Friday, December 8, 2023

73歳、団地でひとり暮らし。ものを増やさないために心がけていること4つ

画廊と美術館での学芸員経験を持ち、現在は美術エッセイストとして活躍中の小笠原洋子さんは、高齢者向けの3DK団地でひとり暮らしをしています。お金を極力使わない「ケチカロジー」という言葉を生み出し著書も上梓している小笠原さんは、極力ものをもたないようにしています。今回は、ものが増えない仕組みについて教えてもらいました。 【写真】整理された押し入れの中身 ものが増えない暮らしを維持できているわけ 私にはもう処分するものがありません。70余年の人生には転居が多く、その都度荷物の載積料を減らすため、できる限りのものを捨ててきたからです。廃棄料は痛手ですが、引っ越すときも転居後の片づけもラクです。思いきり処分するには、契機になるチャンスを逃さないことでしょう。新居で、これまでの家具に囲まれる温もり感もいいと思いますが、家具が少なく床面積が広い爽快感もいいものですよ。 そんな私でも予定外だったタンスや食器棚やベッドを捨てたときは、やや戸惑いを感じましたが、結果的に理想だった簡素な生活空間を実現できたと思っています。今回はものを増やさないポイントを紹介します。 ●収納は収まる分だけにとどめる 暮らしの空間を広げる方法のひとつは、大型の収納用家具自体を少なくすることです。そしてそこに納まる量だけ収納したら、入りきらなかったものは廃棄するという一手です。収納家具そのものを減らすことは、中身も削減することにつながります。 押し入れやクローゼットつきの家なら、そこをフルに生かしましょう。広さ一間の押し入れなら、布団を入れるだけでなく、細かく区分して使いこなすと、よき収納庫になります。わが家には、二部屋に押し入れがあるので、居間にある押し入れは、上段に新旧の仕事上の資料と現在進行形の伝票類を。下段にバッグ類と書類や書籍を収めています。場所に余裕をもたせれば、探しやすく出し入れにも便利です。 また寝室にある押し入れは、上段左半分に布団と手製の吊り棚、右半分に衣類ボックス。そして下段は全部非常用備蓄品です。 ●どうしても捨てられないときの上手な処分の仕方 処分の一例を紹介します。衣類の「いる」「いらない」に困った場合は、まずはお気に入りの数点だけを厳選しておき、収納に収まりきらなかったほとんどの衣類を、一旦大型ゴミ袋に入れていきます。おそらくゴミ袋の中からは、やっぱり捨てられない服が出てくることでしょう。その分量が決め手です。ごく少量にとどめて残してください。 それから捨てるべき服や雑貨などを一気に捨てきることが難しい場合は、心理作戦がおすすめです。一回だけ着たり使ったりして思いきり名残を惜しんでから捨てると、執着も緩和され、徐々に少なくなっていくことを楽しめるはずです。体重を減らすダイエットならぬ、片づけや処分などによる生活ダイエットがいかがでしょう。運動にもなりますし、終わった後のすっきり感も味わえます。 ●リバウンドしないために、捨てるべきは「所有する喜び」 なお大事な点は、たとえばタンスや収納はひとつと決めたら、以後プラスティックの引き出しなどを買いたすのは止めることです。文具にしても調理具にしても、整理整頓のための収納道具は、便利なようですが、ため込む危険がいっぱいです。 一度は思いきり処分したとしても、また家をものであふれさせてしまうことを繰り返しそうなら、「先に捨てるべきは所有の喜び」と心得てください。買い物とは、近代人の“エンターテインメント”ですから、必要不可欠かを選別するより前に、「購買することの快感」をむさぼる行動なのだと考えてみてください。 たとえば、お店の前を通ってもショーウインドウは見ない、飾りものの世界と思う、または雑誌の見本だと思う。買わずに先を行く勇気と、そんなチャレンジ精神を養ってみましょう。 ●「衣類リスト」をつくり、所有物を把握する 衝動的に買いたくなる気持ちを抑えるには、まず自分が所有しているものを把握することも手です。いくら服を持っていても把握をしていなければ、毎日なにを着ようか困ってしまいます。 私は、このように「衣類リスト」をつくっています。コート、スーツ、ワンピース、セーター、スラックス、ブラウスやシャツ類など、カテゴリごとに所有しているものを書き出します。バッグまで書き出せれば上級です。なにを着ようか迷ったとき便利なだけでなく、分類することで片づけができて不用品も発見しやすくなります。 私はこれを高校時代に家庭科で学び、手札サイズのカードに手書きでリスト化しました。今ならパソコン入力してプリントアウトできるのでラクですよね。でも減増するたびに印字し直すことを考えると、鉛筆で手書きのアナログ方式のほうがいいかもしれません。 このような仕組みをつくることで、無理なくものが増えない生活を実現できています。

