Wednesday, June 7, 2023

冬季休業中の山小屋にゴミが散乱し“ありえない惨状”に…緊急避難でもない登山者らが無断で侵入し使用か【富山市】

美しい大自然が広がる北アルプスの山小屋で撮影された、“ありえない惨状”に怒りの声が上がっています。 乱雑にふたが開いたゴミ箱。 周囲にはゴム手袋や、食べ物の袋などゴミが散乱しています。 写真が撮影されたのは、標高2550m。北アルプスの黒部川源流域にある「三俣山荘」。 11月から6月上旬までは冬季休業中です。 しかし5月3日、オーナーの伊藤さんが様子を見に来たところ…。 三俣山荘・水晶小屋 伊藤圭オーナー: 扉が開いてて、(中から)全然見知らぬ人が出てきて。 登山者らが無断で侵入し、勝手に山小屋を使用していたというのです。 さらに、裏口のドアが開いたままになっており、室内に雪が吹き込み膝の上にまで積もっていたといいます。 それだけではありません。 三俣山荘・水晶小屋 伊藤圭オーナー: (ストーブ用の)灯油が半分以下になっていました。(無断使用で)火事が出ちゃいましたとか、そういうことになったら、取り返しがつかないですよね。 なぜ無断使用していたのか?中から出てきた人は、オーナーにこう説明したといいます。 三俣山荘・水晶小屋 伊藤圭オーナー: 「噂で聞いた」と。通りすがりの登山者の方に「(山小屋が)開放になっているから、使えるから、使えばどうですか?」と言われたって。 オーナーが中を確認すると、1組だけではなく、何回も無断使用されたような形跡が確認できたといいます。 その後、休業中ということを伝えると、登山者は悪びれる様子もなく出て行ったといいます。 三俣山荘・水晶小屋 伊藤圭オーナー: 命の危険があって、緊急避難的にお使いになるのはしょうがないことなんです。 そうではなくて、山小屋の中が快適だから使っちゃおうという。そういう倫理観がびっくりしました。それはやめてくださいと。 (めざまし8 5月12日放送)

高校「地学」存続の危機、富山県立高では6年開講なし…受験生「使い勝手めちゃくちゃ悪い」

 高校で学ぶ主要理科4科目の一つ「地学」が、富山県内で存続の危機を迎えている。地質や天文、気象などを幅広く学ぶ科目だが、県立高校ではそもそも直近6年間で開講されていない。背景には受験の仕組みと専門的に指導できる教員の不足があるようだ。(吉武幸一郎) ■専門教員 県内7人  地学の学習内容は「固体地球」「岩石・鉱物」「大気・海洋」など。人類の居場所である地球と密接な関係があり、理科のほかの科目と比べても日常生活に近い。高校では、基礎的な内容を学ぶ「地学基礎」(2単位)と、「地学」(4単位)に分かれている。  県教育委員会によると、県立高校全39校のうち、今年度「地学基礎」を開講しているのは20校だが、「地学」は0校。ほかの理科科目の物理、化学、生物はいずれも30校以上(昨年度)で開講していた。  理由を県教委に尋ねると、正式回答は「各校は育成を目指す資質・能力や生徒の特性などを踏まえて次年度の課程を編成している。それらを踏まえて開講がなかったと考えている」だった。  そもそも、地学を専門にしている高校教員は少ない。教員らで組織する研究部会のうち、地学に所属する教員は7人のみ。関係者は「地学専門の教員自体、とても少ないのに、中学校に配属されたり、ほかの教科に流れたりしている。現実的に人がいない」と嘆く。 ■高校生「受験に不利」  高校生の目線ではどうか、街で聞いた。県立高校の3年生は「受験を考えると、地学は“使い勝手”がめちゃくちゃ悪い。進んで履修する人はいないのでは」と語った。  調べてみると、大学入試では理科の受験科目から地学が除かれていることが多かった。実際、1月の大学入学共通テストでは、全国の受験者約47万人のうち、同じ理科科目で化学は約18万人が受験したが、地学は1659人に過ぎない。  大手学習塾「富山育英センター」でも、「受講生がいないので講座を設けていない」という状況だ。高校部の大和田裕・部長代理は「やはり理系の王道は化学や物理。地学は高校で開講されていないので、生徒も学ぶ選択肢がない。大学側も受験生がいないため、地学を受験科目に入れない。この状況は続くだろう」と分析する。 ■つながり学ぶ楽しさを  高校で授業自体がなく、学ぶ生徒も少なくなり、大学の受験科目から外され、将来の教員候補も減る――。この“負の連鎖”が生まれた原因はどこにあるのだろう。  富山大学都市デザイン学系の大藤茂教授(地質学)は現在の地学について、「結果の羅列で、横のつながりを感じないただの暗記科目になっている。面白いとは感じられない」と、カリキュラムを見直す必要性を指摘する。そのうえで「大地、海洋、大気はすべてつながっているように、地学にもストーリー性がある。受験の現状も理解できるので、ストーリー性から、学ぶ楽しさを知る教科として存続の道を探るべきでは」と提案している。

