Wednesday, June 7, 2023

国宝の寺に土砂が流れ込む…撤去作業は“国との調整後” 完全復旧には時間かかるか

 6月2日の大雨では、和歌山県海南市にある国宝・長保寺でも裏山の土砂が境内に流れ込む被害が出ました。  海南市の山あいに位置する長保寺。本堂の裏山が土砂崩れを起こし、境内一面は流れ込んだ泥で黄土色になりました。西暦1000年に創建されたとされる長保寺。2日の大雨で泥の流入だけではなく本堂の屋根瓦が割れるなどの被害もあったといいます。  (長保寺 住職・瑞樹正哲さん)  「長い歴史のあるお寺ですから災害にかなり強いんですよ。前代未聞だと思います」  ただ、寺は国宝に指定されているため、土砂の撤去作業などは国と調整してからでないと始められません。  (長保寺 住職・瑞樹正哲さん)  「(文化庁の)許可がいるんですよ、なにをするにも。許可がでるのに大変な時間がかかるので、それまでなにもできない」  長保寺は3日現在、境内を立ち入り禁止にしていますが、完全復旧までにはしばらく時間がかかりそうです。

岸田首相襲撃、容疑者の精神状態を鑑定へ 和歌山簡裁が請求認める

 和歌山市の選挙演説会場で岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ込まれた事件で、火薬類取締法違反(無許可製造)容疑で再逮捕された木村隆二容疑者(24)の事件当時の精神状態を調べるため、和歌山地検が鑑定留置を請求し、和歌山簡裁が請求を認める決定を出していたことが、捜査関係者への取材でわかった。  地検は、鑑定結果を踏まえ、起訴するかどうかを判断する。  鑑定留置は容疑者を病院などへ移し、精神科医らが成育歴や精神疾患の有無などを調べる手続きで、一般的に数カ月かかる。木村容疑者の勾留期限は28日だったが、近くいったん停止される。  木村容疑者は4月15日、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港であった衆院和歌山1区補選の演説会で、首相の近くに爆発物を投げ込み、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された。今月6日には、昨年11月から事件当日までの間、無許可で火薬約530グラムを製造した容疑で再逮捕された。県警によると、取り調べに黙秘しているという。

「漁港のおっちゃん」称賛の嵐 首相に爆発物、容疑者をヘッドロック

 和歌山市の雑賀崎漁港で、岸田文雄首相に向けて爆発物が投げ込まれた事件。地元漁港の関係者とみられている男性が容疑者を取り押さえたことに対し、SNS上で称賛の投稿が相次ぎ「漁港のおっちゃん」が一時トレンド入りした。  称賛のコメントは、木村隆二容疑者(24)=威力業務妨害容疑で現行犯逮捕=が取り押さえられる場面を映したNHKのニュース映像と共に拡散した。  NHKのカメラは、聴衆の間から岸田首相に向けて銀色の筒が投げ込まれた直後、赤い長袖にベスト姿の男性が木村容疑者の背後に近づく様子を捉えた。  男性は木村容疑者の右側に歩み寄ると右腕を回して前から首を抱え込みながら後方に2、3歩引き寄せ、即座に左腕で後頭部を抱えて「ヘッドロック」を決めた。  映像では死角になっていてはっきり分からないが、ヘッドロックをしたまま右手で木村容疑者の動きを制止しているようにも見える。  この直前、木村容疑者は鉄製の筒を手に持ち、ライターで火を付けるような動きをしていた。「鉄パイプ爆弾」の可能性があり、男性は「2発目」を防ごうとしたのかもしれない。  男性はヘッドロックをしたまま周囲の人たちと一緒に木村容疑者を地面に押さえつけ、制圧。聴衆にけが人はなかった。この迅速で、勇気ある行動にツイッター上などでは称賛の嵐が吹き荒れた。  <2発目が起爆されていたら死傷者が出ていた>  <SPより漁港のおっちゃんの方が先に容疑者を捕まえた>  <自らの危険を省みず、拍手だ>  <普通は怖くて動けなくなる。勇猛に向かっていくのマジでかっこいい>  <漁港のおっちゃん、私の中でヒーローです>  <勇気がすばらしい。感謝状を>  この男性と共に、木村容疑者を取り押さえた漁師の池田勝彦さん(62)は「別の2人が飛びかかり、腕を回してヘッドロックし、私も頭部を押さえた。暴れていたが、警察官も加わって大勢で押さえたので動けなくなっていた。危険とか怖いというより、『何とかしなければ』との思いだった」と振り返った。  取り押さえに協力した男性2人には岸田首相が直接電話し、謝意が伝えられたという。【田中龍士】

【速報】岸田総理の演説会場で爆発音 岸田総理は直ちに避難 和歌山・雑賀崎漁港

 4月15日、和歌山県和歌山市の雑賀崎漁港で先ほど爆発音が発生しました。ここでは衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援で岸田総理が演説を行う予定となっていました。  警察によれば、発煙筒らしきモノが投げ込まれたということで、けが人は確認されていないということです。さらに警察によれば、発煙筒を投げたとみられる人物を拘束したということです。  総理周辺によると、岸田総理は直ちに避難し無事でした。