「片づかない家」に多い収納グッズ3つ。50代なら今すぐ手放して

便利だと思って買った収納グッズが、じつは「片づかない原因」になっていることも。片づけの仕事でさまざまなおうちを訪れる機会が多いライフオーガナイザーの下村志保美さん(自身も50代)が、とくに50代以降は手放してほしい収納グッズについて教えてくれました。 【写真】収納力が2倍になるはずが…<ゲタ箱編> 元気な50代のうちに手放しておきたい「収納グッズ」3つ 片づかない原因になっている収納グッズの実例を3つご紹介します。ぜひご自宅の場合と比べてみてください。 ●1:押し入れサイズの「衣装ケース」 押し入れのように奥行きのある収納場所は目一杯それを活用したくなります。その場合、奥行きが70cm前後の押し入れ用の衣装ケースを使うことに。 が、奥行き70cmの引き出しをフル活用しようとすると、それを引き出すために手前にも70cm+自分が入るスペースが必要になります。案外このスペースが取れないために引き出しをすべて出せず、結局奥のものは使われない、または奥になにが入っているのかわからない…ということになります。 またこれくらい大きな引き出しいっぱいにものを詰めると、重くなって引き出すことが億劫になることも。せっかくの収納がもったいないですよね。 押し入れの奥行きを生かしたいなら、奥行きが浅いタイプの収納ケースに買い替えましょう。季節ごとに前後を入れ替えるとか、奥は「使わないけど絶対に捨てない」という思い出のものを入れるスペースにしてみてはいかがでしょうか? ●2:中身がわからなくなる「見えない収納」 中が見えないタイプの収納グッズを使うと、ごちゃごちゃ感が払拭され、スッキリとした印象になります。実際この手の収納はずっと人気です。 しかしどんどん記憶力が衰えてくる50代以降、中が見えないとなにが入っているのかわからなくなったり、そもそも持っていることを忘れてしまったり…。「死蔵」や「重複買い」の原因になってしまいます。 じゃあ、ラベリングをすれば解決するのかというと、残念なことに50代は視力も衰えてきます。大きな文字でラベリングをするのも方法ですが、いっそのこと中になにが入っているのかパッとみてわかる透明な収納ケースを選んだ方が、50代以降には優しい収納になります。 ●3:便利そうで、じつは「面倒な収納」 たとえば靴の収納量が2倍になるという便利な収納グッズ。 狭い玄関、ゲタ箱の救世主のようですが、普通に靴を並べるより、その靴を使いたいときにひと手間、しまうときにもうひと手間、そして掃除のときにはその収納グッズまで掃除しなくてはいけない手間が生まれます。 たくさん入ればその分湿気と汚れもたまりますから、靴が傷みやすくなる可能性も。 本当にそこまで手間をかけてまで靴をたくさん持っていたいのか? 靴を厳選したほうがラクではないのか? 今一度ご自身に問いかけてみてください。 じつは私もこのタイプの収納グッズを持っていましたが、使わないときに比べ棚板1段の高さが必要になり、棚板1枚分つまり1段分の靴収納量が減り、結果的に「2倍収納」にはなりませんでした。 ●50代はシニア世代の準備期間 50代はまだまだ現役で働く世代で、「老後」ということはまだ先のように感じられます。 ただ逆にいうとだからこそ、老後への準備がしっかりできる体力と経済力がある時期。 片づいた家で居心地よく暮らすために、今一度、家じゅうの持ち物や収納を見直してみてはいかがでしょうか。

