Friday, December 8, 2023

北海道の巨大津波、想定過大か 内閣府公表、大幅に下回る

 江戸時代初期の17世紀前半に北海道を襲ったとされる巨大津波について、新潟大の高清水康博准教授(地質学)らの研究チームが18日までに北海道南部の勇払平野(苫小牧市)に残る痕跡の分布範囲を明らかにした。地中の津波堆積物は現在の海岸線から内陸約2キロにとどまり、内閣府の想定する浸水域を大幅に下回っていた。歴史記録が乏しく発生年や原因など不明点の多い津波だが、高清水氏は「内閣府の想定は過大となっている可能性がある」と指摘する。  内閣府の有識者会議は2020年4月、苫小牧市では沿岸から最大約10キロ、100平方キロ超の浸水想定を公表。  調査は19~22年度に実施。計86地点から最深で約1.5~2メートルの地層を引き抜き、過去3千年間の堆積物を調べた。17世紀前半の地層からは、津波によって海から運ばれた海洋性の植物プランクトンを発見。コンピューター断層撮影(CT)で分布を追跡したところ、海岸から約2キロ以遠で確認できなくなった。

建築も楽しめる全国の美術館18選。アートを鑑賞するように建築をめぐる旅へ♪

今度の旅は、アートな美術館を訪れてみませんか?館内の展示だけでなく、建物自体がアートになっているものも多く、見どころもたくさん。気になる美術館を見つけてくださいね。 歴史的建造物を利用した館内に、ステンドグラスやガラス工芸品、洋画・日本画など数々のアート作品を有する小樽芸術村。「旧三井銀行小樽支店」、「似鳥美術館」、「ステンドグラス美術館」の3つの施設からなる芸術村です。それぞれの建物は歴史的建造物を利用しており、名建築物の風合いと貴重な美術品を同時に堪能できます。数々の美しい作品にうっとりとするひとときはいかが? 「アートによるまちづくり」を進める青森県十和田市にある十和田市現代美術館。世界的に活躍するアーティストの現代アートが常設展示されています。屋内の展示室だけでなく、中庭や廊下、屋外などにも作品が展示され、まるで空間全体が体験型のインスタレーションのよう。美術館の向かいに広がる「アート広場」では、ユニークなパブリックアートに触れることもできます。 伊香保温泉のメインストリート、石段街から車で5分のところにある美術館「原美術館 ARC」。草間彌生や奈良美智、宮島達男、森村泰昌など1950年代から現代の若手作家までの現代美術を楽しめるほか、開催中の展覧会をイメージしたケーキをいただける見晴らし抜群のカフェもあります。伊香保温泉がてら、ぜひ立ち寄ってみて。 緑豊かな木場公園内に位置する現代アートに特化した「東京都現代美術館」。 約5500点の収蔵作品を生かし、絵画、彫刻、ファッション、建築、デザインなど幅広い展覧会を開催しています。2019年のリニューアルで美術館の回廊動線が整備され、好きな順路で回ることができるように。美術館の至るところには常設展示の彫刻作品が点在しており、中庭にも自由に出ることができます。特にアートの知識がなくても、シンプルに体感できるのが、現代アートの醍醐味のひとつ。気になった作品があったら、立ち止まってゆっくり眺めてみましょう。 JR両国駅から歩いて約10分。お蕎麦屋さんや甘味どころ、相撲部屋などが点在し、江戸情緒がほんのり残る界隈をぬけると、ひと際目立つ、スタイリッシュな建物「すみだ北斎美術館」があらわれます。 ゴッホやモネの絵、ドビュッシーの音楽にも影響を与えた、世界的に有名な浮世絵師・葛飾北斎。90年の生涯の大半を東京・墨田区で過ごした北斎の、生誕地ゆかりの土地にできたこちらの新しい美術館では、北斎の美しい絵に触れながら、江戸の下町の粋な暮らしに想いを馳せ、北斎を身近に感じることができますよ。 長安寺から箱根登山バスで5分、徒歩でも15分ほどの「箱根ガラスの森美術館」。15~19世紀のヴェネチアングラスと現代のガラス作品を展示する美術館です。