NHKは8日、2月末をもって定年退職する武田真一アナウンサー(55)がキャスターを務める「ニュース きん5時」の後任として高瀬耕造アナウンサー(47)が担当すると発表した。
武田アナは90年に入局。報道畑を中心に00年から平日正午の「NHKニュース」や、08年4月から10年間は平日夜の「ニュース7」のMCを担当。さらに16年には紅白歌合戦の総合司会、17~21年まで「クローズアップ現代+」のキャスター、を務めるなど“NHKの顔”として活躍。視聴者から“たけたん”の愛称で親しまれた。21年に大阪放送局へ異動。朝ドラ「舞いあがれ」のナレーターを務め、大阪制作の情報番組や「ニュース きん5時」へ出演した。
NHKでは55~60歳の間に自身の希望により定年退職となる規定があり、武田アナは決断した。退社後は4月スタートの日本テレビ系新情報番組「DayDay.」(月~金曜前9・00)のMCに就任する予定。
高瀬アナは「ニュースLIVE!ゆう5時」(月~木曜後5・00)に出演中。17年4月から22年4月1日まで「おはよう日本」のキャスターを務め、午前7時45分からの「関東甲信越」のエンディングの締めで、後番組である連続テレビ小説についてひと言触れる、いわゆる“朝ドラ送り”が人気だった。