「片づかない家」から出てくるもの3つ。一度家に入れると危険なお土産とは

片づかない家には共通点がありました。片づけのお仕事でさまざまなおうちに行くことが多いライフオーガナイザーの下村志保美さんが、片づかないおうちにありがちな「お土産」の3つのパターンについて教えてくれました。 「片づかない家」にありがちな危険なお土産3つ 一度家に入れると溜まりがちな、危険なお土産とはなんでしょうか。3つのパターンをご紹介します。 【写真】珍味や調味料…死蔵しがちなお土産例 ●危険なお土産1:「いつか使おう」と思いつつ死蔵しがちなもの お土産でいただくお菓子や名産品のビン詰めなど、賞味期限が長ければ長いほど「いつか食べよう」「なにかのときに使おう」と後回しにして、気がつくと期限ぎれ。 また女性向けであれば、使い捨てのフェイスパックなども死蔵しがち。「旅行のときに便利そう」と洗面台の引き出しに入れてしまい、気がつくと数年経過。見つけたときには結局、怖くて使えなかった、なんてことも…。 こんな経験はだれでも一度や二度はしているはず。 お土産は旅先の「楽しかった、おいしかった」の気持ちのおすそ分けのようなものですから、その気持ちをいただく意味でも、すぐに使うようにしましょう。 私は一時期、岩塩やハーブソルトをいただく機会が多かったのですが、普段の料理に使うだけで少し風味が変わり、いつものお肉もグレードアップした気分になりました。 自分でわざわざ買わないものだからこそ、早めに使うといいと思います。 ●危険なお土産2:旅先のテンションで買った「自分へのお土産」 旅行先ではテンションが高まり普段買わないようなものを「自分へのお土産」として購入した経験はありませんか? 私は普段ぬいぐるみなど飾る趣味がないのに、テーマパークに行くと「かわいい!」と「絶対欲しい!」と思って購入してしまうことも。帰宅して数日すると「どこに飾ったらいいのだろう」と困惑し、結局数年後寄付した…ということがありました。 もちろんほかにも、食器や雑貨など「せっかく来たのだから」「ほかでは手に入らないから」と買ってしまったものがたくさんあります。 この経験を踏まえて、旅先でなにかが欲しくなったら「どこに置く?」「1か月後もそれが欲しいと思う?」など何度も自分に問いかけて、ほぼ買わなくなりました。 買っておけばよかった…と思うこともありますが、だからといって改めて買いに行くほど欲しいわけでもないので、買わなくていいものだと思っています。 ●危険なお土産3:趣味ではないのに「頂いたものだから」と手放せないもの お土産、とくに人にもらったお土産は「せっかく頂いたのに使わないと申し訳ない」。そんな気持ちになってしまいます。 Tシャツやタオルなど腐らないものは手放しどきもわかりにくく、「困ったな」と思う自分がまるで悪い人になった気分にもなりがちです。ですが逆の立場になって考えると、自分があげたお土産が相手を困らせていると思うと「すぐに捨てて!」って思いますよね。 お土産ってじつはものそのものではなく「気持ち」のやり取りだと私は思っています。あげる側の相手を思う気持ちはもちろん、相手への義理を果たす気持ち、旅行が楽しいという気持ち。 そしていただく側の「気にかけてくれてありがとう」という気持ち。その「気持ち」と、「お土産そのもの」をきり離して考えてみてはいかがでしょうか? 自分の好みではないものは、お気持ちだけいただいて早めに必要な方に差し上げたほうが、気持ちもものも無駄にしなくてすみます。 ●お土産は旅行の楽しみのひとつ お世話になっている人や留守を頼んだ人たちの顔を思い浮かべながら、旅先でお土産を選ぶのは楽しい時間。また「楽しい旅行の記念に」「せっかく来たのだから」とあれこれ選ぶのも旅行の楽しみのひとつです。 ですが、整理収納サービスでご訪問したおうちで、じつは困りものになっているのが「お土産」というのもまた事実。せっかくの楽しいお土産を残念なものにしないためにも、今回ご紹介した上記3つを意識してみてくださいね!

「イケア」が開発した新ソファは、なんと「封筒」に入っちゃう!?

