車を運転していた岡山市中区藤崎の会社員、前原直樹容疑者(29)を過失運転致死の現行犯で逮捕しました。 警察の取り調べに対し、前原容疑者は、容疑を認めているということです。 現場は、見通しの良い押しボタン式の信号機がある交差点で、警察が事故の詳しい状況を調べています。 一方、午前3時50分頃、岡山市北区岡南町の国道30号では、横断歩道を渡っていた高齢とみられる男性が、軽乗用車にはねられました。 男性は病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。 現場は信号機のある横断歩道で、歩行者側の信号が赤だったとみられています。 警察は、軽乗用車を運転していた51歳の女性から話を聞くなどして、事故当時の状況を調べています。

かつて性的暴行被害に遭ったアメリカでは…日本人ジャーナリストが犯罪被害者支援制度について講演【岡山】

犯罪被害の実態や被害者支援について考えてもらおうと2月12日、岡山市で講演会が開かれました。 この講演会は、岡山市と市内の被害者支援団体が共同で企画したもので、フォトジャーナリストの大藪順子さんが講演しました。 大藪さんは、過去に自身がアメリカで性的暴行被害に遭った経験を語り、アメリカでは警察や病院などが連携して被害者をサポートするシステムが確立されていることを報告しました。 日本では2021年、性暴力被害者の夜間休日の相談を受け付けるコールセンターが設置されるなど、支援策強化が進んでいます。

「人魚のミイラ」の正体判明、倉敷芸術科学大などが初の科学的調査

 人魚のミイラは人魚じゃなかった――。岡山県浅口市の寺に伝わる「人魚のミイラ」について、倉敷芸術科学大(倉敷市)などは7日、CT(コンピューター断層撮影法)を使い調査した結果、魚や綿などで成形した工作品だったと発表した。人魚のミイラは全国に十数体確認されているが科学的な調査は初めてで、正体がわかるのは異例という。(矢沢寛茂)  ミイラは同市の円珠院に保管され、体長約30センチ。サルのような頭部に歯や頭髪、両手には爪があり、下半身はうろこや尾びれがある。寺に託された経緯は不明だが、明治36年(1903年)11月の日付が入った文書が添えられ、江戸中期に高知沖の漁網にかかった「奇代乃魚」(世にも珍しい魚)として大阪で売られたなどと記されている。  同大は昨年2月から寺の協力のもと、生物学や魚類の専門家が共同で、CTや物質を詳しく調べる蛍光X線を使い調査していた。その結果、下半身は日本の沿岸部に生息する魚の「ニベ」の一種と判明。ひれとうろこがついた表皮を残して骨や肉を取り除き、布や綿を詰めていた。  上半身は大半が綿の詰め物で、しっくいや石こうなどで表面を固め、フグの皮をかぶせていた。電子顕微鏡で観察すると、頭髪には哺乳類特有のたんぱく質が見えることから、動物の毛を貼り付けた可能性が高いという。爪は人間やサルなど霊長類のものに似た特徴があることもわかった。うろこを年代測定した結果、1800年代後半に作られた可能性が高いという。 ■「大切に守る」  人魚のミイラの謎が科学の力で明らかになったことについて7日、記者会見した研究者は「貴重な体験になった」と話し、寺の住職は「これからも大切に守りたい」と述べた。  調査した倉敷芸術科学大の加藤敬史教授(古生物学)は、「これだけ詳細な人魚のミイラに関する研究が行われたのは初めて。人魚が人々にどのように受け入れられていたかを探る上で、大きな一歩となった」と意義を説明した。  円珠院の柆田(くいだ)宏善(こうぜん)住職によると、ミイラは長年、地域の貴重な遺産として住民から愛されてきたという。柆田住職は「人魚のものではなかったが、命ある生き物を使っていたことは確か。大切に保管し、作った人や現代まで守ってきた人の思いを、伝えていきたい」と晴れやかな表情で語った。 (下林瑛典)

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