来場所の幕内復帰が確実な朝乃山「今のままだと勝てない」の言葉に大相撲ジャーナリストは

26日に千秋楽を終えた大相撲三月場所。 元大関の朝乃山は13勝2敗で十両での2場所連続優勝を逃がしました。 一昨年11月以来の幕内復帰が確実となっていますが、朝乃山本人は「今のままでは勝てない」と一抹の不安を残しました。 26日の千秋楽、朝乃山の相手は、史上初となる所要1場所で十両昇進を果たし「令和の怪物」とも称される落合でした。 立ち合い、前へ出たところ落合に両差しを許し苦しい展開となった朝乃山。 土俵際で粘りを見せます。 その後、両者譲らぬ展開で膠着状態に。 元大関と期待の若手、およそ30秒にわたる熱戦となりますが…。 最後は朝乃山が右の上手をとり、上手投げで制しました。 *地元のファン「相撲に負けて勝負に勝った」「危ない相撲だったけれど勝ちは勝ち。来場所は幕内に上がって実力を出してもらいたい」「本来の鋭い速さ、上手を取って豪快な相撲に変わってほしい」 *朝乃山関「自分の悪いクセ、腰高など悪いところが出たので決めきれなかった。(十両連覇を逃し)悔しいけれどこの悔しい思いを来場所にぶつけていきたい。幕内の番付は1年ぶり。今のままでは勝てない。厳しい立ち合いから自分の形になって課題のあるところを直していきたい」 来場所の幕内復帰が確実となる中、「今のままだと勝てない」と語った朝乃山。 大相撲ジャーナリストの横野レイコさんは、今場所の朝乃山について…。 *大相撲ジャーナリスト 横野レイコさん「十両の筆頭で13勝ということは確実に幕内へ上がれると言って良い。15日間を振り返ってみると、相撲にスキがある。詰めの甘さが出ていると感じた。腰を低く出してまわしを取るのが大関に駆け上がった朝乃山の形。元大関がまげを結えない力士に対して手こずっていては、幕内ではどれだけ勝てるだろうかと不安を感じた」 復帰から8カ月。 力士の顔ぶれもかわる中、どこか相撲勘を取り戻せない朝乃山に対して、横野さんは、コロナ禍や謹慎中にできなかった出稽古の必要性を語りました。 *大相撲ジャーナリスト 横野レイコさん「(最近は)色んな部屋の力士が高砂部屋に来るようになっている。待っている受け身の形になると、本来、稽古相手を求めて行っていた大関に駆け上がる前とは完全に違っている。初心に戻るつもりで『幕内で通用しない』と考えるなら、大関に駆け上がった時のように出稽古に出向くのが大事な気がする」

〈速報〉山田白山市長が死去

 白山市の山田憲昭市長(71)=3期=は10日午前5時、同市の公立松任石川中央病院で死去した。胆管炎を患っていた山田氏は6日に市役所で倒れて頭を打ち、搬送先の同病院で意識混濁の状態が続いていた。市長選は統一地方選の臨時特例法に基づき、4月16日告示、同23日に投開票される。  市によると、山田氏は6日に意識のある状態で救急搬送されたものの、同日夜に容体が変わり、同病院での治療が続けられていた。昨夏に健康診査で炎症が見つかった胆のうを切除して以降、入退院を繰り返し、胆管炎の治療を受けながら公務を続けていた。

北陸電力の従業員が経産省のシステムに不正アクセス「送配電」に与えられたID等使い事業者情報を閲覧

北陸電力は、再生可能エネルギーの事業者の情報を管理する経済産業省のシステムに、不正にアクセスしていたことを明らかにしました。 不正にアクセスしたのは、再生可能エネルギー事業者の事業計画などの情報を管理する経済産業省の「再エネ業務管理システム」で、北陸電力の従業員が北陸電力送配電に与えられているIDとパスワードを使用して閲覧したということです。 この従業員は、分社化される以前に、このシステムの業務を担当しIDとパスワードを覚えていたということで、閲覧したのは買取契約を結んでいる事業者の登録IDを確認するためで、営利目的ではなかったとしています。

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