南極のフジテレビ取材班から、冷たい海の底に広がるサンゴの花畑の映像が届いた。
氷に閉ざされた南極の海。
フジテレビ取材班の水中ドローンは、水深30メートルの海底へ。
水温が低く、深海のような過酷な環境の海底にも、色とりどりのサンゴや海綿が生息し、花畑のような光景が広がっていた。
南極の海の生物にくわしい、東京家政学院大学の岩見哲夫教授によると。
岩見教授「大きい海綿だと、100年以上たっているのも見つかっています。低温ですからゆっくり成長していくので、長生きっていうのが多い」
さらに、岩見教授が標本ではなく、生きている姿を初めて見たという珍しい魚も。
岩見教授「メガネカモグチウオってやつですね。腹びれで体を支えているところなんか、本当に生きていないとわからないですよね。非常に貴重な情報だと思う」
水中ドローンが捉えたありのままの姿は、海水温の変化などがもたらす影響を調べるうえでも、貴重な映像だという。