料理研究家のリュウジさんがツイッターで飲食店経営の難しさなどをつづり、SNSで話題になっている。
6日夜、「なんで自分のお店やらないんですか?」という質問に対し、リュウジさんはツイッターで「まず飲食店ってのは旨いのは勿論、毎日何十人、多ければ何百人に同じクオリティを保ち、朝から仕込みや掃除を行いスタッフの確保や飲料の仕入れや店舗の家賃や食品ロスによるコスト管理、お客さんにきていただくための接客を学び、お店の雰囲気や立地なども考えなければならない」と回答。そのうえで「むしろ料理以外の所も滅茶苦茶難しいから相当なスキルと覚悟がないと出来ないです」と説明し、「僕が飲食店やるなら料理研究家辞める覚悟で死ぬ気でやらなきゃいけないので多分無理です。お店やってる料理人の皆様は本当にスゴい、だから皆もお店をリスペクトして使わせてもらおうね」と呼びかけた。
この投稿は大きな反響を呼び、ネットユーザーからは「飲食関係の企業に勤めてたから、このアンサーに赤ベコ状態」「特に個人のお店をされてる方は全て自分の責任で全てを管理しないといけない。少し考えるだけでものすごく大変そうだと思う」「マジでこれよ!料理だけでも、死にものぐるいのスキルが必要なのにそれ以外もってホンマに超人やで」などの声。また、「両国にあったバズ酒場リュウジって、あれは経営には入ってなかったんですか?」といった質問も寄せられ、リュウジさんは「あー…あれは監修ですね まあ、なんというか信頼出来る仲間と直営でやるのがいいです」と回答した。
さらにリュウジさんは「これ飲食店に迷惑かけてる人は勿論、やたら横柄な人や無下にこき下ろしてるリスペクトが欠けた人達に伝わったらいいな」と当該ツイートを引用リツイート。「俺は人生の師匠に『飲食店とお客さんは対等、お店は使ってもらってる立場だが自分も使わせてもらっている立場というのを忘れるな』って教えられたよ」という師の言葉も紹介した。飲食店での迷惑行為が相次ぐなか、この投稿も「客と店の相互の感謝精神ってのは大事ですよね」「正論すぎる」「リスペクト大事」などと反響を呼んだ。