プロボクシングへの転向を表明した“キックボクシング界の神童”那須川天心(24=帝拳)が9日、東京・後楽園ホールでプロテストに臨んだ。プロ格闘家としての実績を認められ、6回戦出場が可能なB級を受験。当日計量は58・0キロのスーパーフェザー級で、ヘッドキャップと14オンスのグローブを着けて3月20日に日本スーパーバンタム級タイトルマッチを控えている日本同級1位の南出仁(27=セレス)と3ラウンドのスパーリング、シャドーボクシングを行う。合否はテスト後すぐに発表される。
那須川は昨年6月に東京ドームで開催された「THE MATCH」で元K―1王者の武尊に判定勝ちし、キックボクシングを“卒業”。昨秋から帝拳ジムでボクシングの練習を始め、11月には米ロサンゼルスで合宿を行った。今年1月15日、自身のSNSで「帝拳ボクシングジムでプロボクサーになるための準備を進めています」とボクシング転向を正式表明。2月4日には「新人」というつぶやきとともに、プロテスト申込書の画像をSNSにアップしていた。関係者によると、プロデビュー戦は4月上旬に都内の会場で予定されている。