Saturday, March 25, 2023

NY外為市場=ドル上昇幅拡大、雇用統計の影響続く 円は下落

[ニューヨーク 6日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇幅を拡大し、対ユーロで4週ぶりの高値を更新した。先週発表された1月米雇用統計が米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化観測を再燃させた。

ユーロは対ドルで0.6%下落し1.0724ドル。1月9日以来の低水準となった。

マネックス証券のオペレーション&トレーディング担当副社長のジョン・ドイル氏は「3日発表の雇用統計は25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを確実にしたほか、年内利下げの可能性を低下させた」と指摘した。

英ポンドは0.2%下落し、1カ月ぶりの安値となる1.20245ドルを付けた。トレーダーは10日の10─12月期国内総生産(GDP)発表や利上げペースに関するイングランド銀行(英中央銀行、BOE)政策委員の発言に注目している。

円は米ドルに対して1%以上下落した。日本経済新聞電子版は6日、政府が黒田東彦日銀総裁の後任として、雨宮正佳・日銀副総裁に就任を打診したと伝えた。

サクソバンクのストラテジストは、雨宮氏は「候補者の中で最もハト派的であり、新総裁の下で日銀の政策正常化が進むという期待に反する」と述べた。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインはほぼ変わらずの2万3015ドル。

ドル/円 NY終値 132.65/132.68

始値 132.07

高値 132.90

安値 131.93

ユーロ/ドル NY終値 1.0730/1.0734

始値 1.0764

高値 1.0782

安値 1.0710

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Would you like to receive notifications on latest updates? No Yes