館内もさることながら、大涌谷を一望する庭園に咲く季節の花々や、屋外展示のガラスアートの美しさも魅力。箱根ならではの大自然との競演にうっとり。タイムトリップ気分で楽しみましょう。 国内外のさまざまな絵本や原画がそろう、山梨県北杜市小淵沢町にある絵本専門の「小淵沢絵本美術館」。スタッフがセレクトした絵本などがずらりと並んでおり、絵本やオリジナルグッズが購入できるショップコーナーもあります。広々とした草原を目前にしたメルヘンな空間で、童心に返って心ゆくまで絵本の世界に浸りませんか。 京都・岡崎の地に、昭和8(1933)年のオープン以来、京都の人たちに愛され続ける美術館があります。「京都市美術館」は90年ほど続く美術館で、その本館は日本の公立美術館の中でもっとも古い建築。2020年にリニューアルをしており、ノスタルジックな気分を味わえる、レトロで「新しい」美術館です。 美術館や博物館など、アートにまつわる施設が点在する京都屈指の文化ゾーンとも言えるエリア・岡崎。この地に、京都の伝統産業を存分に楽しめるスポット「京都伝統産業ミュージアム」があります。今年リニューアルしたばかりのミュージアムを早速訪ねてみました。 大阪の中心部にある、堂島川と土佐堀川に囲まれた中之島エリア。かつて水運に支えられ発展してきた水の都のシンボルゾーンには、美術館や歴史的建造物などが集中し、大阪の文化・芸術シーンを牽引してきました。2022年2月には、新たなアイコンとして「大阪中之島美術館」が誕生。国内外の貴重なコレクションや建築など、さまざまな観点から注目を集め続けています。 金沢市の中心部に2020年6月に開館した私設現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)」。中核となる施設〈KAMU Center〉を含め複数カ所、徒歩圏内に展示スペースを点在させ歩いて街を巡りアートを楽しむ美術館です。 注目は、螺旋階段を横倒しにしたような造形の作品「INFINITE STAIRCASE」。鑑賞者が作品の中に入って楽しめる体験型のインスタレーション作品です。幅約3.5m奥行き約7m高さ約3mの作品の中に入ると、螺旋階段の吹き抜けを上から覗き込んでいるような錯覚と空間が拡張される仕掛けに驚きを感じずにはいられません。 徳島県・鳴門市の鳴門公園内にある、日本最大級の常設展示スペースを誇る美術館「大塚国際美術館」は、陶板で原寸大に再現された西洋名画が、1000点以上集まる世界初の陶板名画美術館です。その鑑賞ルートはなんと約4km。中でも空間をまるごと再現したダイナミックな展示は世界を旅しているような感覚になりますよ。 広島県と愛媛県を結ぶしまなみ海道の中央部に位置する大三島。ここには、現代日本画を収蔵展示する「大三島美術館」と、瀬戸内海をバックに現代的なアート作品を展示する別館「ところミュージアム大三島」があります。のどかな自然の中に佇む2つのミュージアムを訪ねてみましょう。 リニューアルした「福岡市美術館」では、ダリやミロなど世界の巨匠や九州出身画家の作品、古美術のほか、旧福岡藩主黒田家の美術品を収蔵。美術情報コーナーでは、蔵書や所蔵品についての情報や美術全集などの図書を閲覧できます。 瀬戸内海に浮かぶ生口島と高根島は、島内に「島ごと美術館」と称する、17の野外作品が点在するアートな島。海辺や町なか、小学校の中庭など、作家自身が設置場所を選び、その場所をイメージして造られたアート作品が展示されています。豊かな島の自然に溶け込む、多彩なオブジェを探してみましょう。 *** いかがでしたか?今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したスポットの中から、建築も楽しめる美術館をまとめてご紹介しました。期間限定の展示や開館時間などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。