「封筒に入るソファ」という、「どういうこと!?」とツッコまずにはいられないアイディアが発表された——。 常識を覆すようなソファを生み出したのは、「IKEA(イケア)」のイノベーションラボ「SPACE10」。デザイン事務所「Panter&Tourron」と協力し、『Couch in an Envelope』というコンセプトを考案したそうだ。 このソファは折りたたみが可能で平らに梱包できるため、まるで封筒に入っているように見えるらしい。重さはわずか10キログラムしかなく、持ち運びや運搬がしやすいんだそう。 モジュラーデザインが採用されているため、ソファの形をカスタマイズしたり、複数を組み合わせて大きなソファにしたりが可能とのこと。 しかも、組み立てや解体に工具は不要なんだとか。 また、このソファは環境に配慮されたデザインで、リサイクルできるアルミニウムフレームや生分解される生地などを素材に採用しているらしい。 従来のソファはリサイクルの難しさから埋め立て地に捨てられることが多いため、『Couch in an Envelope』はゴミ問題を解決する可能性を秘めているという。 なお、ソファの開発には「Runway」や「Midjourney」のようなジェネレーティブAIが活用されているとのこと。初めはなじみのあるソファが生成されたそうだが、「リサイクル可能」「サステナブル」などを加えていったところ、今回のソファにたどり着いたそうだ。 もしかしたら、テーブルやクローゼットのような身の回りにある家具のデザインやカタチも、じつは当たり前ではないのかもしれない——。 Reference: Couch in an Envelope: Challenging Design Archetypes with AI Top image: SPACE10, photo by Seth Nicolas

50代、ニトリで出合った「最高の引き出し」。小さな机に置いたビフォーアフター

元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さん。家でパソコンを使っている際に「ちょうどいい高さ」にするのが難しく悩んでいたところ、ニトリで出合った家具がちょうどフィットしたそうです。詳しく伺いました。 【Before→After】ニトリの引き出しを追加したワークスペース ニトリの「引き出し」が小さなワークスペースにぴったり コロナ禍にオンライン会議をする機会が増えました。パソコン作業時には、つくりつけの机を使っています。いつもは高さがちょうどよくても、オンライン会議の際、下から自分が映るのは避けたい。そこで必要になってくるのが、パソコンの高さ調節に使うパソコン台(というかその代わりになるもの)。 デザインのこだわりは多くないのですが、重くて動かしづらいもの、処分に迷う価格のものは必要ないと決めていました。そして、ただの台ではなく、収納にも使えるものがいい。 以前は、さえないとわかっていながら、高さがちょうどいいい赤い靴箱を利用。イスの高さ調節とこの箱で、パソコンと自分の顔の高さのバランスを取っていました。 ●ニトリで出合った白い引き出しをパソコン台に でもある日、ニトリで出合ってしまいました。 「リバーシブル引き出し ブレッタ A4 3段」(幅35×奥行24×高さ15cm)、なんと1990円! 高さがちょうどいいだけではなく、パソコン幅とも絶妙に合います。しかも、ただの「台」ではないのがメリット。机周りで必要なものがすべて収納できてしまうというありがたさです。 引き出しはリバーシブルで、木目調か白か、表に出る色を選ぶことができます。 赤い靴箱を置いていたときに比べて、色が統一されてすっきりしました。 ●狭いスペースを活用するもうひとつの工夫 今どきの家では当たり前のワークスペース。22年前に家を建てる際、父の助言でクローゼット部分を減らしてまでこのスペースをつくって本当によかった。オンライン会議でこんなに活躍するとは思いもしませんでした。 ただ、卓上が広くはないため、引き出しとパソコンを置くと、書類や資料をパソコンの脇に並べることになり、見にくくなります。 そこでわが家では、机の下に動かせるタイプのテーブルを追加。使わないときには机の下に押しこんで収納。リモートのときには引き出して使っています。 ●2つの工夫で「収納力」と「作業スペース」が増えた 狭いつくりつけのワークスペースの下にテーブルを仕込んで作業台に。 さらにニトリの引き出しを見つけたことで、机の上に「収納力のあるパソコン台」が誕生。狭いワークスペースがさらに便利になりました。 家で作業することが多い方は、狭いスペースを活用する2つの工夫をぜひ参考にしてください。

