<フィギュアスケート:全国中学校大会>◇7日◇長野市ビッグハット◇女子フリー
ジュニアグランプリ(GP)ファイナル女王で全日本選手権3位の島田麻央(14=京都・広野中2年)が2連覇を飾った。
ショートプログラム(SP)に続き、フリーもトップの126・51点を記録。合計197・06点で頂点に立ったが「全体的に少しスピードがいつもよりなかったと思う。悔しいんですけれど、最近の試合で(トリプル)アクセルを決めることができていなかったので、そこの面では良かったかなと思います」と振り返った。
トリプルアクセル(3回転半)、4回転トーループと大技2本の成功を目指したフリー。冒頭で3回転半を1・60点の加点で決めたが、続く4回転トーループは転倒となった。後半のサルコー-トーループの連続3回転も、後半のトーループで珍しく転倒。悔しさをかみしめ「緊張と、4回転を失敗してしまったので『(この後のジャンプで)失敗できない!』というところで、スピードが出なかったのかなと思います」と原因を自己分析した。
それでも2年連続で中学生年代の日本一をつかみとった。次の大舞台は初出場となる世界ジュニア選手権(2月27日~3月5日、カナダ・カルガリー)。日本女子では16年の本田真凜以来、7年ぶりの頂点も射程圏内となる。ジュニア1年目の中学2年生は「世界ジュニアこそ、2本(3回転半、4回転トーループ)成功させることが目標です」と言い切り、まずは内容にこだわる。【松本航】
◆女子最終順位
<1>島田麻央(京都・広野中2年)197・06点
<2>櫛田育良(京都・宇治中3年)185・68点
<3>中井亜美(千葉・南行徳中2年)184・31点
<4>柴山歩(京都・立命館宇治中3年)182・03点
<5>和田薫子(愛知・前津中1年)174・63点