ソフトバンクに激震か…中村晃、今宮健太、三森大貴、嘉弥真新也が球場に姿を見せず 16日から日本ハム3連戦

16日から日本ハムーソフトバンクの3連戦が行われるエスコンフィールド ◆日本ハム―ソフトバンク(16日、エスコンフィールド北海道) ソフトバンクの嘉弥真新也投手(33)、中村晃外野手(33)、今宮健太内野手(32)、三森大貴内野手(24)の4選手がチームとともに球場入りしなかった。試合前練習時点では姿を見せておらず、何らかのアクシデントに見舞われたとみられる。 パ・リーグの3位につけるソフトバンクは9月に入り、7勝5敗と白星が先行。打線も固まりつつあり、2番三森、5番中村晃、6番今宮と起用されてきた。特に今宮は前カードの西武3連戦(ベルーナドーム)で13打数5安打の打率3割8分5厘、打点7と大当たり。大量離脱となれば、クライマックスシリーズ(CS)争いを繰り広げるチームに激震が走りそうだ。

「女性が帰らないので、警察が対応して欲しい」旭川地裁に4時間半余り、居座り続けた82歳の女を逮捕「裁判所の処分に納得がいかない」

14日午前から午後にかけ、北海道旭川市の裁判所に4時間以上、居座り続けたとして、82歳の女が逮捕されました。 不退去の疑いで逮捕されたのは、旭川市に住む82歳の無職の女です。 この女は14日午前10時15分ごろから4時間半余り、旭川地方裁判所で、退去を要請されたのに、そのまま居座り続けた疑いが持たれています。 警察は、具体的な訴訟の内容などを明らかにしていませんが、女は、民事裁判の結果を聞くため、裁判所を訪れていました。 その後、裁判所から「退去するように申しても女性が帰らないので、警察が対応して欲しい」という通報を受け、駆け付けた警察官が話をしても、女が居座り続けたため、その場で逮捕しました。 取り調べに対して82歳の無職の女は「裁判所の処分に納得がいかない」などと話しているということです。 警察は、引き続き経緯などを詳しく調べています。

