中国内陸部・湖北省武漢市で医療保険制度の変更に不満をもった市民による大規模なデモが起きました。制度変更の背景には「ゼロコロナ政策」による地方財政圧迫があるとの見方も出ています。
こちらは8日、湖北省武漢市の市政府の庁舎前で起きたとされる抗議デモの映像です。
香港メディアなどによりますと、市政府の医療保険制度の変更により毎月支給されていた医療手当、1人当たり5000円相当が1000円前後にまで引き下げられたことを受け、多くの市民が理由の説明や元に戻すことなどを求め市庁舎に集まっていたということです。
政府が制度を変更する背景には大規模なPCR検査を無料で続けた「ゼロコロナ」政策が地方財政を圧迫したことがあるとの見方も出ていて、こうしたことから市民が不満を強めている可能性があります。