築47年の小さな団地で母子4人暮らし。使いにくい「壁つけキッチン」間取りの解決法

54平米の小さな団地で3人の子どもと暮らすシングルマザーのライター・宮本玲花さん。団地特有の「壁つけキッチン」間取りで、キッチン作業台と冷蔵庫が離れているのが負担になっていたという宮本さんに、「キッチンワゴン」を使ったアイデアを教えていただきました。 冷蔵庫までの距離が遠い団地のキッチン。「キッチンワゴン」で快適に 団地の壁つけキッチンは、冷蔵庫や食器棚が横並びになりやすい間取り。調理中の移動距離が長くなり、家事効率が悪くなってしまうのが難点です。 【写真】流し台と冷蔵庫が遠い!団地のキッチン とくにわが家は、キッチンのすぐ横が洗面脱衣所の入り口になっているので、キッチンから冷蔵庫までの距離が遠く、行ったり来たりする負担がストレスに…。 そこで、キャスターつきのキッチンワゴンを使い始めたところ、効率的に料理できるようになり家事ラクが実現しました。 ●冷蔵庫の食材や調味料を運ぶための1段目は、第2の作業台としても活躍 ワゴンの1段目は調理中以外あえてなにも置かず、冷蔵庫の食材や調味料を運ぶための専用スペースを確保しました。朝食時はヨーグルトやジャム・納豆などを、夕食時は調理に使う調味料や食材などをまとめて運びます。 手で運ぼうとすると一度に持てる量が限られてしまい、何度も往復することもありましたが、ワゴンなら1食分の食材や調味料がすっぽり入ります。 調理中は第二の作業台としても活躍しますし、調理が終わればそのまま冷蔵庫まで楽々移動できます。 ●丈夫でサビにくい収納用品に、常温保存の食材を収納 ワゴンの2段目は、ふりかけやのり・常温で保存できる食材や調味料を収納するスペースとして使っています。 調理中はキッチン横にあるワゴンも、食事の時間はダイニングテーブルの横に移動。子どもに「ふりかけ取って!」と言われても、立ち上がらずにその場でさっと取り出せます。 食材を入れているのは、無印良品のトタンボックス。丈夫でサビにくいの素材なので、水がはねやすいキッチン周りで使うのも安心です。 ●使う頻度に合わせて収納場所を工夫する ワゴンの3段目は、パンやシリアル、ジャガイモ・ニンジン・タマネギといった常温保存の野菜などを保管しています。「朝しか手に取らない」など、使う頻度の高いものは上段へ、使う頻度の低いものは下段に収納することで、腰をかがめる負担を軽減。 また、重いものを下段に置くことで、移動する際もワゴンが安定するよう工夫しています。 S字フックでかけたメッシュバックには、ポリ袋や使い捨てふきんを収納。ワゴンのデッドスペースに、料理本や保存袋などもまとめました。 ●キッチンワゴンを活用して、家事ラクな団地のキッチンへ 冷蔵庫や食器棚までの距離が遠く、調理中の移動が負担になりやすい団地のキッチン。 家事効率を上げてラクに楽しく料理するには、キャスターつきのキッチンワゴンが大活躍します。 壁つけキッチンの間取りに不便を感じている方は、取り入れてみてはいかがでしょうか。