「ツール・ド・北海道」死亡事故から1週間、後ろで衝突目撃の選手が証言「事故前に反対車線の走行も…規制コースに対向車来る発想なかった」

自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」の死亡事故は、まもなく発生から1週間…亡くなった大学生の後ろを走行し、事故を目の当たりにした選手が当時の状況、レース中の選手心理などを証言しました。 8日午前11時37分ごろ、上富良野町の道道で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場していた東京都の中央大学の4年生、五十嵐洸太(いからし・こうた)さん21歳が反対車線の乗用車と正面衝突し、死亡しました。 現場は、カーブが連続する片側1車線の山間路で、警察によりますと、自転車の走行車線は富良野署が公式に規制、乗用車が走行の反対車線は、大会側で警備、規制していたということです。 また、大会の運営団体は、現場のコースについて「自転車のはみ出しを禁止していた上、反対車線の車両の通行を規制していた」と説明しています。 現場のコースの通行規制は、午前10時40分~午前11時45分の予定でしたが、その後の警察の調べで、事故は、通行規制の時間内だったものの、規制終了が迫る中で発生していたことが特定されました。 ・警察への通報 午前11時51分 ・消防への通報 午前11時43分 ・事故発生 午前11時37分 こうした中、事故発生時、五十嵐選手と同じ集団内で走行し、衝突を目の当たりにした選手が当時の状況を証言しました。 Q.スタート前の雰囲気などは? 「天気も良くて、気持ち的に選手全員、アグレッシブな感じがあったかもしれない」 Q.選手の中で、この大会の位置づけは? 「国内では最高峰のレースで、UCI=国際自転車競技連合公認でポイントももらえる」 「国内で公道を封鎖してのレースは、なかなかないので、気合が入っていた」 Q.反対車線の走行について、事前に注意喚起などは? 「特に監督から指示は受けなかったが、自分は何度も出場していたし、知っていた」 「知らない人もいたかもしれないが、自分は、基本的に反対車線への進入は避けるべきという認識だった」 大会初日の8日は、北部の旭川市をスタート、十勝岳を上り下りする山間路などを経て、東部の新得町までの174キロでしたが、途中、車両の通行規制があるところ、ないところが交互しています。 Q.実際に走行していて、危ないなと思う場面は? 「事故が起きたコースより手前の片側規制のコースでは、一般車両やトラックがビュンビュン、反対車線を来ていた」 「左端をキープさえしていれば危ないとは思わないが、実際、集団で走っていると、どうしても狭いので(規制がないのに)横に広がって反対車線を走っていた選手もいた」 「反対車線から車が来たら、集団に戻るような形でかわしていた」 「選手皆で『車が来るぞー!』など、声かけもしあってた」 そして、五十嵐選手らの20人くらいの集団は、事故が発生した反対車線も通行規制されていたコースに入ります。 Q.当時の集団の様子、五十嵐選手との位置関係などは? 「20人くらいの集団でした」 「五十嵐選手が先頭から3番目、自分が5番目あたりだったので、すぐ後ろです」 事故が発生したのは、反対車線の通行規制が終了する「8分前」でした。 Q.事故が起きたときの状況は? 「右カーブに差しかかる際、五十嵐選手が勝負を仕かけにインサイドに入ったように見えた」 「操作ミスではなく、自らの操作でインを突いていったように見えた」 「その瞬間に対向車が来て、衝突した」 「あまりに一瞬の出来事で、走り抜けてしまったので、自分たちは、そのまま走り続けることしかできなかった…」 「事故直後、選手間で『注意しろ!』との声かけもあった…」 Q.今、あらためて思い起こすレース中の選手心理みたいなものは? 「そもそも、反対車線に対向車が来るという発想が無かった」 「自分も、通行規制コースを走るときは『対向車が来るかも』と思って走ってはいない」 大会の運営団体は「通行規制のコース内で、車の合流、進入の可能性のある道路が、どこに、いくつあるのかは、こちらで全て網羅しているわけではなく、そうした可能性のある全ての地点に警備員がついていたわけではない」としています。 また、運営団体から委託され、警備員を配置、通行規制の実務を担っていた会社は、下記のように説明しています。 ・第1回から警備を受注し、関わっている ・毎年、一般車両が入るなどのトラブルはあるが、各所の警備や、先導車両の誘導もあり、接触事故などはなかった ・原則、信号機設置場所、大きな枝道、車が入ってきそうな箇所、トンネル等に警備員を配置 ・警備の場所、人数は、運営団体から配置図をもらって決める ・今回のコースは一部、過去にも使っていた事がある ・無線でやり取りをしているが、全員が無線を持っているわけではない ・事故現場付近では、2キロ手前に2人配置 ・十勝岳温泉の突き当りにも複数名配置 ・規制中に車両が入るのは考えにくい ・当日「事故車両が通り抜けていった」という報告は、どこからもなかった その上で、警備会社の担当者は「通行規制中に事故車両が入るのは考えにくい。規制前、すでに、どこからか入っていて、レース中かどうかわからず、動いてしまったのではないか」としています。 一方、乗用車を運転していたのは、63歳の男性でしたが、警察の調べに対しては「吹上温泉に向かうため、規制前だったので、そのまま通行した」などと話しているということです。 事故発生から15日で1週間…警察は今後、道路診断なども行い、安全管理の問題、事故の実態解明をすすめる方針ですが、幹部は「かなり時間がかかる」などの認識を示しています。

【日本ハム】新庄監督「もう2軍に行ってもらって、2軍でも投げささずに」3ラン被弾の石川直也にカミナリ

◆パ・リーグ 日本ハム1―8オリックス(12日・エスコン)  日本ハムは首位・オリックスに敗れ、6連敗を喫した。9回に5番手で登板した石川直也投手は、森に痛恨の3ランを浴びるなど被安打2、与四球1、3失点。新庄剛志監督は試合後に自ら「石川君はちょっともう2軍に行ってもらって、もう2軍でも投げささずに、走り込みとトレーニングで、もう来年に向けてね。僕もすごい期待してるピッチャーだから。そうしてもらおうと」と2軍で再調整させることを決断した。  9日の西武戦(エスコン)に続き、2戦連続失点となり「ちょっと1回変身してもらってね。ニュー石川君を出してもらわないと。ほんとに期待してるから。投げるバランスが悪い。まっすぐも143キロぐらいで。やっぱ148から150投げられる、150超せるピッチャーだから。そのバランスを取り戻してもらうためには、やっぱりランニングとトレーニングと体幹のトレーニング、股関節の柔らかさっていうところも大事になってくると思う。しっかり鍛えてもらってね」と指揮官。建山投手コーチも「求められている場所が負けているゲームを何とか0に、というんじゃない。簡単に抑える石川をイメージしているので、物足りなさはありますよね」と話した。  石川は試合後「もう1回求められている球を取り戻して、作り直したい。思ったフォームでも投げられていない。悔しいです」と厳しい表情で球場を後にした。

