記者やデスクがとってきた気になるニュースの裏側を解説する「ウラどり」。
アメリカで気球を撃ち落とされた中国は、反発の中にも抑制的な態度が見られる。
アメリカの発表には「遺憾」を表明し、ブリンケン国務長官の訪中延期も「尊重する」とし、対抗措置も留保した。
注目のウラ情報は、「今はほほ笑み外交モード」。
コロナ禍で落ち込んだ経済の回復が大事な中国にとって、日本やアメリカとの関係を維持しておきたい本音もある。
今回の事態は中国自らが招いたものでもあるが、強硬な姿勢を取る「戦狼外交」は、今のところ影を潜めている。