ロベルト・デ・ゼルビ監督が、イングランドを席巻する三笘薫について語った。ブライトンの地元紙『The Argus』が2月7日付けで伝えている。
シーズン当初は途中出場が続いていた25歳の日本代表MFは、カタール・ワールドカップ前辺りから先発起用され出すと、キレキレのパフォーマンスでゴールを量産。今冬にエース格だったレアンドロ・トロサールがアーセナルへ移籍したなか、瞬く間に攻撃の中心となり、プレミアリーグで6位につけるブライトンを力強く牽引している。
現在3戦連発中で、直近7戦でなんと5ゴールをマーク。11月の初ゴールから得点数は7(プレミアリーグでは5)に達した。
この大活躍を受け、常々「二桁得点を達成しろ」と発破をかけていた指揮官は、たまらず目標を上方修正。勢いの止まらない新エースに熱い期待を寄せ、こう口にしたのだ。
「彼は今、何点取っているんだ? 7点か。今、私は得点数の目標を上げなければならない。我々はミトマと(ソリー・)マーチのゴールが必要なんだ。それに(デニス・)ウンダフと(ダニー・)ウェルベックも同じだ。どちらも(4日のボーンマス戦で)素晴らしいプレーをしながらゴールはなかったが、私は彼らが好きだ」
また、サイドでプレーする三笘とは、試合中にも積極的にコミュニケーションを取っている事実を明かした。
「彼はいつも私の近くにいる。私にとっては指示を出すことがとても重要なんだ」
ボーンマス戦で叩き込んだ2試合連続の劇的弾で、香川真司(当時マンチェスター・ユナイテッド、2012-13)と岡崎慎司(当時レスター、2017-18)が持つ、プレミアリーグでの日本人シーズン最多得点記録「6」にリーチをかけた。まずはこの記録を更新したうえで、どこまで数字を伸ばせるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部