「ツール・ド・北海道」死亡事故、現場で警備の会社「規制中、コースに入ったとは考えられない」…追い越しのため“はみ出した”の見方に、疑問の声

8日午前、北海道上富良野町で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場中の男子大学生が死亡した事故…当時、現場を含むコースの通行規制にあたっていた警備会社は「規制中に事故車両がコースに入ったとは、考えられない」などと主張しました。また、死亡した大学生が追い越しのために反対車線に“はみ出した”という当初の見方に、疑問の声が相次いでいます。 8日午前11時40分ごろ、上富良野町の道道で、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場していた東京都の中央大学の4年生、五十嵐洸太(いからし・こうた)さん21歳が反対車線の乗用車と正面衝突し、死亡しました。 現場は、カーブが連続する片側1車線の山間路で、警察によりますと、自転車の走行車線は富良野署が公式に規制、乗用車が走行の反対車線は、大会側で警備、規制していたとしています。 また、大会の運営団体は、現場のコースについて「自転車のはみ出しを禁止していた上、反対車線の車両の通行を規制していた」と説明しています。 現場のコースの通行規制は、午前10時40分~午前11時45分の予定でしたが、警察の調べで、事故は、通行規制の時間内に発生したことが特定されました。 ・警察への通報 午前11時51分 ・消防への通報 午前11時43分 ・事故発生 午前11時37分 乗用車が走行した反対車線の通行規制は、実際、どのうように行われていたのか? 大会の運営団体と、団体から委託され、実際に警備員を配置していた警備会社が取材に応じ、それぞれ下記のように話しています。 <大会の運営団体> ・実務は、警備会社に外注 ・選手全員が通り抜けるか、トップ集団から20分以上遅れた選手が競技停止となるまで規制は解除しない ・規制の延長は正式な運営ルールなく、当日、無線やりとりで現場判断 ・今回の事故は、規制時間内に発生 ・警備員の配置場所は原則、運営団体が指定 その上で運営団体は「通行規制のコース内で、車の合流、進入の可能性のある道路が、どこに、いくつあるのかは、こちらで全て網羅しているわけではなく、そうした可能性のある全ての地点に警備員がついていたわけではない」としています。 <委託された警備会社> ・第1回から警備を受注し、関わっている ・毎年、一般車両が入るなどのトラブルはあるが、各所警備や、先導車両の誘導もあり、接触事故などはなかった ・原則、信号機設置場所、大きな枝道、車が入ってきそうな箇所、トンネル等々に警備員を配置 ・警備場所、人数はツールド北海道から配置図もらって決める ・今回のコースは一部、過去にも使っていた事がある ・無線でやり取りをしているが、全員が無線を持っているわけではない。 ・事故現場付近では、2キロ手前に2人配置 ・十勝岳温泉の突き当りにも複数名設置 ・規制中に車両が入るのは考えにくい ・当日、事故車両が通り抜けていったという報告はなかった こうした状況から担当者は「通行規制中に事故車両が入るのは考えにくい。規制前、すでに、どこからか入っていて、レース中かどうかわからず、動いてしまったのではないか」としています。 乗用車を運転していたのは、63歳の男性でしたが、警察の調べに対しては「吹上温泉に向かうため、規制前だったので、そのまま通行した」などと話しているということです。 さらに、この大会に出場し、当時、五十嵐選手の前方を走行していた選手も、下記のように証言しています。 <前方を走行していた選手> ・選手としても、看板とかで今までお知らせが立っていたが、今回は、あんまり見受けられなかった ・規制されていることを知らない人も、結構いたのでは ・交通規制が緩くなっていたのは、明らかにあると思う ・十勝岳の上り下りは、両側、車両規制だったが、事故の車以外にも、たくさん車はいたし、中にはトラックもいた ・そのような車の規制の甘さが、今回の原因では また、五十嵐選手が前の集団を追い越すため、反対車線に出たとの見方についても、出場選手や過去に出場経験のあるプロの選手から「あの下りのコースの状況では、考えられない」という疑問の声が相次いでいます。 警察は今後、道路診断なども行い、安全管理の問題、事故の実態解明をすすめる方針ですが、幹部は「かなり時間がかかる」という見通しを示しています。 出場していた選手から新たな状況の証言、厳しい指摘も出た今回の事故…警察は、業務上過失致死などの疑いも視野に捜査する方針です。