68歳、暮らし上手が手放せない「無印良品」グッズ4つ。50個購入したお気に入りも

シンプルで機能的なアイテムがそろう「無印良品」。暮らしに取り入れている人は多いですよね。心地よい空間づくりの提案をする青柳啓子さん(68歳)も愛用者のひとり。家じゅうで活躍しているお気に入りグッズを教えてもらいました。 シンプルだから長く使える。暮らし達人愛用の「無印良品グッズ」 青柳さんが「以前からよくのぞいていた」という無印良品。シンプルでベーシックな機能美の魅力をあらためて感じ、積極的に取り入れているそう。近所で気軽に買いたせることも、愛用したくなる大きな理由だとか。 【写真】衣装ケースの“目隠し”もおしゃれに工夫 ●上質紙フラットに開くノート、両端がつかえる鉛筆キャップ 覚え書きのメモはノートに清書 レシピや健康法など、さまざまな情報整理はこのノートで。「開きやすさはもちろん、何冊も重ねた形も立方体で美しい」(青柳さん以下同)。短くなった鉛筆もキャップを使えば最後まで使いきれます。 ・ノート A5 80枚 各¥650  ・キャップ 2本入り ¥100 メモしたレシピや感想を書き込み、楽しく使いこなしています。「鉛筆は銀座・伊東屋のオリジナル。消しゴムつきで書きやすいんです」 ●ポリプロピレンケース・引出式・深型 たわみにくく引き出しやすい クローゼットの収納は、以前はナチュラルなカゴを使っていましたが、重ねられる引き出し式ケースに変更。「最初2個だけ購入し、優秀だったので少しずつ増やしてご覧のとおり。衣類、書類はこれにおまかせです!」 ・幅26×奥行き37×高さ17.5cm 各¥1490 ゴチャつきが目立たないよう、白く塗った段ボールにフランス語で花の名前を書いておしゃれに目隠し。中身がわかりにくいものはラベルも併用。 ●ポリプロピレン小物ケース・L 携帯用アクセサリーケースとしてもぴったり コサージュやビーズのコレクションなど、細かなものの収納に活用。「フタがカチッと閉まり、旅行中のアクセサリー入れにも便利。積み重ねたときにムダがない四角い形もいいですね」 ・縦7.5×横11×高さ4.6cm 各¥190 ●ポリプロピレン歯ブラシ 極細毛 ナチュラルな佇まいと毛先のやわらかさがポイント 数種類あるなかでも、毛先がすべて細くて当たりがやわらかいタイプを愛用。「優しく細かく磨けます。洗面所で静かになじむデザインもいい感じ」 ・¥250 この特集で紹介したアイテムは、撮影時(2023年1月末)に各店舗で販売されていたアイテムです。本誌発売時には、仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了していたり、価格が変更になる可能性もありますので、ご了承ください。価格は一部編集部調べです。 『これからの暮らし by ESSE vol.04』では今回紹介した以外に、50代~70代の暮らし達人が「買ってよかったもの、ずっと大切にしたいもの」や、老後のお金の不安まるごと解決、飛田和緒さんとめぐる「大人の湘南・鎌倉」、坂東眞理子さんの人生お悩み相談、糖質オフ2品献立、自律神経整え習慣など50代以上の暮らしに沿った情報が満載。

68歳、暮らし上手が「愛用するアイテム」3つ。布スリッパをやめて取り入れたものとは

お気に入りのものに囲まれて暮らしたいけれど、なかなかこれ! といったものを探すのは難しいですよね。そこで今回は、もの選びに定評のあるライフクリエイター・青柳啓子さんが「買ってよかった!」と太鼓判を押すアイテムを教えてもらいました。 使いやすくて見た目もスッキリ!お気に入りのリビンググッズ 青柳さんの審美眼がもっとも発揮されているのが、毎日のように使う日用品。インテリアになじむデザインでありながら、丈夫で扱いやすく、日々大活躍しています。 【写真】デスクファンは壁かけもできて便利 ●無印良品の壁掛式CDプレーヤー 家事を楽しい時間にしてくれます 音楽や語学CDを気軽に楽しめるプレーヤー。「白いキッチンになじむシンプルなデザインと、ひもで引くアナログなスイッチがお気に入り。壁かけなので場所もとりません」(青柳さん以下同) ・幅17.2×奥行き4.1×高さ17.2cm 550g ¥14900 ●キャトル・セゾンのデスクフォールディングファン アイボリー コンパクトで置く場所を選ばない優れもの 昨年買って、大正解だった充電式デスクファン。「音が静かで、軽くて持ち運び簡単。壁かけもできます。キッチンでは強め、寝室では弱め、と風量の調整もしやすく、家じゅうで活躍!」 白×木目調のデザインがお部屋のインテリアにマッチ。 ・幅18.8×奥行き17.1×高さ29cm ¥4378(私の部屋リビング) ●イデーのバブーシュS 手入れすれば長く愛用できます 傷みが目立つ布スリッパをやめ、最近バブーシュにチェンジ。「すっきりとしたデザインがいい。ときどきかたく絞った布で汚れを落とし、陰干しすると長くきれいに使えます」 ・22~24cm ホワイト、ライトブラウン 各¥3850 この記事で紹介したアイテムは、撮影時(2023年1月末)に各店舗で販売されていたアイテムです。本記事公開時には、仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了していたり、価格が変更になる可能性もありますので、ご了承ください。価格は一部編集部調べです。 『これからの暮らし by ESSE vol.04』では今回紹介した以外に、50代~70代の暮らし達人が「買ってよかったもの、ずっと大切にしたいもの」や、老後のお金の不安まるごと解決、飛田和緒さんとめぐる「大人の湘南・鎌倉」、坂東眞理子さんの人生お悩み相談、糖質オフ2品献立、自律神経整え習慣など50代以上の暮らしに沿った情報が満載。