首相に爆発物投げ込む、和歌山市 無事に避難、衆院補選応援

 岸田文雄首相が15日午前、衆院和歌山1区補欠選挙応援で和歌山市の雑賀崎漁港を訪れ、自民党候補者と話をしている際、発煙筒のようなものが投げ込まれ、爆発した。首相は無事で現場を車で離れた。首相は同漁港で予定していた街頭演説を中止した。  爆発したのは午前11時25分ごろ。  首相は3月5日に衆院山口2、4区入りして衆参5補選に向けた地方行脚をスタートさせていた。

和歌山信愛大学 初めての卒業式 卒業生全員の就職先が決定

和歌山市の信愛大学で、今日、開学して初めてとなる卒業式が行われ、卒業生82人が新たな門出を迎えました。 和歌山市の和歌山城ホールで行われた卒業式には、卒業生82人をはじめ、来賓として和歌山市の尾花正啓市長らが出席しました。 和歌山市住吉町にある和歌山信愛大学は、和歌山市立旧本町小学校の校舎を改築して平成31年4月に開学、卒業する一期生は、信愛大学の初めての卒業生となります。 式では、学業やボランティア活動などに特に積極的に取り組んだとして、柏田詩乃さんが和歌山市長賞を、澤田楓香さんが学長賞を受賞しました。 森田登志子学長は「開校してまもなく、足りないものがいっぱいある中、あるものでやってみようとする前向きな皆さん、社会人生活も素敵なものにしてください」とはなむけの言葉を贈りました。 卒業生代表の向川夕貴さんは「社会に出ても、学校や家族への感謝を忘れずに過ごしていきます」と答辞を述べました。なお、卒業生全員の就職先はすでに決まっていて、県内を中心に、小学校や保育園、一般企業などで社会人としての一歩を踏み出します。

歩行者男性 バイクにはねられ重体 和歌山市

昨夜、和歌山市の市道を歩いていた男性が、前から走ってきたバイクにはねられ、意識不明の重体となっています。 事故があったのは、和歌山市和田の市道で、和歌山東警察署の調べによりますと、昨日午後7時40分頃、北西に向かって道路の右側を歩いていた和歌山市の49歳の会社員の男性が、前から走ってきたバイクにはねられました。 この事故で、歩行者の男性が病院に運ばれましたが、頭を強く打つなどしていて、くも膜下出血などにより、意識不明の重体だということです。 バイクを運転していた和歌山市の26歳の男性は、軽傷だということです。 警察が、バイクの男性から話を聞くなどして、当時の状況や事故の原因を調べています。

竈門禰豆子のフィギュアを「魔改造」して販売か 48歳男性「小遣い稼ぎのためだった」

 『鬼滅の刃』のフィギュアを「魔改造」したとして、和歌山県の男性が書類送検されました。  著作権法違反の疑いで書類送検されたのは、和歌山県印南町の病院職員の男性(48)です。男性はおととし4月から去年11月にかけ、鬼滅の刃に登場する竈門禰豆子のフィギュアの頭を別のキャラクターの胴体部分と組み合わせるなどしたフィギュア4点を、ネットオークションで3人に計4回、約3万円で販売した疑いが持たれています。  男性は2017年からこうしたフィギュア550点以上を販売し、450万円以上売り上げていたとみられ、警察の調べに対して「小遣い稼ぎのためだった」などと容疑を認めているということです。  フィギュアの付け替えは魔改造と呼ばれる違法行為で、警察が警戒を強めています。

知人男性の首を刃物で切りつける 26歳の女を殺人未遂の疑いで逮捕 和歌山県和歌山市

昨夜、和歌山市のアパートで、住人の知人男性の首を刃物で切りつけて殺害しようとしたとして、自称山口県の26歳の女が、和歌山北警察署に殺人未遂の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、自称、山口県山口市の派遣社員、岡田芽衣容疑者26歳です。 警察の調べによりますと、岡田容疑者は、昨日午後8時45分頃、和歌山市木ノ本に住む21歳のとび職の男性の自宅で、男性の首を刃物で切りつけて殺害しようとした、殺人未遂の疑いが持たれています。 男性が駆け込んだ近くのコンビニエンストアの店員が110番通報、警察官が和歌山市内の道路を車で走行する岡田容疑者を発見し緊急逮捕しました。男性は首にけがをしましたが命に別状はないということです。 警察の調べに対し、岡田容疑者は「殺そうとしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。

昭和48年度から整備「南港山東線」 最終区間完成 和歌山県和歌山市

昭和48年度から整備が進められてきた、和歌山市内を東西に横断する都市計画道路「南港山東線」の最後の区間が、今日完成しました。 完成したのは、和歌山市内の都市計画道路 南港山東線のうち、西浜三丁目から関戸一丁目までの920メートルの区間です。平成27年度から、県が事業主体となって整備を進めてきたもので、総事業費はおよそ75億円、道路は4車線で両側に歩道も付けられています。 南港山東線は、和歌山市の西浜地区から吉礼地区まで、市内を東西に横断するおよそ8キロの都市計画道路で、県と和歌山市を事業主体に区間を4つに分けて、昭和48年度からおよそ450億円をかけて整備が進められてきました。 今回の完成で、周辺道路の渋滞緩和や歩行者らの通行の安全性の向上はもとより、和歌山下津港と阪和自動車道の和歌山南スマートICを結ぶ幹線道路として、産業や観光などの振興への寄与、また災害時の緊急輸送などの円滑化も期待されます。

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