「自分の性欲を満たしたくて…Hをした」マッチングアプリで知り合った当時17歳の少女と淫らな行為 21歳の男を逮捕

去年5月、札幌市内の自宅で、当時17歳の女性といかがわしい行為をしたとして、21歳の男が逮捕されました。 北海道青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区に住む21歳の男です。 男は、19歳だった去年5月19日、当時住んでいた札幌市白石区の自宅で、マッチングアプリで知り合った当時17歳の女性に対し、未成年だと知りながらいかがわしい行為をした疑いが持たれています。 警察が別の事件の捜査で、女性から事情を聴いたところ、今回の被害が発覚しました。 取り調べに対し、21歳の男は「自分の性欲を満たしたくて18歳未満の子とHをした」と話し、容疑を認めているということです。 警察は、2人が知り合った詳しい経緯などを捜査しています。

「ツール・ド・北海道」死亡事故“片側車線”めぐり参加選手が証言「直接そういったお願いはされていない」

国際競技団体公認のレースで、とても残念な事故です。 国内最大規模の自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」。 今月8日、参加していた21歳の男子大学生が死亡する痛ましい事故が起きました。 平均時速70キロから80キロともいわれる下り坂のコースで対向車線を走るクルマと正面衝突。 ツール・ド・北海道協会 高松泰常務理事 「残念ながら、結果としてこういう事故になりました。大変残念です」 今大会の参加者 「去年は交通規制はきつかったと観戦者から聞いた。今回はあんまり見受けられず、規制されていることを知らない人も結構いたのでは?」 今回のコースを知る元ロードレーサーは… 元自転車プロロードレーサー 小橋勇利さん 「運営のしかたを含めて防げた事故だと思う」 レース中の死亡事故、なぜ、こんなことが起きたのでしょうか? 大雪山系の中を貫く山岳コース。 上富良野町の「道道291号 吹上上富良野線」で事故は起きました。 東京都日野市に住む中央大学4年生の五十嵐洸太(いからし・こうた)さんが、自転車でレース中、対向車線から来た乗用車と正面衝突したのです。 五十嵐さんは、頭や胸を打ち、意識がない状態で病院に運ばれましたが、9日死亡しました。 警察によりますと、五十嵐さんはコースになっていた片側1車線の道路で、前を走っていた集団を追い抜こうとして対向車線に出た際、正面から走ってきた乗用車と衝突したということです。 今大会の参加者 「事故にあったところは右コーナーで、コーナーの先が見えない急なところ。反対車線に車がいると、到底どうもできない場所」 「ツール・ド・北海道」は、国際自転車競技連合が公認する国内最大級の自転車ロードレース。 今年は、道北や道東のあわせて532キロを、3日かけて走破する予定でした。 事故が起きた初日は、旭川市から新得町までのアップダウンが最も激しい過酷なルートです。 特に、美瑛町から十勝岳までの上りと標高1049メートルのピークから200メートルまで峠を一気に下る、山岳コースをどう攻略するか、その「駆け引き」がレースの魅力です。 「ツール・ド・北海道」のテクニカルガイドには、走行方法について、こう書かれています。 「競技のために占有できる道路の幅は左側1車線のみなので、競技者と全車両の運転者は、許された区間以外は左側車線の通行を厳守しなければならない」 「ツール・ド・北海道」では、片側1車線の通行が原則です。 ただし、走行に危険な区間は、主催者側が、自主的に対向車線を規制していました。 レースの規模が大きいため、ルートの全区間を通行止めにすると、住民への影響が大きいためです。 大会本部は、選手たちに、競技要綱や大会前日の監督会議を通じて車線をはみ出さないように知らせてきたと話します。 