ものづくりに挑戦するなら、3Dプリンターよりも断然コレ!

ものづくりを始めようと考えているものの、なかなか最初の一歩が踏み出せない……。そんな人が気軽に創作にチャレンジできる、最強に便利なプロダクトをご紹介したい。 立体物の制作に取り組んでみようと思ったとき、事前に揃えておく製品として最初に思い浮かぶのは、おそらく3Dプリンターだろう。プロダクトのデザインさえ作ってしまえば、造形の作業はプリンターが自動でやってくれ、手間を大幅に削減することができる。 一方で3Dプリンターは、樹脂などの特定の素材しか使用することができなかったりと、場合によっては創作の幅が制限されてしまうこともある。 そこでオススメなのが、中国の3Dプリンター製造企業「ELEGOO」が先日販売を開始したこちらの製品だ。 一体なんの機械なのか?答えは、「レーザー彫刻機」だ。 レーザー彫刻機というと、平面にみぞを掘って刻印するような用途が思い浮かぶかもしれない。もちろん、ネームプレートに名前を刻んだり、マグカップに写真を描いたり、iPadの背面に模様を追加したりといった刻印機らしい作業もできるが、同マシンの機能はそれだけではない。 2Dシートの素材を切り取って重ね合わせ、フォトフレームや建築模型をクラフトしたり、紙箱やカードホルダーなど立体物を作成することもできてしまう。 使用できる素材は多種多様で、紙から革、ゴム、木、竹、アルミニウム、ステンレス、石、さらには陶器といったさまざまな素材に対応できる。 製作できるものは他にも、ジグソーパズル、ボードゲーム、グリーティングカード、革製品、さらには携帯電話やノートパソコンなどの金属製の製品など、まさに可能性は無限大。 共有 ピン こちら共有 フリップ ワッツアップ ポケット 312株式    © Yanko Design – Form Beyond Function / Pinterest また、他の一般的なレーザー彫刻機の場合、面倒なセットアップが必要だったり、仕組みを理解するまで説明書を読み込まなければならなかったりするが、こちらは使い始めるまでもいたってカンタン。 タッチパネルとスマホアプリで直感的に操作できるため、初心者にも非常に使いやすく、作業工程の一部始終にかかる時間は簡単なものならわずか数分と、思い立ったときにいつでも試作をすることが可能だ。 もうひとつ、レーザー彫刻機を検討する際には、彫刻・切断する際に出る煙や粉じんがネックになりがちだが、この製品には空気清浄機があらかじめ内蔵されているため、ストレスなく快適に製作を行える。 マシン自体の外観も、洗練されたメタルのデザインが非常に美しく、圧迫感を感じさせないつくりとなっているため、インテリアに響きにくいのが嬉しいポイント。 使いやすさがつまったこちらの製品だが、現在Kickstarterにて、応援価格で購入が可能だ。 ラインナップとしては、10Wレーザーを搭載した通常版と、木、竹、革などのより厚く硬い素材にも対応する20Wレーザーを搭載したプロ版が揃えられている。 価格は270ドル(約3万7000円)〜。3Dプリンターでそこそこ高精細のものを作ろうとすると5万〜10万円はかかってしまうことを考えれば、なかなかリーズナブルではないだろうか。 応募期間が迫っているものの、圧倒的な支援金額が示すとおり注目度はかなり高く、市販展開は必至だろう。 詳しくはコチラから。 排煙フィルターとレーザーヘッドファンにより、彫刻中に発生する煙や粉塵をフィルターポートに効果的に導き、不快な臭いを軽減します。 Phecda に電力を供給するのは、Phecda または Phecda Pro のどちらを選択したかに応じて、10 W または 20 W の出力を備えた小型ながら強力なレーザー モジュールです。モジュールは頑丈で正確な X/Y 軸上に設置され、火花から目を守り、彫刻/切断プロセスから出る煙を防ぐ着色されたカバー内に包まれています。その後、煙は Phecda の内蔵空気清浄機に送られ、作業エリアが煙で満たされることがなくなります。Phecda の排気口からは浄化された空気が排出されるため、他のレーザー彫刻機のように追加の空気清浄機に散財する必要はありません。 過去に複数の 3D […]

