熱々のラーメンの話題です。
外食にかける金額で新潟市が8年連続の山形市を抑えて日本一となってから1年。2月7日、最新の調査結果が発表されます。二連覇か、王座奪還か前日の様子を取材しました。
熱々の湯気をたててすする!すする!
2月6日もラーメン好きの客で店が埋まりました。新潟市中央区にあるラーメン店「たまる屋」です。人気の一杯が背脂マーボーメンです。マーボーのあんには数種類の辛みをブレンドし奥深い味わいに。とろみが強く中太麺にたっぷりと絡みます。
《食レポ》
「山椒がピリッとくるんですけどあんの旨味と甘みがしっかり効いてて濃厚でおいしいです。これは新潟でしか食べられないですね」
〈たまる屋女池インター店 斎藤翔太副店長〉
「こんなこと言うのもあれですけど…負ける気がしないですね」
実はいま、“ラーメン日本一”をかけた熱い戦いが新潟市と山形市で繰り広げられているのです。
総務省が毎年発表している家計調査で新潟市は去年「年間のラーメン支出額」で1位に!それまで8年連続トップを独走していた山形市をわずか300円差で上回りました。
連覇を狙う新潟市の中原市長は…
〈新潟市 中原八一市長〉
「新潟といえばコメと酒なんですけど、それに加えてラーメンもありますよと。ぜひ、2年連続で日本一、実現できればと思っています」
一方、王座奪還を狙う山形市は…
〈山形市ブランド推進課 高橋大課長〉
「新潟も手ごわいなと。ただ、山形も負けていないぞと。市民の盛り上がりによって12月、間違いなく逃げ切ったんじゃないかなと思います」
実は山形市、今年度の予算でラーメンのPRに2300万円を計上するほど力をいれているのです。
2月6日、庁舎で印刷されていたものは…「ラーメン消費量日本一奪還」と書かれた横断幕。1位を奪還した暁には「ラーメンの聖地・山形市」として宣言するといいます。
〈山形市ブランド推進課 高橋大課長〉
「ラーメン店の方々も2位陥落したことをきっかけに1位に返り咲いてラーメンの町おこしをしていこうと盛り上がってると思いますし、1位を奪還させていただいて、山形市のラーメンの魅力を全国に発信できる機会になれば」
一方、王者として迎え撃つ新潟市も負けてはいません。
〈新潟市民〉
「食べに来るのは1週間に1回くらい」
Q山形には負けない?
「山形には負けないですね」
〈関東から訪れた人〉
「山形でもラーメン食べたことあるんですけど、ぼくには合わなかったので、新潟頑張ってほしいです」
〈たまる屋女池インター店 斎藤翔太副店長〉
「味噌だったらこの店だとか、背油系だったらこの店みたいなお客さんが求めているラーメンがいっぱいあるから、そこが新潟の良さなんじゃないかと思います。やるからには2年連続を狙いたいですよね」
ラーメン日本一の栄冠は新潟市、山形市どちらの手に。結果は2月7日の午前8時半に発表されます。