ツール・ド・北海道協会 高松泰常務理事(8日) 「今日1日目の大会ですが、実は昨日、チーム全員を集めた監督会議、ドライバーを集めたレースセキュリティブリーフィングを開催して、とりわけ片側1車線であるということで、対向車線へのはみ出しは、くれぐれも慎んでいただきたいということをお願いしたところではある」 一方、今回のレースに出た選手は。 今大会の参加者 「片側(車線)のみレースだとは知っていたが、ニュースを見て、前日に片側車線だけでレースするようお願いしたというが、選手に直接そういったお願いはされていない。監督会議で、監督に言っていたのかもしれないが、直接的に言っているという場面はない。自分のチームメイトもそういった認識だった」 元自転車プロロードレーサーで、2019年の大会で同じコースを走った経験もある小橋勇利さんは、大会運営側の問題を指摘します。 元自転車プロロードレーサー 小橋勇利さん 「終始片側車線だと認識している選手もいれば、その区間は両側を使ってもいいと認識している選手もいて、選手に周知がなれせていなかった」 杉本岳洋記者(11日) 「自転車と乗用車が正面衝突した現場がこちらです、花と飲み物が供えられています」 事故現場を見ると、道路の幅は7.3メートルで片側1車線。 自転車から見て、スピードが出やすい下り坂で、右カーブの見通しの悪い場所でした。 主催者が通行止めにしていた区間になぜ、乗用車が入ったのでしょうか? 車を運転していた63歳の男性は、警察の調べに「吹上温泉に行くため、規制前だったので、そのまま通行した」と話しているということです。 現場の通行止めは、「午前10時40分」から「11時45分」まで。 警察によりますと、事故の発生は「11時37分ごろ」。 ということは、乗用車は、規制が始まる前に侵入したのでしょうか? 国内の自転車レースでは、去年9月、鹿児島県で開かれたインカレ自転車競技大会のレースでも、法政大学1年の男子学生が死亡しています。 衝突した乗用車が、なぜ、通行止めの区間にいたのかが原因究明のカギになりますが、この点について主催者の「ツール・ド・北海道協会」は11日、「通行止めエリア内で、車の合流、進入の可能性のある道が、どこに、いくつあるのかは、全て網羅しているわけではありません」と話し、脇道などからの進入の可能性を否定しませんでした。 一方、警備会社の担当者は、「通行止めの規制中に乗用車が入るのは考えにくい。現場の区間を警備していた2名からも事故車両が通り抜けたという報告は来てない」と話しています。 このため、通行止めの規制前に乗用車が進入していた可能性が高くなってきました。 […]

”追い抜き禁止”を各チームに伝達していた…「ツール・ド・北海道」レース事故を受け運営団体の担当者が取材に応じる

事故があった現場 9月8日、自転車レースに参加していた21歳の大学生が死亡した事故で、センターラインを越えて追い抜きをしないよう、運営団体が大会前日に各チームへ求めていたことがわかりました。この事故は8日、北海道上富良野町の道道で自転車レース「ツール・ド・北海道」に参加していた、東京都日野市の中央大学4年生・五十嵐洸太さん(21)が対向車線を走行してきた乗用車に衝突し、死亡したものです。警察によりますと、五十嵐さんは先行集団を追い抜こうと、対向車線にはみ出したところ、対向車線の乗用車と衝突しました。11日、大会の運営団体の担当者がUHBの取材に応じ、大会前日に行われた各チームの関係者3~4人が参加した監督会議で、センターラインを越えて追い抜かないでほしい、という指導を行っていたことを明らかにしました。担当者によりますと、大会で使用する道路の警察への使用許可は片側1車線のみで、反対車線については警察にも許可を得て自主的に規制をしていました。規制していた道路に車が入ってきた理由についてはわかっていない、いうことです。警察は事故の原因について詳しく調べています。

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