本当に使える「イケア」の収納アイテム。机の上もキッチンもすっきり

リーズナブルな北欧雑貨が大人気の「イケア」。ここでは、使い勝手抜群の便利グッズをご紹介。大ヒットアイテムの進化版は要チェックです! イケアおすすめ収納新商品 定番の人気アイテムがバージョンアップして登場するなど、便利な商品をチェック! この記事のすべての写真を見る ●ヴァッテンカール ノートPC/モニター用スタンド 小物やキーボード、資料が収納できて、PC回りもすっきり。写真で2段になっている棚は、必要に応じて1段にして使うこともできます。 好みの高さに調節してPC回りをすっきり整頓 見やすい位置になるよう、モニターの高さを自在に変えられるスタンド。デスク収納としてはもちろん、棚の中に置いて仕切りとしても使えます。無垢材のナチュラルな質感も魅力的。 ・バーチ 幅52×奥行26×高さ14cm 2999円 ●クラッリグバスケット 大人気のバスケットがコンパクトになって登場 天然素材の質感が人気のバスケットに、ひと回り小さなサイズがお目見え。持ち手を出しても、上半分を折って中身を見せても楽しめます。フローディスとサイズ違いで並べてもかわいい! ・シーグラス(水草)直径16×高さ9~17cm 999円 ●リーサトルプバスケット 仕切り付き 定番のバスケットにニュータイプが仲間入り 人気のリーサトルプに木製の仕切りつきタイプが登場。中身が倒れにくいので、ノートパソコンや資料、仕事道具などの整理にぴったり。見せる収納としても、家じゅうで活躍すること間違いなし。 ・上/幅33×奥行24×高さ11cm 1799円、下/幅33×奥行24×高さ23cm 2999円 ●アヴステーグ キッチンカウンタートップオーガナイザー 調味料からカトラリーまで! キッチン収納の救世主 キッチンのあきスペースに適したコンパクトなラック。頻繁に使う調味料やスパイス、キッチンツールを並べておけば、調理中にさっと手を伸ばせて取れてストレスフリーに。 ・幅40×奥行21×高さ34cm 2499円 奥にはナイフホルダー、横にはまな板・鍋敷きホルダーがついているのも便利。ずれにくいよう、底には滑り止めがついているから安定感も抜群。 ●スコースタル シューズオーガナイザー 傾斜を調節すればハイカットの靴も収納可能 靴を重ねて収納し、靴箱のスペースを有効活用できるすぐれもの。上段の高さを3段階で調節できるから、フラットなサンダルからハイカットスニーカーまで、幅広く対応できます。 ・ブラック 幅11×奥行27×高さ19cm 299円 フラットなスニーカーは傾斜を低くするなど、しまう靴に合わせて高さを調節。じゃまにならないシンプルな黒のデザインも使いやすい。 この記事で紹介したアイテムは、撮影時に各店舗で販売されていたアイテムです。仕入れ状況によって同じアイテムがない場合や、すでに販売終了している可能性もあるので、ご了承ください。

Would you like to receive notifications on latest updates? No Yes